インストール完了後に数々のオプション設定を行います。
オプションは、インストールした FreeBSD を起動する前に configuration
の項目に入りなおすか、再起動後に
sysinstall
の中にある
の項目で設定することができます。
もし、FTP インストールのために PPP を設定したのならば、 この画面は表示されず、前項で述べたように後から設定できます。
LAN の詳細情報と、FreeBSD のゲートウェイ・ルータの設定については 高度なネットワーク の章を参照してください。
ネットワークデバイスを設定するには Enter キーを押します。 設定しないのであれば、 を選びます。
を選び、設定したいインタフェースを矢印キーで選び、Enter キーを押します。
プライベートな LAN において、現行のインターネットプロトコル (IPv4) で十分なのであれば、矢印キーで Enter を押してください。
を選びRA サーバと IPv6 ネットワークで接続しているのであれば、 Enter を押してください。 すると、数秒間 RA サーバを検索します。
を選んでもし、DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) が必要なければ、矢印で Enter を押してください。
を選びdhclient を実行します。設定が成功すると、 ネットワーク設定情報が自動補完されます。 詳細については 「DHCP」 を参照してください。
を選んだ場合、次のネットワーク設定画面では、LAN 用ゲートウェイシステムのイーサネットデバイス構成が表示されます。
Tab をつかって項目を選び、 適切な情報を入力してください。
完全修飾されたホスト名。この例では、k6-2.example.com
。
コンピュータのドメイン名。この例では example.com
。
ローカル以外のホストへパケットを送る際に使う IP アドレスです。 もしコンピュータがネットワーク上にいる場合は入力する必要があります。 このコンピュータがネットワークのインターネットゲートウェイである場合には この項目は空白のままにします。 IPv4 ゲートウェイはデフォルトゲートウェイまたはデフォルトルートとも呼ばれます。
ローカル DNS サーバの IP アドレスを指定します。
ローカル DNS サーバがプライベート LAN 上にないので、
プロバイダの DNS サーバ (208.163.10.2
)
を指定しました。
このインタフェースで使う IP アドレスは
192.168.0.1
。
この例では、LAN で使うアドレスブロックは、
192.168.0.0
-
192.168.0.255
です。
ネットマスクは
(255.255.255.0
) です。
あなたが加えたい ifconfig
への
オプションを入力してください。今回はありませんでした。
終了するときは、Tab キーを使って を選び、 Enter を押します。
Enter を押すと、ネットワークへの設定を行い、利用可能な状態にします。 しかしながら、コンピュータをまだ再起動する必要があるので、 インストールの間には、多くのことは出来ません。
を選んでもし、マシンが LAN のゲートウエイであり、他マシン間の パケットを転送している場合は、Enter を押します。 もし、マシンがネットワーク上のノードである場合、 を選び Enter を押して先に進んでください。
を選んでもし telnetd などは有効になりません。 これは、リモートユーザがこのマシンに対して telnet を使えないことを意味します。 ローカルユーザは未だにリモートマシンへのアクセスに telnet を重宝しているでしょう。
を選んだ場合には、さまざまなサービス、 たとえばこれらのサービスは、インストール後に /etc/inetd.conf
を自分の好きなテキストエディタで編集することで有効になります。
詳しくは inetd の章 を見てください。
これらのサービスを利用したいと考えているならば,
を選びインストールしてください。 追加の確認事項が表示されるでしょう。を選んで続けます。
#
を削除することでサービスを許可することができます。
希望するサービスを追加したら、Esc を押し、 表示されるメニューで exiting and saving the changes (変更を保存して終了) を選んでください。
OpenSSH のデーモンである sshd(8) が有効になります。 コンピュータへの安全なリモートアクセスを許可します。 OpenSSH のより詳しい情報については、 「OpenSSH」 をご覧ください。
を選択すると、デフォルトの Enter を押してください。 アカウントを持ったユーザは、パスワードを使い FTP でコンピュータにアクセスできます。
