■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.84 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ 当メールは、IBMプリンター友の会にご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 <<< 目次 >>> 1. Expressポートフォリオ対応モデルにInfoprint5577追加のお知らせ 2. 新しいソリューションのご紹介 〜OAプリンター・セキュリティー・ソリューション〜 3. Infoprint1000Jの面白い使い方 4. プリンターの置換えに当たって注意すること-6- ■====================================================================■ ■ Expressポートフォリオ対応モデルにInfoprint5577追加のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●IBM Expressポートフォリオ・モデルは次の特徴を兼ね備えた、製品提供方法です。 ☆お求めやすい IBM Express ポートフォリオは、お求めやすい価格を設定しています。余計な 性能や不要なライセンスに投資する必要はありません。 ☆すぐ届く IBM Express ポートフォリオは、お客様に最適なスペックや機能を予め搭載しています。 そして、例えばプリンターなどは、通常3.5営業日以内の短納期出荷(*)を実現。 あなたのビジネスを停めることはありません。 *:短納期とは現在の在庫状況から予測される最短の出荷日です。ご発注が 集中した場合などは出荷時期が遅れる場合もございます。 ☆専門知識がいらない IBM Expressポートフォリオは、IBMの経験や実績に基づいた最適構成で お届けしているため、到着後、短期間で業務にお使いいただくことができます。 また、システムの運用管理もIBMとパートナーが一丸となってバックアップ。 ITの専門スタッフが社内にいない、そんな心配はもういりません。 ●プリンターのIBM Expressポートフォリオ・モデルに、昨年末に発表出荷された 「Infoprint5577」に「5年間のサービスパック」を付けたモデルが追加されました。 以下のような価格と構成になっています。 モデル IBM 印刷速度 最高 インターフェイス サービスパック ダイレクト価格 複写枚数 5577C5S 438,900円 90字/秒 計6枚 Ethernet+USB2.0 5年間オンサイト (税別418,000円)(180字/秒) 双方向パラレル (保証期間も含む) 月〜土8:00〜20:00 5577D5S 543,900円 150字/秒 計8枚 Ethernet+USB2.0 5年間オンサイト (税別518,000円)(300字/秒) 双方向パラレル (保証期間も含む) 月〜土8:00〜20:00 なお、5577-WCBは販売中ですが、5577-VCAはお蔭様で完売しています。 詳細や見積もりは以下のサイトをご覧ください。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/express/5577.html ■====================================================================■ ■ 新しいソリューションのご紹介 ■ ■ 〜OAプリンター・セキュリティー・ソリューション〜 ■ ■====================================================================■ ●いよいよ「OAプリンター・セキュリティー・ソリューション(LOGモード)」 が、近日ご提供可能になります。一般的にオフィス・アプリケーションの印刷では、 「誰が」「どこで」「何を」「いつ」「何ページ」出力したかを特定することが 困難です。また、印刷物の紛失や、必要のない大量の出力、機密性の高い文書を 印刷して放置したままといった状況が、多くのオフィスで発生しています。 こういった状況は、セキュリティーの面から考えると非常に危険で、情報漏洩の 原因となっていて、対応が急務となっています。このような問題に対して、 このセキュリティ・ソリューションを適用するすることによって、 「誰が」 「どのプリンターで」 「どのファイルを」 「いつ」 「何ページ」 印刷したかを追跡できるようになります。クライアントPCからの印刷情報を 追跡し、オフィス印刷のセキュリティーを確保することにより、クライアント・ レベルでの情報漏洩リスクを低下させることが可能になります。 ●当ソリューションは、ソフトウェアで実現するものです。Windowsドライバー 経由の出力に対応していて、プリンターのメーカーには依存しないことが、 大きな特徴です。そのため、複数メーカーのプリンターが混在している お客様環境にも即、導入して効果を現すことが可能です。 ⇒当OAプリンター・セキュリティー・ソリューション・ホームページ: http://www-06.ibm.com/jp/printer/solution/windows/office_security.html ⇒問い合わせ先(デモのご依頼・資料請求など) 日本アイ・ビー・エム株式会社プリンティング・システムズ事業部 ソリューション営業推進 Tel  :03-5563-3886 E-mail:STST@jp.ibm.com 担当者:田中 聰 ■====================================================================■ ■ Infoprint1000Jの面白い使い方 ■ ■====================================================================■ ●これは、あるお客様から教えていただいた、Infoprint1000Jを、RPCSモードの ドライバーの機能を使って活用する方法です。ホスト・システムからのPCOMM経由の 印刷に多いケースですが、ホスト・システムからは文字や数字と言ったデータしか 送られてきませんが、そこに罫線や社名等の固定データを重ね合わせて印刷したい というご要望があると思います。こういった場合、今まではオーバーレイの 仕組みを使ってきましたが、実際にはそれも大変な作業になります。そこで、 RPCSドライバーの機能を使って、EXCELで作成した罫線や固定データと重ね合わせて 印刷する方法をご紹介します。 ●「合成する帳票イメージの作成」 1. EXCELを使って、罫線や固定データ等の入った帳票のイメージを作成します。 2. 