TkFax
Cover Page Help
=== TkFax 表紙作成のヘルプ ===
- 「ヘッダ」と「差出人」の編集
「ヘッダ1〜3」と「差出人」は、自分の会社名、住所、電話番号、氏名などを記入します。
TkFaxをインストールした直後は、システム設定ファイル ~/.tkfax1/fax-conf.tcl で定義
されている内容が表示されます。
この画面でヘッダと差出人を修正してから[ファイル] [ヘッダを設定ファイルにセーブ]
で設定を反映して下さい。
これらの内容はメイン画面の「設定」--->「設定の編集」--->「レターヘッド」でも変更
できます。
- [ファイル] [全項目を表紙ファイルとしてセーブ...]
ヘッダも含む全ての項目(表紙データ)を指定したファイルにセーブします。
ファイル名は、デフォルトで 2003_1231_2359.cover のように年月日時分を元に
したものになります。~/.tkfax1のディレクトリに保存されます。
このファイルは、単純なテキストファイルなのでエディタで編集可能です。
- [ファイル] [全項目を表紙ファイルから読み込む...]
以前に作成してセーブしておいた表紙データを読み込んで表示します。
- [日付挿入]ボタン、[時刻挿入]ボタン
現在のカーソル位置に日付・時刻を挿入します。
- [定型文挿入...]ボタン
カーソルがどの項目にあっても「本文」のカーソル位置に挿入されます。
定型文の内容を変更したい場合は、「設定」--->「設定の編集」--->「定型文」
で編集して下さい。また、この内容は fax-conf.tcl で定義していますので、
このファイルを直接編集することも可能です。
- [10ポイント][11ポイント][12ポイント]ボタン
文字サイズを選択します。
- [電話帳]ボタン
FAX、宛先番号を入力する際に、あらかじめ電話帳に登録してあるものを利用する
場合にクリックします。
- [クリア]ボタン
FAX、宛先番号、所属欄の内容をクリアします。
- 【差出人】
~/.tkfax/config.tcl で定義した内容が表示されます。
- 【本文】
FAXの本文を記述する方法として【Text】【Tex】【LyX】のいずれかを選択できます。
TkFaxの操作に慣れるまでは「Text」ボタンを選択して下さい。
- 【上級編1:Tex コマンドを使う】
注意: 以下の内容はTexが正しくインストールおよび設定されていることを前提として
います。詳しくはTkFaxのサポートページをご覧下さい。
本文に Tex のコマンドを使うことにより、フォントや文字サイズを変更したり
表を作ったり、eps の画像ファイルを貼り付けたりということができます。
例えば本文に以下のように書きます。
LaTex のコマンドを使うと{\Huge 大きな文字}が書けます。
そして「Tex」ボタンを選択後「作成&終了」すると、指定した範囲だけが
大きな文字になった FAX 画像が作成されます。
文字サイズを変える命令には \tiny \scriptsize \footnotesize \small
\normalsize \large \Large \LARGE \huge \Huge があります。
\hrule で横線を引くことができます。
注意:
改行は TeX 上では \\ です。\\\\ で 2行 \\\\\\ で3行・・・改行します。
あるいは、改行のみの行でも改行しますが、その場合は何個入れても 1行しか
改行してくれません。
何行かあけたい時は \vskip 30mm のように明示的に指定する必要があります。
同様に半角のスペースは何個入れても一個と同じなので右の方に配置したいなら
全角のスペースを入れるか flushright 環境で囲ってやる必要があります。
ということで思い通りのフォーマットで入力するには、ある程度 TeX の知識が
必要です。あるいは全角のスペースを入れまくって配置する方法もあります。
詳しくは LaTex の解説書などをご覧下さい。
- 【上級編2:LyX で自由自在】
注意: 以下の内容はTexとLyXが正しくインストールおよび設定されていることを
前提としています。詳しくはTkFaxのサポートページをご覧下さい。
LyX を使用すると好みのフォーマットを作成できます。LyX は LaTeX を GUI で
操作できるようにしたものです。
各項目に入力してから「LyX」のラジオボタンを選択し「作成&終了」ボタンを
クリックすると LyX が起動します。
LyX で編集し、Lyx の「file」メニューで「Export」--->「as LaTeX...」を
クリックしてから LyX を終了して下さい。