CONFIG.SYSに追加するステートメント
IP Aliasingによって1つのインターフェースに複数のIPアドレスの別名を割り当てることができます。これは1つの物理LAN上に複数のIPネットワークがあるような場合やWebサーバー上でマルチホームが必要な場合などに有効です。マルチホームは1つの物理サーバー上に複数のホームページをもたせるためのテクニックです。例えば、1つのサーバーに2つの別の会社にWebスペースをレンタルするような場合、1つのホスト名はcompany-A.com、もう1つはcompany-B.comのようになります。IP Aliasingではこのような異なる複数のIPアドレスを1つのインターフェースにわりあてることができます。この機能はTCP/IP 4.0から利用できます。
以下は10.1.2.3と10.1.2.4, 10.1.2.5をLAN0に割り当てる場合の例です。
IFCONFIG LAN0 10.1.2.3 NETMASK 255.255.255.0ALIASを除去するには以下のようにします。
IFCONFIG LAN0 ALIAS 10.1.2.4
IFCONFIG LAN0 ALIAS 10.1.2.5IFCONFIG LAN0 ‐ALIAS 10.1.2.5
Net shareコマンドなどを使用して障害を起こしたサーバー上のリソースを名と同じ名前のリソースをもう一方のサーバー上で共用します。次に、Net
config server /othsrvnames:servernameコマンドを使用して、障害の発生したサーバー名を正常なサーバーに追加します。これで、クライアントからのそのリソースへのアクセスは自動的に正常なサーバーに対して行われるようになります。サーバーのリスタートは必要ありません。ただし、IBMLAN.INIのOTRSRVNAMES=にサーバー名を追加する場合ばサーバーの再起動が必要になります。