を選択してanonymous FTP の接続を許可すると、 誰でもコンピュータにアクセスできるようになります。 このオプションを有効にする前に、 セキュリティ上の問題点を検討してください。 セキュリティに関する詳細については、 15章セキュリティ をご覧ください。
anonymous FTP を有効にするには、矢印キーを使って Enter を押してください。以下のような確認事項が表示されるでしょう。
を選択し、このメッセージは、/etc/inetd.conf
においても FTP サービスを有効にする必要があることを示しています。
もし、anonymous FTP 接続を許可するのであれば、「インターネットサービスの設定」 をご覧ください。
を選び Enter を押して先に進むと、
以下の画面が表示されます。
Tab を使って項目を選び、 適切な情報で埋めてください。
anonymous FTP ユーザに対して割り当てられるユーザ ID。 アップロードされるすべてのファイルの所有者はこの ID となります。
anonymous FTP ユーザが所属するグループ
/etc/passwd
内のユーザ情報を表す文字列
anonymous FTP で利用可能なファイルの置き場
anonymous FTP ユーザによりアップロードされるファイルが置かれる場所
デフォルトでは、FTP のルートディレクトリは
/var
に設定されています。
FTP が必要とする十分な容量が用意されていない場合には、
/usr
ディレクトリを使って、
FTP のルートディレクトリを /usr/ftp
と設定できます。
十分な設定ができたら、 Enter を押して先に進んでください。
Enter を押すと、 メッセージ編集用のエディタが自動的に起動します。
を選択しこれは ee
と呼ばれるテキストエディタです。
このエディタでメッセージを変更するか、または、
後で希望するエディタを使ってメッセージを変更してください。
エディタの画面の下に表示されるファイルの名前、場所に注意してください。
Esc を押すと、ポップアップメニューが表示されます。 デフォルトは です。 Enter を押して終了し、先に進んでください。 変更を行った場合には、もう一度 Enter を押して、変更点を保存してください。
ネットワークファイルシステム (NFS) を用いると、 ネットワークを介してファイルの共有を行うことができます。 コンピュータをサーバ、クライアントまたは両方に設定できます。 より詳しい情報については 「NFS」 を参照してください。
ネットワークファイルシステムサーバの機能を必要としないのであれば、 Enter を押してください。
を選択しexports
ファイルを作成する必要があることを示すメッセージが表示されます。
Enter を押して先に進んでください。
exports
ファイルの作成、
編集するためにテキストエディタが立ち上がります。
ここで、実際共有されるファイルシステムを追加するか、 後で希望するテキストエディタを使って追加してください。 エディタのスクリーンの下に表示されているファイル名、 位置の情報に注意してください。
Esc を押すとポップアップメニューが表示されます。 デフォルトは です。 Enter を押して終了し、先に進んでください。
システムコンソールをカスタマイズするオプションがあります。
Enter を押してオプションの確認および設定をしてください。
を選択し、良く使われるオプションはスクリーンセーバです。 矢印キーを使って Enter を押してください。
を選択し、矢印キーを使って、お望みのスクリーンセーバを選択し、 Enter を押してください。 システムコンソールの設定メニューが再び表示されます。
デフォルトの時間の間隔は 300 秒です。 時間の間隔を変更する場合には、 もう一度 Enter を押してください。 ポップアップメニューが表示されます。
を選択してください。 スクリーンセーバのオプションメニューにて、 矢印キーで を選択して値を変更したら Enter を押して、 システムコンソールの設定メニューに戻ってください。
を選択し、Enter を押して、インストール後の設定を続けてください。
を選択し、使用しているコンピュータのタイムゾーンを設定することで、 地域による時刻の違いが自動的に調整され、 タイムゾーンに関連した機能が適切に取り扱われます。
ここでの例では、コンピュータが United States の Eastern タイムゾーンにあるものとします。 実際の地理的位置を選択してください。
Enter を押して、タイムゾーンを設定してください。
を選択しコンピュータのクロックがどのように設定されているかに従って、 Enter を押してください。
または を選択し、矢印キーを使って、適切な地域を選択し、 Enter を押してください。
矢印キーを使って、適切に国名を選び、 Enter を押してください。
矢印キーを使って適切なタイムゾーンを選択し、 Enter を押してください。
