計算機を起動しオペレーティングシステムをロードするプロセスは、 「ブートストラッププロセス」 もしくは 「ブート」 と呼ばれます。 FreeBSD の起動プロセスを使えば、 システムをスタートするときに起きることをかなり柔軟にカスタマイズできます。 同じ計算機にインストールされた別のオペレーティングシステムを選択することもできますし、 同じオペレーティングシステムの異なるバージョンを選択することも、 インストールされた別のカーネルを選択することさえできます。
この章では、指定できる設定オプションついて詳しく説明します。 FreeBSD カーネルがスタートし、デバイスを検出し、 init(8) を起動するまでに起きることすべてを含む FreeBSD の起動プロセスのカスタマイズ方法について説明します。 これは、起動メッセージのテキストの色が、 明るい白から灰色に変わるまでに起きています。
この章を読むと、以下のことが分かります。
FreeBSD のブートストラップシステムの構成およびそれらが互いにどう関係しているのか
起動プロセスを制御するために FreeBSD のブートストラップの各要素に付加できるオプション
ブートスプラッシュスクリーンの設定方法
device hints の基本的な記述方法
シングルユーザもしくはマルチユーザモードでの起動方法、 および FreeBSD システムのシャットダウンの方法
この章では Intel x86 および amd64 システム上で動作する FreeBSD の起動プロセスだけを扱います。
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