閏秒はUTC(協定世界時)での真夜中に世界中で同時に挿入されます。日本では午前の半ば、太平洋地域では日中、米国では午後の遅いタイミング、欧州は夜です。
FreeBSDでは適切で安定したNTPサービスが提供されていれば先ほど説明したように閏秒のタイミングで設計通りに処理が行われることになると思います。
しかしながら、実際のところカーネルに対して閏秒について尋ねてくるアプリケーションは存在しないことに注意してください。我々の経験からしますと、想定されているように、閏秒の処理は閏秒のタイミングで1秒を1度繰り返すというもので、これはほとんどのアプリケーションプログラマにとっては想定していないものだと思います。
FreeBSDと同じ方法で閏秒を処理しているしていないに関わらずほかのオペレーティングシステムやほかのコンピュータと、適切で安定したNTPサービスを使用していないシステムは閏秒に関してはまったく関知してくれません。
コンピュータが閏秒が原因でクラッシュするという話は聞いたことがありませんが、経験からしますとパブリックに利用されているNTPサーバの一部は不適切に閏秒を処理して報告をおこなっています。
閏秒が原因でなにか問題が発生しないことを確認するようにしてください。
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、
ドキュメント を読んだ上で
<questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。
本文書に関する質問については、
<doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。