タイムゾーンの短縮形が適切かどうかを確認をしてください。 問題なければ Enter を押して、インストール後の設定を続けてください。
このオプションを設定することで、 コンソールやユーザプログラムにおいて 3-ボタンマウスによるテキストのカットアンドペーストが可能になります。 2-ボタンマウスを使っている場合には、インストールをした後に 3-ボタンのエミュレートについて moused(8) マニュアルページを参照してください。 ここでは、非 USB マウス (PS/2 または COM ポートマウス) の設定を例に説明します。
PS/2、シリアルまたはバスマウスを使っている場合には Enter を押してください。
を選択してください。 USB マウスを利用する場合には、 を選択し矢印キーで Enter を押してください。
を選択し、この例では PS/2 マウスを使うので、デフォルトの Enter を押してこのメニューを終了してください。
が適切です。 プロトコルを変更するには、矢印キーを使って他のプロトコルを選択してください。 がハイライトされていることを確認し、矢印キーで Enter を押してください。
を選択してこのシステムでは PS/2 マウスを使っているので、デフォルトの Enter を押してください。
が適切です。 ポートを変更する場合には、矢印キーで選択して最後に、矢印キーで Enter を押し、マウスデーモンを有効にして、 テストしてください。
を選択してスクリーン上でマウスを動かし、 カーソルが正しく反応することを確認してください。 確認ができたら、 Enter を押してください。 もし、うまく動かないのであれば、マウスの設定が適切に行われていません。 — を選択して、 他の設定オプションを使って試してください。
を選択して矢印キーで Enter を押してインストール後の設定を続けてください。
を選択し、packages はコンパイル済みのバイナリで、 ソフトウェアをインストールするのに便利な方法です。
説明では、例としてひとつの package をインストールしますが、
お望みであれば、ここで複数の package を追加してインストールすることもできます。
インストール後は、sysinstall
を使って
package を追加できます。
Enter を押すと、 Package を選択する画面が表示されます。
を選択して、現在のインストールメディアに存在する packages のみをインストールできます。
Enter を押してください
を選ぶと、 利用可能なすべての package が表示されます。 もしくは、特定のカテゴリを選択することもできます。 矢印キーで選択したいカテゴリをハイライトし、選択したカテゴリで利用可能なすべての package のメニューが表示されます。
ここでは、bash シェルが選択されています。 希望する数だけ package を選択し (ハイライトで表示されます)、 Space キーを押して選択してください。 それぞれの package の簡単な説明がスクリーン下の左端に表示されます。
Tab キーを押すと、最後に選択した package と , で選択が切り替わります。
インストールする package の選択が終わったら、 Tab を一度押して に切り替え、 その後 Enter を押して Package 選択メニューに戻ってください。
左右の矢印キーでも、Enter を押して Package 選択メニューに戻ってください。
と 切り替えることができます。 この方法で を選択することもできますので、 その後、Tab と矢印キーで を選択し、Enter を押してください。 その後、インストールする package の確認を行います。
Enter を押すと package のインストールが始まります。 インストール中は、インストールのメッセージが表示されますので、 エラーメッセージが表示されないかどうか注意してください。
を選択し、packages をインストールしたら、最後の設定に進みます。 package を選択せず、最後の設定に戻りたい場合も
を選択してください。システムに root
でログインすることを避けるため、
インストール時には、少なくとも一人のユーザを追加する必要があります。
通常 root パーティッションの容量は小さいので、
root
権限でアプリケーションを実行すると、
すぐに消費してしまいます。
Enter を押して、ユーザを追加してください。
を選択し、矢印キーで Enter を押してください。
を選択して、Tab で項目を選択すると、 必要とされる情報の入力を助けるため、 スクリーンの下に以下の説明が表示されます。
新しいユーザのログインネーム (必須)
新しいユーザの ID 番号 (空欄のままにすると、自動的に割り当てられます)
新しいユーザのログイングループ (空欄のままにすると、自動的に割り当てられます)
このユーザのパスワード (このフィールドは注意して入力してください!)
