■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.23 ■□■ ■□■      http://www.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆ 前回のアンケートに対するご協力ありがとうございました。 ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆ お蔭様で17名の会員の皆様に、非常に前向きで好意的な回答を ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ いただきました。誠にありがおとうございました。今回の ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 結果を参考に、更に皆様の役に立つ友の会にいたします。 ☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ 今後ともよろしくお願い申しあげます。 ☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ <<< 目次 >>> 1. キャンペーンのお知らせ ★2001年1Qキャンペーン 2. "LPR"に関する注意 ★"PortMonitor"のご紹介など 3. AFPプリンターの基礎 ★連載第十九回 4. アンケート集計結果 ■====================================================================■ ■ ♪♪PCプリンター2001年スタート・キャンペーンのお知らせ♪♪ ■ ■====================================================================■ ●いよいよ2001年が始まり、PCプリンター・キャンペーンも一新されて1/31(水) から始まりました。今までのPCプリンター・キャンペーンよりもお買い得な機種も あります。 ●今回のキャンペーンの特徴は、以下のとおりです。 ☆売れ筋の「5577-SCA」「5577-TCB」「5587-LCB」は引き続きお買い得価格で ご提供 ☆「5584-KCB」「4322-LAN」「4332-LAN」については割引率を1〜5%アップ ☆期間中にibm.comダイレクトでお申し込みいただき、キャンペーン・モデルを 総額30万円以上お買い求めいただいたお客様には、もれなくWorkpad(860250J) をプレゼント ●キャンペーン・モデル ・5584-KCB(5584-K14+2.4mケーブル) : \94,540(42.0%Off) ・5587-LCB(5587-L20+2.4mケーブル) :\110,400(40.0%Off) ・4320-LN1(Infoprint20+高速イーサー+16MB):\191,400(40.0%Off) ・4322-LAN(Infoprint21+Ether10/100+32MB):\147,600(40.0%Off) ・4322-CB1(Infoprint21+専用ケーブル+64MB):\149,600(32.0%Off) ・4332-LAN(Infoprint40+高速イーサー) :\324,800(44.0%Off) ・4308-LN1(Infoprint Color8+高速イーサー+16MB):\263,340(43.0%Off) ・4308-CB1(Infoprint Color8+2.4mケーブル+16MB):\235,200(40.0%Off) ・5573-KCA(5573-K02+5mケーブル) :\102,810(31.0%Off) ・5577-SCA(5577-S02+2.4mケーブル) :\209,800(37.0%Off) ・5577-TCB(5577-T02+2.4mケーブル) :\290,000(33.0%Off) ●実施期間等 ・実施期間 :1/31/2001〜3/30/2001 ただし、予定台数に達した時点で注文受付は終了いたします。 ・出荷開始予定:2/02/2001 ・詳しくは->URL=www.ibm.com/jp/printer/shopping/ ■====================================================================■ ■ "LPR"に関する注意 ■ ■====================================================================■ ●複数のユーザーで共有するために、プリンターをLAN接続することがよくあります。 基本的には、サーバーOSの機能を使ってプリント・サーバーを建て、クライアントPC ->LAN->プリント・サーバー->LAN->プリンターといったデータの流れで印刷させる ことになりますが、クライアントPCが少ない場合、サーバー管理の手間を防ぐために クライアントPCからLAN経由で、直接プリンターに印刷データを送る必要性が 出てきます。 ●その時によく使用されるのが、"LPR"です。LPRはTCP/IPの機能の1つで、大まかに 言うと、「印刷データのファイルをTCP/IPでプリンターのIPアドレスに直接送る」 というものです。WindowsNT/2000では標準でサポートされていますが、 Windows95/98/Meでは標準ではサポートされていないので、IBMではLPR ユーティリティーとして、"LPR Remote Printing Client for Windows95"を ホームページでご提供しています。 ●LPRでは、一旦印刷データを全てクライアントPCにスプールしてから送信します。 そのため、数ページの印刷ジョブを送るには問題無いのですが、1つのジョブが 数百ページにもなる、AS/400や3270のオンライン印刷の場合、スプールするだけで 1時間以上待たせられるケースも出てきます。