■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.57 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ ☆★☆★☆★☆★ご活用いただいています。「友の会広場」☆★☆★☆★☆★ URL=> http://www-6.ibm.com/jp/printer/fannews/bulletin.html このお知らせの内容に関するご質問も、是非書き込んでください。 ユーザーIDやパスワードが分からなくなった方は、この返信メールでお問合せくだ さい。 <<< 目次 >>> 1. 「5400用Windowsドライバー」公開のお知らせ 2. 第14回iSUCでの講演のお知らせ 3. Telnet5250Eに関わる最近の話題から ■====================================================================■ ■ 「5400用Windowsドライバー」公開のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●IBMプリンター・ホームページをご覧いただいている方は、既にお気づきのことと 思いますが、この度「5400ライン・プリンター用Windowsドライバー」を 公開しました。URLは以下のとおりです。 http://www-6.ibm.com/jp/printer/download/dwin2k54.html ●今まで、5400ライン・プリンターをWindows環境で使用される場合は、通常5577 モードを前提として、5577用のドライバーをお使いいただくよう、お知らせして きました。この新しい「5400用」のドライバーは、5577用ドライバーでは 活用しきれない5400プリンター独自の機能を活用することができるものです。 ホームページにも書かれていますが、主な機能としてはドライバー上で; −高速/超高速印刷モードの切り替え −コピー強化モードの選択 −WindowsのTrueTypeフォントの内蔵フォントへの置換え、その拡大印刷の指定 −拡大・縮小印刷の指定 −余白、行間隔、イメージ・データの明るさやコントラストの調整、ハーフトーンの パターン選択 が可能になっているがあります。 ●印刷モードやコピー強化モードが選択可能であることは、プリンターの傍へ行って 操作パネルで設定変更する手間を省きます。TrueTypeフォントの内蔵フォントへの 置き換えは、印刷データ量の削減によるスループットの向上や、半角英数文字を 簡単に内蔵のOCR-Bフォントを置き換えることができるといった効果があります。 余白の設定は、用紙をセットする位置との関係に注意する必要がありますが、帳票を 設計するに当たって、柔軟性が増えます。ハーフトーンやイメージの印刷を行うことは 少ないと思いますが、実はWindows95/98系からWindows2000/XP系に置き換えた時に イメージ部分の印刷が粗くなったという問題を解決することが、このドライバーに よって可能になりました。 ●Windowsの対応バージョンは、「Windows2000/XP/2003サーバー」となります。 また、対応するプリンターは、5400-006以降の「5400」プリンターになりますが、 ドライバーから出力されるデータは、「5577形式」ですから、実は5577系の シリアル・プリンターにも、実質的には使用できる可能性大ということになります。 また、このドライバーは、弊社プリンター開発チームでゼロから作ったものです。 試しにお使いいただいて、使用感を是非「友の会広場」に書き込んでください。 よろしくお願い申し上げます。 ■====================================================================■ ■ 第14回iSUCでの講演のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●今年もiSUCの季節がやってきました。今年は「第14回」ということで、札幌 コンベンション・センターで、11月12日(水)から14日(金)まで行われます。 今年も例年のように、IBMプリンターとしても1時間のセッションを14日(金) 9:30から10:30に「これからの印刷はこうやる」と題して行います。 ●概要としては、以下のようにご案内しています。 多くのiSeriesユーザーのお客様は「LAN経由の印刷でもスプール管理したい」 というLANを前提とした印刷への移行をお考えです。しかし、実際には スプール管理の問題もあって、困っていらっしゃる方も多いと思われます。 IBMプリンティング・システムズ事業部からのご提案は、従来の資産を守りつつ スムーズな移行と、スプールの管理が可能であること、そしてLANを使うことの 付加価値として電子ファイル化やリモートでの印刷です。このセッションでは 最新の動向や具体的な方法、そして実行していらっしゃるお客様の事例を ご紹介いたします。  ●もし、会場にいらっしゃる方がありましたら、107-2の部屋にお越しください。 ■====================================================================■ ■ Telnet5250Eに関わる最近の話題から ■ ■====================================================================■ ●Telnet5250Eでの通信回線(WAN)の容量の目安 プリンターが、Twinax接続からLAN(TCP/IP)接続に変わると、LAN上のトラフィック が増えます。どの程度の影響を与えるかを予め想定するために、印刷データだけに 関する“必要な通信速度の目安”の計算式を以下にお知らせします。 <データ量の前提条件> 15“x11”用紙、6LPI、半角文字(1byte)60字/行の時のデータ量/ページ とします。 <1ページ当たりの全データ> 通常、文字データに対して、罫線等のSCSコマンドが付加されて約20%増加します。 また、Telnet5250Eでは転送データは、通常700byte単位のパケットに分割され、 1パケットに対して送受信のために130byte付加されます。 従って、1ページ当たりの全データ量は、 60x6x11x1.2 + (60x6x11x1.2)÷700x130 = 5,662 byte/ページ <プリンターの印刷速度を守るデータ転送速度> プリンターの印字速度が1,000行/分(5400-L10プリンター)の場合、1秒当たりに 印刷できるページ数 1,000÷60÷66=0.25 ページ/秒 上記1ページ当たりのデータ量と掛け合わせると、必要なデータ転送速度は 5,662x0.25 = 1,430 byte/秒 = 11.4k BPS 1000行/分の速度を出すには、最低限11.4kbpsの転送速度が必要ということです。 ●Telnet5250E接続のプリンターとIP電話の関係 iSeries下でIP-VPNを使ったIP電話を導入したら、印刷できなくなったという報告が ありました。 IP電話では、VoiceのDelay Timeを少なくするため、パケットの細分化を行います。 このお客様のケースでは、途中のルーターでMTUの値を小さく設定して、パケットを 細分化するように設定しました。(1,450 → 360byte) その結果、そのルーターで印刷データも細分化され、その細分化されたデータを 受信したプリンターが、再構成できなくなり印刷できなくなったようでした。 そこで、OS/400上で、そのプリンターのIPアドレスに対して、 「MTU自動調整*YES」 に変更しました。これによって、OS/400が初めにプリンターのIPアドレスに対して、 パケット・サイズを徐々に小さくしながらpingを送り、pingが返ってきた時の パケット・サイズをそのIPアドレスに対するMTUと設定します。その結果、 プリンターに必ずデータ届く大きさのパケットで通信されるようになったわけです。