FreeBSD は、Linux® と 32 ビットのバイナリ互換機能を提供しています。 このバイナリ互換機能を使うことで、ユーザはほとんどの 32 ビットの Linux® バイナリを、変更することなしに FreeBSD システム上にインストールして実行することが可能になります。 ある状況においては 32 ビットの Linux® バイナリを Linux® で動かすよりも FreeBSD で動かすほうが良いパフォーマンスが出るという報告もあります。
しかしながら、いくつかの Linux® に特有なオペレーティングシステムの機能は FreeBSD ではサポートされていません。たとえば、 仮想 8086 モードを有効にするような i386™ 特有の呼び出しを過度に使う Linux® バイナリは FreeBSD では動きません。 また、現在のところ 64 ビットの Linux® バイナリには対応していません。
この章を読むと、以下のことがわかります。
FreeBSD システムで Linux® バイナリ互換機能を有効にする方法。
Linux® 共有ライブラリを追加する方法。
Linux® アプリケーションを FreeBSD システムにインストールする方法
FreeBSD における Linux® 互換機能の実装の詳細。
この章を読む前に、以下のことを理解しておく必要があります。
サードパーティ製ソフトウェア のインストール方法
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、
ドキュメント を読んだ上で
<questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。
本文書に関する質問については、
<doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。