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ロケール
[シェル API]

ロケールオブジェクトとそれに関する API. More...

Typedefs

typedef MLocale MLocale
 MLocale 構造体.

Functions

MLocalemlocale_set (int category, const char *name)
 現在のロケールを設定する.
MSymbol mlocale_get_prop (MLocale *locale, MSymbol key)
 ロケールプロパティの値を得る.
int mtext_ftime (MText *mt, const char *format, const struct tm *tm, MLocale *locale)
 日付と時間をフォーマットする.
MTextmtext_getenv (const char *name)
 環境変数を得る.
int mtext_putenv (MText *mt)
 環境変数を変更/追加する.
int mtext_coll (MText *mt1, MText *mt2)
 現在のロケールを用いて2つの M-text を比較する.

Variables

MSymbol Mlanguage
MSymbol Mterritory
MSymbol Mmodifier
MSymbol Mcodeset

Detailed Description

m17n ライブラリはロケール関連情報を MLocale 型のオブジェクトで表現する。

Typedef Documentation

typedef struct MLocale MLocale
 

MLocale 構造体は、ロケールの名前、言語、地域、モディファイア、コードセット、および対応するコード系に関する情報を保持するために用いられる。

この構造体の内容は実装に依存する。 内部構造はアプリケーションプログラムからは見えない。

参照:
mlocale_get_prop()


Function Documentation

MLocale* mlocale_set int  category,
const char *  name
 

関数 mlocale_set() は現在のロケールの一部を設定したり問い合わせたりする。ここで一部とは category で指定され、setlocale() の有効な第一引数となるものでなくてはならない。

locale が NULL でなければ、指定した部分のロケールがlocale に設定される。 locale がシステムにサポートされていなければ、設定は行われず、現在のロケールは変わらない。

locale が NULL ならば、現在のロケールの指定した部分を問い合わせる。

戻り値:
呼び出しに成功すれば、mlocale_set() はロケールに対応する opaque ロケールオブジェクトを返す。ロケールの名前は関数 mlocale_get_prop() によって得ることができる。

そうでなければ NULL を返す。

エラー:
MERROR_LOCALE

MSymbol mlocale_get_prop MLocale locale,
MSymbol  key
 

関数 mlocale_get_prop() は、ロケール localekey プロパティの値を返す。 keyMname, Mlanguage, Mterritory, Mcodeset, Mmodifier, Mcoding のいずれかである。

int mtext_ftime MText mt,
const char *  format,
const struct tm *  tm,
MLocale locale
 

関数 mtext_ftime() は時刻データ (broken-down time) tmformat で指定された形式に清書し、結果をM-text mt に付加する。フォーマットは NULL でなければ ロケール locale に、または現在のロケール(LC_TIME) に従う。

引数 tmformat の意味は strftime() の場合と同じ。

参照:
strftime()

MText* mtext_getenv const char *  name  ) 
 

関数 mtext_getenv()name で指される文字列と合致する文字列を環境変数のリスト中から探す。

見つかった場合には、その値を現在のロケール(LC_CTYPE) に従って M-text にデコードし、そのM-text を返す。

見つからなければ、NULL を返す。

int mtext_putenv MText mt  ) 
 

関数 mtext_putenv() は M-text mt に従って、環境変数の値を変更したり追加したりする。この関数は、現在のロケール (LC_CTYPE) に従ってmt をエンコードし、それを引数として関数 putenv を呼ぶ。

戻り値:
この関数は、成功した場合には 0 を、エラーが起これば -1 を返す。

int mtext_coll MText mt1,
MText mt2
 

関数 mtext_coll() は2つの M-text mt1mt2 を比較する。戻り値は負の整数値, 0, 正の整数値のいずれかであり、それぞれ mt1mt2 より小さい、同じ、大きい場合に相当する。比較は現在のロケール (LC_COLLATE) に基づいて行われる。

この関数は M-text のテキストプロパティとして自動的にキャッシュされる情報を利用するので、2度目以降の同じ比較は1度目より速く実行される。


Variable Documentation

MSymbol Mlanguage
 

"language" という名前を持つシンボル.

MSymbol Mterritory
 

"territory" という名前を持つシンボル.

MSymbol Mmodifier
 

"modifier" という名前を持つシンボル.

MSymbol Mcodeset
 

"codeset" という名前を持つシンボル.


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mulemark mule-aist@m17n.org