ユーザのフルネーム (コメント)
このユーザの所属するグループについて (すなわち、どのようなアクセス権を持つか)
ユーザのホームディレクトリ (空欄にするとデフォルトで設定されます)
ユーザのログインシェル
(空欄にするとデフォルト (例 /bin/sh
)
に設定されます。)
ログインシェルは
/bin/sh
から、
先ほど package でインストールした bash
シェルを使うよう、/usr/local/bin/bash
に変更されています。
インストールされていないシェルを選ぶと、ログインできなくなりますので、
インストールされていないシェルは選ばないでください。
BSD の世界では、最も標準的なシェルは C シェルです。
/bin/tcsh
で指定できます。
ユーザは、root
権限を持つスーパユーザになることができる
wheel
グループにも追加されています。
十分に記述したら、
を押して、 User および Group 管理メニューを再び表示してください。特別に必要があれば、この時にグループを追加することもできます。
または、インストールが終わってから
sysinstall
を利用してアクセスできます。
ユーザを追加したら、矢印キーで、 Enter を押して、次のインストール項目に進んでください。
を選択して、Enter を押して、
root
パスワードを設定してください。
パスワードは、正しく 2 回入力してください。 言うまでもなく、パスワードを忘れたときのために、 思い出す方法を用意しておいてください。 パスワードとして入力した文字は表示されませんし、 アスタリスクが表示されることもありません。
パスワードの入力に成功したら、インストールは次に進みます。
さらに
ネットワークサービスの設定
や他の設定を行う必要がある場合、
この時点で行うこともできますし、インストールの後から
sysinstall
を用いて設定することもできます。
Enter を押すことでメインインストールメニューに戻ります。
を選択し、方向キーで Enterを押します。 インストールを終了してもよいか確認を求められるでしょう。
を選択し、を選択してください。 CDROM ドライブから起動しているのなら、 ディスクを取り出すこと示す以下のメッセージが表示されます。
マシンが再起動し始めると CDROM ドライブはロックされるので、 ドライブから (素早く) ディスクを取り出してください。
を押して再起動してください。システムは再起動するので、 表示されるかもしれないすべてのエラーメッセージに注意してください。 詳細については、「FreeBSD のブート」 をご覧ください。
ネットワークサービスの設定は、新しいユーザにとって、 この領域について基本的な知識を持たないと気が遠くなるような作業となるでしょう。 インターネットを含むネットワークは、FreeBSD を含む現代のすべてのオペレーティングシステムにとって重要なので、FreeBSD の広範囲にわたるネットワークの能力を理解することはとても役に立ちます。 インストール中にネットワークサービスの設定を理解すると、 ユーザが利用できるさまざまなサービスを理解できます。
ネットワークサービスは、
ネットワーク上のどこからでもアクセスを許可するプログラムです。
これらのプログラムが、「有害」 なことをしないように、
あらゆる努力が行われています。
残念ながら、プログラマは完ぺきではないので、
時間が経過するとネットワークサービスのバグが攻撃者により発見され、
悪事が行われるケースがあります。
必要なネットワークサービスのみを有効にすることは重要です。
もし、あるネットワークサービスが必要かどうか疑わしい場合には、
あなたがそれを必要であると理解できるまでは、
そのネットワークサービスを有効にしないことが最善です。
後で sysinstall を再び実行するか、
/etc/rc.conf
ファイルで提供される機能を使うことで、
ネットワークサービスをいつでも有効にできます。
オプションを選択すると、 以下のようなメニューが表示されます。
最初のオプションである 「ネットワークデバイスの設定」 で説明したので、 無視して構いません。
については、 すでにオプションを選択すると BSD 自動マウントユーティリティに対応します。 このオプションは、通常 NFS プロトコル (以下をご覧ください) とともに、リモートファイルシステムの自動マウントのために使われます。 ここでは特別な設定を必要としません。
次の行は
オプションです。 選択すると AMD フラグを入力するためのメニューが表示されます。 メニューには以下のようなデフォルトのオプションのセットが含まれています。-a
オプションは、デフォルトのマウント位置を指定します。
ここでは /.amd_mnt
を指定しています。
-l
オプションは、
デフォルトの log
ファイルを指定します。
ただし、syslogd
が指定されていると、
すべてのログはシステムログのデーモンに送られます。
/host
ディレクトリは、
リモートホストからエクスポートされたシステムのマウントに使われます。
一方 /net
ディレクトリは、IP
アドレスからエクスポートされたファイルシステムのマウントに使われます。
/etc/amd.map
ファイルは、
AMD エクスポートのデフォルトオプションを定義します。
は、anonymous FTP 接続を許可します。 使用しているコンピュータを FTP サーバとして利用する場合には、 このオプションを選択してください。 このオプションを選択した際のセキュリティ上のリスクについて把握しておいてください。 セキュリティリスクの説明、および、詳細の設定のためのメニューが表示されます。
すでに説明したように、
コンフィグレーションメニューでは、 コンピュータをゲートウェイに設定します。 もし、インストールの過程で オプションを間違って選択したのであれば、ここで無効にできます。inetd(8) デーモンを設定したり、完全に無効にできます。
オプションを使うと、これまでに議論したオプションでは、システムのデフォルトの MTA (Mail Transfer Agent) を設定できます。 このオプションを選択すると、以下のメニューが起動します。
ここでは、インストールしてデフォルトに設定する MTA を選択できます。 MTA は、 システム上またはインターネット上のユーザにメールを配送するメールサーバにすぎません。
sendmail サーバがインストールされます。 オプションは、 sendmail をデフォルトの MTA に設定しますが、 インターネットからの電子メールの受け取りを無効にします。 他のオプションである や も、 と同じようにメールを配送します。 あるユーザは、sendmail MTA よりこれらを好みます。
を選択すると、 FreeBSD のデフォルトで一般的なMTA を選択するか、または MTA をインストールしないことを選ぶと、 ネットワークメニューには、次のオプションである
が表示されます。NFS クライアントは、システムを NFS 経由でサーバと通信するように設定します。 NFS サーバは、 NFS プロトコルを通して、 ネットワーク上の別のマシンのファイルシステムを利用できるようにします。 利用しているコンピュータがスタンドアローンであれば、 このオプションを選択しないままにしておくことが出来ます。 システムは更なる設定を後で必要とします。 クライアントやサーバの設定についての詳細は 「NFS」 をご覧ください。
その下のオプションが
オプションです。 システムを NFS サーバにセットアップできます。 このオプションは、RPC (remote procedure call) サービスに必要なオプションを追加します。 RPC は、 ホストとプログラム間の接続の調整に利用できます次の行は
オプションです。 これは、時刻の同期を取り扱います。 選択すると下のようなメニューが表示されます。このメニューでは、 ネットワーク的に最も近いサーバを選択してください。 遠い場所のサーバを選ぶと、 ネットワークの応対時間が長くなる可能性があるので、 最も近いサーバを選択することにより、 より正確な時刻の同期ができるようになります。
次のオプションは、PCNFSD の選択です。
このオプションは、Ports Collection から
net/pcnfsd
package をインストールします。
Microsoft の MS-DOS®
オペレーティングシステムのような、自分自身では NFS
認証サービスを提供できないシステムに対し、NFS
認証サービスを提供する有効なユーティリティです。
ここで、他のオプションを見るために、 少しスクロールダウンしてください。
rpcbind(8), rpc.statd(8) および
rpc.lockd(8) ユーティリティは、すべて
Remote Procedure
Calls (RPC) に利用されます。
rpcbind
ユーティリティは、
NFS
サーバとクライアントの通信を取り扱い、
NFS サーバが正しく機能するために必要です。
rpc.statd デーモンは、
他のホストの rpc.statd デーモンと通信し、
ステータスを監視します。
報告されたステータスは、通常
/var/db/statd.status
ファイルに記録されます。
ここで紹介する最後のオプションは
オプションです。
このオプションを選択すると、ファイルロックサービスを提供します。
この機能は通常 rpc.statd と共に、
どのホストがロックを必要としているか、
どのくらいの頻度でリクエストするかをモニタするために利用されます。
