Chapter 33. 設定ファイル config.cf

Table of Contents
MLごとの設定ファイル config.cf
config.cf のフォーマット
Postfix スタイルのさらなる拡張
config.cf の多重読み込み(変数定義の上書き)
展開後に変数を代入すると?
変数一覧 (alphabetical order)
変数一覧 (クラス分類)
レシピ’s

MLごとの設定ファイル config.cf

各MLごとにさまざまなカスタマイズをすることができます。 この点は fml4 でも fml8 でも同様です。

そのために fml4 では各MLのホームディレクトリ $DIR (例: /var/spool/ml/elena)に config.ph というファイルがあります。 これは .ph という名前でわかる通り perl script です。

一方 fml8 では config.cf というファイルです。 フォーマットは Postfix や .ini 風の

変数 = 値
形式になっています。 複数行の値も可能です(後述)。

perl module と同様に、=cut の後には perl script を書くようになっています。 「キーワード = 値」形式の記述は =cut の前に書いて下さい。

fml4 の諸問題

fml4 の perl script 方式には、いくつか問題があります。

メリットとしては、 perl script なので、perl が許す限りの自由な書き方ができます。 これは人間にとっては嬉しいのですが、 機械処理の観点からは問題です。というのは makefml や CGI をはじめとする設定インターフェイスを書きにくいのです。 そこで fml4 では、 cf というファイルと config.ph という 2 つのフォーマットの異なるファイルが使われることになりました。 [1] しかし、これでは2つのファイルに分かれてしまう点で保守がしにくくなります。

よって fml8 では、 設定インターフェイスにやさしい新フォーマットとしました。 それが config.cf で、 本質的に Postfix 風フォーマットです。

Notes

[1]

.mc から .cf を作る点で、なんとなく sendmail みたいですね;)

fml 8.0 (fml-devel) project homepage is www.fml.org/software/fml8/.
fml 4.0 project homepage is www.fml.org/software/fml4/.
about one floppy bsd routers, see www.bsdrouter.org/.
other free softwares are found at www.fml.org/software/.

author's homepage is www.fml.org/home/fukachan/.
Also, visit nuinui's world :) at www.nuinui.net.

For questions about FML, e-mail <fml-bugs@fml.org>.