これでは、スプールしながら印刷できる パラレル・インターフェイス接続に比べて、大幅にスループットがダウンして しまいます。 ●そこで、IBMではInfoprint20/40、ネットワーク・プリンター12/17/24用に "IBM TCP/IP Network Port Monitor"を用意して、ホームページでご提供しています。 これは、印刷データをある単位でプリンターに発信するもので、スプールしながら印刷 することが可能になります。WindowsNT/2000では標準のLPRの代わりに、 Windows95/98/MeではLPRの代わりに導入していただくことによって、専用のポートが でき、設定できます。更にプリンターの状況(印刷中、用紙切れ、トナー切れ等)を クライアントPCから監視することもできるようになります。 ●558Xレ−ザー・プリンター用には、LANカード・オプションに付属のディスケットで 提供されている"PrintMonitor"をご使用ください。これはTCP/IPの代わりにNetBEUI というプロトコルを使用するもので、その制約上、クライアントPCとプリンターは、 同じセグメントに接続されている必要があります。 ●557Xプリンター、5400/5407-011ライン・プリンターの場合は、LAN接続のために アプティ社の「NSプリンタ・サーバー」をご使用ください。これにも上記の"Print Monitor"が添付されていますので、NetBEUIを使った直接印刷が可能になります。 <<>> Vol.23でお知らせした内容に誤りがありました。 大変申し訳ありませんが、下記のように修正させてください。 何卒ご容赦いただきますようお願い申しあげます。 ---誤り---("LPR"に関する注意) >Windows95/98/MeではLPRの代わりに導入していただくことによって、 >専用のポートができ、設定できます。 ---訂正--- Windows95/98/Meの場合には、"Port Monitor"を導入したWindowsNT/2000 のプリント・サーバーに対して、一旦NetBEUIでインサツデータを送り、 プリント・サーバーからPort Monitorで、プリンターに送信することに なります。 プリント・サーバーを建てないためには、557Xプリンター同様に「NSプリンタ ・サーバー」でLAN接続し、付属の"Print Monitor"で、NetBEUIを使った 送信という方式になります。 ■====================================================================■ ■ AFPプリンターの基礎(第十九回) ■ ■====================================================================■ ●前回までは、5A RECORDの実践編として、PAGE SEGMENT(イメージ・データ)を データ中から呼び出す方法をご紹介してきました。 ●今回はから、PTXと呼ばれるRECORDについて、数回にわけてご紹介していきたいと 思います。 ●PTXとは Presentation-TEXT Dataの略であり、PTOCA(Presentation Text Object Content Architecture)と呼ばれる"テキストに関するアーキテクチャー"を 実現するRECORDです。こう聞くと難しそうですが、1LINE中でフォントを2種類以上 使用したい場合など非常に有効です。PAGEDEFでのフォントの指定は、各LINE、 あるいは各FIELD単位でもSBCSフォントが1種類、DBCSフォントが1種類のみ 指定可能です。各LINEのフォーマットが常に同じ場合には、このPAGEDEFによる フォント指定で対応できますが、LINE中のどこでフォントの切替えが発生するか わからないような場合(フォントの切替えが、データに依存するような場合)には PAGEDEFでのフォント指定は出来なくなってしまいます。では、どうするか。 このPTXが威力を発揮します。 ●また、OVERLAYではなく、データ中から罫線(実線のみ)を描くといった指定も この5A RECORDを使用することで可能となります。実線の罫線は,内部的には テキスト情報として処理されますので、PTXにより実現できるわけです。 OVERLAYでは明細行の外枠のみ作成し、横方向の罫線は、データで描きたい場合が あります。明細行の区切り場所が常に一定ではなく、2行印刷後の場合もあれば 3行印刷後の場合もあるといったようなケースです。 ●この先、 [1] PTX レコード構造 [2] 実線編1:1LINE中で沢山のフォントをダイナミックに切替える方法 [3] 実線編2:OVERLAYではなく、印刷データ中から罫線を引く これら3つの項目を数回にわけて、ご紹介していきたいと思います。 ●[1]PTX レコードの構造について "PTX"のレコードの構造は、以下のようになります。今までご紹介してきたIPO、 IPSなどは、RECORDの構造は常に同じでしたが、PTXの場合、RECORD長も 後ろに続くデータ部分の並びも、作成したいデータに依存しますので、 注意が必要です。 <>---------------------------------------------------------- ! <==10進表示 - -- --- - -- -------------- 5 0x DE9 0 00 data部が続く <== HEX表示 A 0x 3EB 0 01 - +---------+ +------------- | | | | | | | | +--- フォント指定や、罫線,文字情報はこのdata部で指定します | | | +-------------------- 構造化FIELDの接頭部 | BYTE数 説明 | X'00XX' 2 PTXの場合、RECORD長は固定ではありま | せん。