Port は CC
および CXX
変数を尊重すべきです。ここで言いたいのは、port
は、既存の値を上書きしてこれらの変数をまるごと設定しなおすべきではなく、
その代わり必要な値を既存の値に追加してゆくべきだということです。
そうすれば、すべての ports
に影響するビルドオプションをグローバルに設定できます。
Port がこれらの変数を尊重しない場合は、
Makefile
に NO_PACKAGE=ignores either cc or cxx
を追加してください。
CC
と CXX
変数を尊重している Makefile
の例を次に示します。?=
に注意してください。
CC ?= gcc
CXX ?= g++
こちらは、CC
変数も CXX
変数も尊重していない例です。
CC = gcc
CXX = g++
FreeBSD システム上では、CC
および
CFLAGS
変数は、どちらも /etc/make.conf
で定義できます。最初の例では、システム全体の定義を保存している
/etc/make.conf
で値がすでに設定されてない場合に限って、値を設定します。
2 番目の例では、すでに設定されていた内容を上書きしてしまいます。
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