■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.44 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ ☆★☆★☆★☆★ご活用いただいています。「友の会広場」☆★☆★☆★☆★ URL=> http://www-6.ibm.com/jp/printer/fannews/bulletin.html このお知らせの内容に関するご質問も、是非書き込んでください。 ユーザーIDやパスワードが分からなくなった方は、この返信メールでお問合せくだ さい。 <<< 目次 >>> 1. 5400-006ライン・プリンター、LANカード用マイクロコード"V1.11" 2. UCC/EAN128バーコードとIBMプリンター 3. 電子帳票ソリューション"WPM"の基礎-5-(WPM Web i-Suiteセミナーのご案内) ■====================================================================■ ■ 5400-006ライン・プリンター、LANカード用マイクロコード"V1.11" ■ ■====================================================================■ ●"5400-006"ライン・プリンター(LANフィーチャー付きの場合)のLANカードの マイクロコード(内部制御プログラム)は、IBMプリンター・ホームページの中の "ユーティリティー"のページで、最新版を提供していますが、この度"V1.11"に 更新されました。マイクロコードの更新は、通常技術員が行ないますが、お客様 ご自身で行なうこともできるように、ホームページで提供しています。実際に更新を 行なう時には、十分に注意してください。特にプリンター内でプログラムを 書き換えている間は、何の変化もありませんが終了すれば自動的に再起動しますので 「絶対に途中で電源を切らない」で下さい。 ●この"V1.11"では、以下の修正が施されています。 −Telnet5250Eモード ○電源投入時に、既に登録済み外字に関するTable作成法を修正。 これによって、追加された外字のみダウンロードすることができない問題が 解決します。 ○パワーオン自動接続タイマー値を、Other Settingからも設定可能に変更。 従来、一部のインテリジェント・ハブにおいて、プリンターを接続したポートが Activeになるタイミングと、プリンターが電源投入されてAS/400に接続に行く タイミングが不一致を起こすため、プリンターがAS/400とすぐに接続できないと いう問題がありました。初期設定メニューの「パワーオン ジドウインサツ」が 「オン 5フン」に設定されていれば、「5分」後に再び接続しに行くため、その 時点では接続できるのですが、5分待てないお客様のために、新たに「20秒」や 「10秒」という短い間隔で接続しに行くよう設定できることになりました。 ただし、「20秒」なら20秒間隔でパケットを送りますので、LAN上の トラフィックは多くなります。 ○デバイス名の後ろに空白が付加されてしまう問題を修正。 これによって、デバイス名に関する一部の障害が解決されます。 −LPRモード ○タイムアウトでファイル受信を停止できるように変更。 タイムアウト値を選択して、設定できるようになりました。 ○マイクロコードの書き込み時に、LANマイクロコードが更新されない問題を修正。 従来、LPRコマンドを使って、マイクロコードのファイルをプリンターに書き 込んで更新する時に、一部のファイルが更新できていないという現象が起きる ことがありました。今回、2度に分けて書き込むことによって解決しています。 ■====================================================================■ ■ UCC/EAN128バーコードとIBMプリンター ■ ■====================================================================■ ●最近、「"EAN128"というバーコードをIBMプリンターで印刷できますか?」という お問い合わせをいただくことが、だんだん増えてきました。これは、財団法人「 流通システム開発センター」から出された「UCC/EAN-128による標準料金収納ガイド ライン」(−正確、迅速な代理収納を目指して−2002年7月より実施)に始まります。 ●皆様のところに、電気/ガス/水道料金や受信料等の払込票が、三つ折はがきに 印刷されていて、コンビニエンス・ストアで支払いできるようになったダイレクト ・メールが届いたことがあるかと思います。これは、上記センターにより1987年に 制定された、JANコードを使った代理収納です。バーコードが、3段、4段となって しまうJANコードを、新たに"EAN128"に変更することによって、バーコードは1段と なるため、以下のようなメリットが期待されています。 @コンビニでのオペレーションを簡略化し、オペレーションの効率を上げること。 A4段の場合、バーコードのスキャンの順番のミスにより請求書発行企業側での 収納業務のトラブルが多いため、1段になることによって未然にトラブルを防げる。 ●EAN128は、世界標準のCODE128を元に作成された規格です。記録密度が高いこと、 チェック・デジットの精度が高いことが特長です。バーコードの内容は、以下の ように44桁のデータを表現しています。 項目 内容 桁数 1. 識別子 91を使用 2 2. 請求書発行企業コード 9または5+メーカー・コード 6 3. 自由使用欄 発行企業の顧客番号等 21 4. 再発行区分 発行回数(0:初回、1:1回目) 1 5. 支払い期限日 YYMMDDで表示 6 6. 印紙フラグ 0:貼らない、1:貼る 1 7. 請求金額 円単位 6 8. 全体チェック・デジット 計算方式:モジュラス10 1 計44桁 この桁数を1行で、しかもコンビニエンス・ストアの店頭で使用されているスキャナー で読み取れる幅=60mmの中に印刷することがプリンターに求められているわけです。 ●上記ガイドラインの中では「少なくとも300dpi(ドット/インチ)以上の解像度の プリンターが必要」と謳われています。解像度とモジュール幅等の関係は以下の とおりとされています。 解像度 最小モジュール構成 最小モジュール幅 バーコード幅 可否 240dpi 2ドット 0.212mm 66.05mm × 300dpi 2ドット 0.169mm 53.84mm ○ 480dpi 3ドット 0.159mm 50.87mm ○ 600dpi 4ドット 0.169mm 53.84mm ○ ●また、圧着はがきに印刷して圧着すると、インパクト・プリンターで使用している インク・リボンのインクでは、反対面に写ってしまうという問題もあり、解像度も 考慮すると、IBMでお勧めできるプリンターとしては、以下の600dpiの AFPプリンターになります。 −カット紙用:Infoprint2000、Infoprint2105/2085、Infoprint70 −連続用紙用:Infoprint4100、Infoprint4000、Infoprint3000、Infoprint250 ■====================================================================■ ■ 電子帳票ソリューション"WPM"の基礎 -5- ■ ■ 『WPM Web i-Suite電子帳票ソリューション』セミナーのご案内 ■ ■====================================================================■ ●前回のお知らせでご紹介した「WPM Web i-Suite」の、お客様、及びビジネス・ パートナー様向けセミナー(デモや事例紹介を含む)を下記の要領で開催することに なりました。現在AS/400上で使用されている帳票を簡単に電子化できる、この ソリューションを実際に見てみたい、どんなものか知りたいと思われる方は、奮って お申し込みください。よろしくお願い申し上げます。 ●【日時】 9月9日(月) 15:00〜17:00 【場所】 日本IBM 箱崎事業所 818セミナールーム 【対象】 お客様、IBMビジネスパートナー様、IBM社員 【内容】 『WPM Web i-Suite電子帳票ソリューション』概要/デモ/事例紹介 【参加費】 無料 【申込み方法】 お名前/御社名/部署名/電話番号をご記入の上、このお知らせの返信e-mailにて お申込みください。(EB71228@jp.ibm.com) 【受付締切】9月6日(金) 定員25名(先着順にて受付させていただきます)