システムの制限
Buffer Cache
JFSキャッシュは最大2GBまでのキャッシュをサポートするようにデザインされていますが、カーネルによりアロケートされる仮想メモリーの制限により1GBに制限されます。
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JFSキャッシュのデフォルトは物理メモリーの12.5%です。キャッシュサイズの変更はCONFIG.SYSファイルで指定されるJFS.IFSの/CHACHEオプションにより行います。
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DEVICE=C:\OS2\JFS.IFS /CACHE:XX
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XX:キャッシュサイズをKBで指定。
ファイルシステムサイズ
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最大ファイルシステムサイズはデバイスドライバーI/Oインターフェース幅の制限により2TBです。JFSは512TB(512バイトブロックサイズ時)から4PetaB(4KBブロックサイズ時)、までサポートできるようにデザインされています。
ファイルシステムオブジェクト数
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1つのJFSのファイル、ディレクトリー数の最大は40億以上です。この上限はJFSによるもので、JFSがファイル、ディレクトリーを識別するのに使用するユニークID(i-nodeナンバー)のサイズからくるものです。JFSは標準でi-nodeを(unsigned)32ビットで表現しています。
拡張属性
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ファイル、ディレクトリーの拡張属性は64KBに制限されます。この制限はDOS APIの拡張属性サイズによるものです。JFS自体は内部的には1つのエクステントで表せるストレージと同じサイズをもつことができます。エクステントのサイズは8GB(512バイトブロックサイズ)から、64GB(4KBブロックサイズ)までの値をとることができます。
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