scanimage を使用してスキャン設定を調整する

scanimage アプリケーションはコマンドラインのみのアプリケーションで、最初に検出したスキャナおよび標準のスキャン設定を使用します。 このコマンドによりスキャンが実行され、PXM または TIFF 形式でイメージが保存されます。 コマンドラインオプションを使用することにより、スキャン設定の指定が可能です。

コマンドオプション

機能

ip-address

プリンタの IP アドレス

プリンタの IP アドレスを指定します。

user-name

ユーザー名

ユーザ名を指定します。

profile-name

プロファイル名

プリンタに送信されるプロファイルの名前を指定します。 同じユーザ名の範囲内では、各プロファイルに固有の名前を付ける必要があります。 ユーザ名が異なっていれば、他のユーザが使用しているプロファイル名を利用できます。

content-type

Text

Text/Graphics

Photo

スキャンする原稿の種類を選択します。

scan-resolution

75

150

200

300

400

600

スキャン解像度を選択します。 すべてのプリンタのすべての解像度がオプションとして表示されます。 選択した解像度がスキャンを実行するプリンタでサポートされていることを確認してください。

mode

1-bit Black & White

8-bit Grayscale

24-bit Color

カラーモードを選択します。

original-size

Letter

Executive

Legal

A3

A4

A5

A6

B4

B5

JIS-B5

Tabloid

Oficio (Mexico)

Folio

Statement

Universal

Custom Scan Size

ID Card

3x5 Photo

4x6 Photo

Business Card

Book Original

Auto Size

Mixed Size

スキャンする原稿のサイズを指定します。 すべてのプリンタのすべての原稿の大きさがオプションとして表示されます。 選択したオプションがスキャンを実行するプリンタでサポートされていることを確認してください。

scan-both-sides

no

yes

両面スキャンを実行します。 選択したデバイスに両面スキャナが付属していることを確認してください。

orientation

portrait

landscape

縦または横を選択します。

brightness

1-9

明度を 1 ~ 9 の範囲で選択します。

contrast

0-5

コントラストを 0 ~ 5 の範囲で選択します。

source

Single Page

Multiple Pages

スキャンする原稿が 1 枚なのか、複数ページなのかを指定します。

negative-image

ピクセル値を反転させたい場合に指定します。

background-removal

-4-+4

カラー原稿をスキャンするときに、汚れを除去し、背景のシェーディングを薄くします。

color-dropout

なし

取り除きたい色を選択します。

color-dropout-threshold

0-254

カラードロップアウトの質を 0 ~ 254 の範囲で選択します。

mirror-image

スキャンする原稿の左右反転イメージを作成します。


たとえば、以下の設定でスキャンを実行するには

IP アドレス

192.168.1.10

プロファイル名

Application

原稿サイズ

Legal


コマンドラインで、scanimage --ip-address=192.168.1.10 --profile-name=Application original-size=Legal > /tmp/image.pxm と入力します。

メモ: