汎用論理構造文書 版文モジュール

後藤 大地
作成年月日 2002年 4月25日 木曜日 12時47分11秒 JST
更新年月日 $Date: 2006/06/27 14:27:13 $ $Revision: 1.6 $
版文番号 4
改定番号 2
文書種別 技術(文書)

1 汎用論理構造文書 版文モジュール

汎用論理構造文書 版文モジュールは汎用論理構造文書に版文に必要となる機能を追加するモジュールである。版文モジュールは文書としての機能は追加しないため、実際の利用時には別途文書モジュール(版文2)を併用するなどの必要がある。

次に、汎用論理構造文書 版文モジュールの構成要素定義を示す。

表1.1 汎用論理構造文書 版文モジュール 要素一覧
要素名 属性 子要素 要素内文字列 要素内空白改行 備考
number なし p なし 文書として扱われない docinfo要素における拡張要素
revisionnumber なし p なし 文書として扱われない docinfo要素における拡張要素
newernumber なし p なし 文書として扱われない docinfo要素における拡張要素
obsoletenumber なし p なし 文書として扱われない docinfo要素における拡張要素
category なし p なし 文書として扱われない docinfo要素における拡張要素
表1.2 汎用論理構造文書 版文モジュール 要素内包関係一覧
親要素 子要素 子要素の数 備考
docinfo number 1
docinfo category 1以上
docinfo revisionnumber 0以上1以下
docinfo newernumber 0以上
docinfo obsoletenumber 0以上
number p 1
category p 1
revisionnumber p 1
newernumber p 1
obsoletenumber p 1
表1.3 汎用論理構造文書 版文モジュール 属性一覧
要素名 属性名 属性内容 用途 指定義務 備考
表1.4 汎用論理構造文書 版文モジュール 要素種類別一覧
要素名 種類 備考
number 構造要素
category 構造要素
revisionnumber 構造要素
newernumber 構造要素
obsoletenumber 構造要素

汎用論理構造文書 版文モジュールは通し番号および文書種別を提供する。

版文モジュールは版文に必要となる最低限の機能のみを汎用論理構造文書に追加する。版文として利用するには文書モジュール(版文2)を併用する必要がある。

2 汎用論理構造文書 版文モジュール 要素解説

2.1 number要素

版文文書の通し番号を表現する。number要素は子要素としてp要素を必ず一つ持つ。この保持されているp要素には整数値が記述される。この整数値は版文において唯一無二のものであり、他の版文文書と番号がぶつかってはならない。

number要素内の空白改行は文書としての意味を持たない。number要素内の空白改行はXML文書記述整形に用いることができる。

2.2 category要素

版文文書の種別を表現する。要素は子要素としてp要素を必ず一つ持つ。この保持されるp要素には文字列で分類が記述される。分類は「分類名」または「分類名(さらに細かい分類名)」で表現される。文書が複数の分類に跨ると判断される場合、category要素を複数指定することができる。

category要素内の空白改行は文書としての意味を持たない。category要素内の空白改行はXML文書記述整形に用いることができる。

2.3 revisionnumber要素

版文文書の改定番号を表現する。revisionnumber要素は子要素としてp要素を必ず一つ持つ。

revisionnumber要素内の空白改行は文書としての意味を持たない。revisionnumber要素内の空白改行はXML文書記述整形に用いることができる。

2.4 newernumber要素

版文文書を新しく記述し直した場合に、新しい版文文書の通し番号を指定する。newernumber要素は子要素としてp要素を必ず一つ持つ。この保持されているp要素には整数値が記述される。

newernumber要素内の空白改行は文書としての意味を持たない。newernumber要素内の空白改行はXML文書記述整形に用いることができる。

2.5 obsoletenumber要素

版文文書を新しく記述し直した場合に、古い版文文書の通し番号を指定する。obsoletenumber要素は子要素としてp要素を必ず一つ持つ。この保持されているp要素には整数値が記述される。

obsoletenumber要素内の空白改行は文書としての意味を持たない。obsoletenumber要素内の空白改行はXML文書記述整形に用いることができる。

参考文献

[1] 後藤 大地, 版文1. 版文, ONGS Inc., 2002年4月

[2] 後藤 大地, 小澤 正紀, 版文2. 汎用論理構造文書, ONGS Inc., 2002年4月

[3] 後藤 大地, 版文3. 汎用論理構造文書 文書モジュール, ONGS Inc., 2002年4月