作成した帳票イメージを合成用ファイルとして保存します。 2-1. EXCELのメニューで「ファイル」⇒「印刷」⇒「プロパティ」から、 プリンター設定の中の、基本タブ内左下の「印刷方法」を「合成用データと して保管する」と指定します。 2-2. その下の「印刷方法の詳細」ボタンを押します。 2-3. ファイル名(***.rpo)を指定して、「OK」を押します。 2-4. 「印刷設定」ウィンドウを閉じ、EXCELの「印刷」ウィンドウの「OK」ボタンを 押します。(※この操作により、帳票イメージはPC上に合成用イメージとして 保存されます。紙への印刷は行われません。) ●「印刷データの合成」 ここでは、RPCSのドライバーの機能を使った印刷になりますので、PDT印刷では ありません。(文字データだけの印刷では、問題が発生する可能性は低いと 判断しました。) 3. iSeriesのプリンター・セッションの画面で、「ファイル」→「プリンター設定」を 指定して、設定ボタンを押します。その結果、RPCSドライバーの「印刷設定」 ウィンドウが開きます。 4. 「編集」タブで、「スタンプ印字/合成」にチェック・マークを入れます。 5. 「合成の追加」ボタンを押して、任意の「合成名」を入力し、「参照」ボタンを 押して、「2-3.」で保存した帳票イメージのファイル名(***.rpo)を指定します。 ※合成名は、合成時の設定等を保存しており、一度保存すれば、リスト・ボタンで 表示され、次の印刷時に呼び出すことができます。 6. その後、今までどおりの印刷操作を行えば、EXCELの帳票イメージと ホスト・データが合成されて印刷されます。 ■====================================================================■ ■ プリンターの置換えに当たって注意すること-6- ■ ■====================================================================■ ●前回は、古いレーザー・プリンターから単純に、同じレベルの新しいレーザー・ プリンターへの置き換えの事例をご紹介しました。違うタイプのプリンターへの 置き換えの事例として、今回はインパクト・プリンターからレーザー・プリンター への置き換えの場合をご紹介いたします。 ●今までは、iSeriesからPCOMMプリンター・セッション経由で、5577-K02 インパクト・プリンターに印刷していました。5577-K02の保守が終了したことや 複写用紙を使用しなくなったことから、レーザー・プリンターへ置き換えることを 検討し始めました。置き換えに当たっては −iSeries上のアプリケーションは変更しないこと −15x11インチ・サイズの複写用紙に印刷していたデータを、A4横長に縮小して 印刷すること −両面印刷しても良い帳票は両面印刷し、紙の消費量を減らしたい −プリンターはLAN接続して、iSeriesからの印刷のみでなく、EXCEL等Windowsからの 印刷にも共用したい。 −従って、縮小や両面印刷の指定を操作パネルではなく、なるべく自動的に行われる ようにしたい というように要件を決めました。 ●「用紙」の観点ではレーザー・プリンターへの置き換えなので注意が必要です。 今回は実績の点から、通常のコピー機に使用しているタイプと同じものを 使用することにしました。また、「耐久性」に関しては、5577-K02の仕様がA4用紙で 平均4,000枚/月です。レーザー・プリンターでは新しく、一般のPCアプリケーション からの印刷にも使用することは枚数が増える要素になりますが、複写用紙が減った分 iSeriesからの印刷枚数が減っていることも考え合わせて、5577-K02と同等の耐久性が あれば良いと判断しました。 ●「互換性」の観点では、IBM以外のプリンター・メーカーのレーザー・プリンター では、「5577エミュレーション」と言って、5577レベルのコマンドやIBMと互換の ようですが、「縮小」「両面印刷」といったレーザー・プリンター独自のコマンドは 各メーカー独自で決められていて、相互の互換性はありません。そこで、IBMによる サポートや、APWやHPTでもサポートされていることを考慮して、IBMの「PAGES」を 持ったプリンターを選択することにしました。そうなると、5589-L36か Infoprint1000JのPAGESモデルを選択することになります。耐久性の観点では、 5589-L36が、平均5,000枚/月、Infoprint1356Jが、平均4,000枚/月であること、 「価格」の観点で、5589-L36ではLANカードがオプションとなって更に高くなるため、 Infoprint1356J PAGESモデルを選択することにします。 ●予め、IBMプリンター・ホームページでPAGESオプションのマニュアルを読むと Windowsアプリケーションの印刷とiSeriesからの印刷の切り替え、即ちPAGESモードと RPCSモードの切り替えがスムーズに行くには、PDTファイルの記述に追加が必要で あることや、RPCSドライバーの設定が必要なことも分かりました。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/manual/ip1000j_pages_use.html また、iSeriesからの印刷において、自動的に両面印刷になるようにするには、 PDT(正確にはPDF)ファイルの編集が必要であることや、WSファイルの編集も必要で ある(UseDefault=Y)ことが、同じプリンター・ホームページで分かりました。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/dpdfpdt.html 最終的には、両面印刷用のプリンター・セッションと片面印刷用のプリンター・ セッションを2つPC上に登録し、各々別装置名でiSeries上は登録することで、 使い分けることにしました。以上の作業によって、望み通りにA4横長に縮小して 両面、若しくは片面で印刷できるようになりました。 ●Infoprint1356Jへの置き換えによって、5577よりもスループットが大幅に向上した ことや、両面印刷によって紙の使用量が減ったことは予想以上に良かったのですが、 消耗品がインク・リボンからトナー・カートリッジと、更にメンテナンス・キット に変わることで、ランニング・コストの単価は上がりました。なるべく「両面印刷」を 活用することで枚数を減らすことに努めるようにしようと考えました。 次回も、違うタイプのプリンターへの置き換えの事例を元にご説明します。 返信先→IBMプリンター友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com