最後の二つのオプションは、デバッグ時に非常に有用ですが、
NFS
サーバおよびクライアントの動作時には必要ありません。
リストを降りていくと、次の項目は、ルーティングデーモンの
routed(8) ユーティリティは、ネットワークルーティングテーブルを管理し、
マルチキャストルーターを理解し、
そして、リクエストがあると、物理的に接続したホストに対し、
ネットワークを通してルーティングテーブルを提供します。
このユーティリティは、
主にローカルネットワークのゲートウェイマシンで利用されます。
選択すると、ユーティリティのデフォルトの場所を要求するメニューが表示されます。
デフォルトの場所はすでに定義されていて、
Enter キーを押すと選択されます。
その後、別のメニューが表示され、
routed に与えるフラグを要求します。
メニューには、デフォルトのフラグの -q
がすでに表示されていることでしょう。
次の行は rwhod(8) デーモンが起動します。
rwhod
ユーティリティは、ネットワークにブロードキャストし、
システムのメッセージを発信します。
また 「consumer」 モードでは、
システムのメッセージを収集します。
詳細な情報は、ruptime(1) および
rwho(1) マニュアルページにあります。
リストの最後から 2 番目のオプションは、 sshd(8) デーモンです。 これは OpenSSH のためのセキュアシェルサーバです。 標準の telnet や FTP サーバではなく、このサーバが強く推奨されています。 sshd サーバは、暗号化された通信を行い、 あるホストと他のホストを安全に接続します。
最後のオプションが
オプションです。 このオプションは、RFC 1323 および RFC 1644 で定義される TCP 拡張を有効にします。 多くのホストにおいて、このオプションはコネクションを高速にする一方で、 いくつかのコネクションも破棄します。 サーバに対して推奨はされませんが、 スタンドアローンなコンピュータには有益でしょう。以上でネットワークサービスの設定が終わりました。 一番上の sysinstall を終了してください。
までスクロールアップして次の設定項目に進むか、 を 2 回選択し、その後 を選び、すべてがうまくいっていれば、画面上にメッセージがスクロールし、 ログインプロンプトが表示されるでしょう。Scroll-Lock を押し、さらに PgUp および PgDn キーを用いることで、メッセージの内容を見ることができます。 Scroll-Lock をもう一度押すとプロンプトに戻ることができるでしょう。
すべてのメッセージは (バッファの容量制限により)
表示されないかもしれませんが、
ログインの後にプロンプトからコマンドラインで dmesg
と入力することによってそれを見ることができます。
インストールの際に設定したユーザ名
(この例の場合、rpratt
)
とパスワードを用いてログインしてください。
必要な時を除き root
としてログインすることは避けてください。
典型的なブートメッセージ (バージョン情報は省略しています)
低速なマシンでは、 RSA および DSA キーを作成するのに少々時間がかかるかもしれません。 これは初めてインストールした後に初めてブートする時だけ起こります。 その後のブートはより速くなるでしょう。
X サーバが設定され、デフォルトデスクトップが選択されていた場合、
コマンドラインで startx
と入力することで起動することが可能です。
オペレーティングシステムを適切にシャットダウンすることは重要です。
ただ電源を落すということはしないでください。
まず、コマンドラインから su
と入力し、
root
パスワードを入力してスーパユーザとなります。
これは wheel
グループのメンバとなっているユーザだけが行うことができます。
または root
としてログインし、
shutdown -h now
を使用します。
シャットダウンコマンドが実行され、 「Please press any key to reboot」 というメッセージが現れた後に電源を落すことは安全です。 電源を落す代わりに何らかのキーが押された場合、 システムはリブートするでしょう。
Ctrl+Alt+Del というキーの組合せを使ってシステムをリブートすることもできますが、 通常の運用においてこれは推奨されません。
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、
ドキュメント を読んだ上で
<questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。
本文書に関する質問については、
<doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。