データ部の長さに合わせ指定 | します。 | X'DEEF9B' 3 PRESENTATION-TEXT DATA(PTX) | X'00' 1 | X'0001' 2 順序番号 | +---------------------------- 5A RECORDを表します。レコードの始めの1バイト <>-------------------------------------------------------- Data部は常にControl Sequenceである X'2BD3'で始まります。 この後ろに以下のような様々な制御コードが続きます。 (種類としては沢山ありますが,ここでは頻度の高いものについてご紹介します) +----------------------------------------------------------------------+ | 制御コード | 説明 | | UNCHAINED CHAINED | | +---------------------|------------------------------------------------+ | X'E6' | X'E7' | DRAW B-AXIS RULE(横方向に実線を描く) |DBR | | X'E4' | X'E5' | DRAW I-AXIS RULE(縦方向に実線を描く) |DIR | | X'F0' | X'F1' | SET CODED FONT LOCAL(フォントの指定) |SCFL| | X'DA' | X'DB' | Transparent DATA(印刷するテキストを指定) |TRN | +----------------------------------------------------------------------+ 1つのPTX中に複数の制御コードを続けてコーディングします。 上記一覧表で、UNCHANEDとCHAINEDと、欄を2つに分けています。これは、 そのコードがPTX RECORD中の途中で指定された場合には、CHAINED欄のコードを用い、 RECORDがその制御コードで終わる場合には、UNCHAINED欄のコードを用いる必要が あります。 <>------------------------------------------------------ -- - - --- - - ------ 2D x F yyy x D yyyy <== HEX表示 B3 1 1 111 2 B 2222 -- +------++--------+ | | | +--- RECORD中で最後の制御コードとなる | 制御コードの構造 | バイト数 説明 | X'x2' 1 この制御コード(自分自身も含む)の | 長さを指定 | X'DB' 1 制御コードを指定。最後の | 制御コードなので、 | UNCHAINEDのコードを指定 | (この例では、TRNを指定しています) | X'y2y2y2y2' y 制御コードに対するパラメーター | 指定 | 制御コードにより長さ、内容は | 異なります | +-------------RECORD中で途中に指定された制御コードとなる 制御コードの構造 バイト数 説明 X'x1' 1 この制御コード(自分自身も含む)の 長さを指定 X'F1' 1 制御コードを指定。途中の制御 コードなので、CHAINEDのコードを 指定(この例では、SCFLを指定 しています) X'y1y1y1' y 制御コードに対するパラメーター 指定 制御コードにより長さ、内容は 異なります >>>次回もPTXのご紹介を続けます。 ■====================================================================■ ■ アンケート集計結果のご報告 ■ ■====================================================================■ 冒頭でも申しあげたように、17名の会員の方から、アンケートご協力のお願いをした ほとんど直後に回答をいただきました。ありがとうございました。感激です。 結果を下記に集計しました。いただいたご回答やコメントを元に、より皆様の役に 立つIBMプリンター友の会にしていきます。 質問-1 原則2回/月の発行ペースは多いですか、少ないですか? 回答-1 適当 :15名 1回/月でよい:2名 コメント:重要なのは、中身の新鮮さ。参考になる事例やヒントが必要。 質問-2 1回毎の内容量は、多いですか少ないですか? 回答-2 適当 :15名 少し多い :1名 少し少ない :1名 質問-3 どのような内容のお知らせを希望されていますか?例:営業情報、技術情報 基礎知識、ヒント、大型プリンター、中小型プリンター、等など。 回答-3 ・製品情報 :4(直接LINKすること、保守終了製品と後継機の比較) ・PAGES基礎 :2 ・AFP基礎 :3(PPFAの仕様) ・営業情報 :3(もっと早く、中小型プリンター) ・技術情報 :8(もっとビジュアルに、WindowsやLINUXとの相性/設定) ・サービス体制:1 ・事例 :1 ・QA集 :1 ・ドライバーやユーティリティー紹介/バージョン・アップ情報:1 ・他社機情報:1 ・無回答 :1 質問-4 今はお知らせのみの片方向通信ですが、双方向(例えばフォーラム /掲示板)のやり取りを希望されますか?その場合、どのような形が 良いと思いますか? 回答-4 ・フォーラム/掲示板 :8 ・質問コーナー :2 ・QA公開情報 :2 ・あれば見る :1 ・現状でよい :3 ※過去のログも見たいというご要望をいただいていますが、すでに下記URLで 公開しています。ただ、会員以外の方もアクセスできますので、最新版5回 分は公開しないという方針で、更新しています。 URL->www.ibm.com/jp/printer/fan_backno.html