概要: fml8 におけるバーチャルドメインの取り扱い

新たに、あるドメインを使いはじめる時、 最初に newdomain コマンドを実行して下さい。 このコマンドは ml_home_prefix_maps (正確には primary_ml_home_prefix_map)を適宜、編集してくれます。

この後は fml4 と同様に makefml (or fml) コマンドを使ってください。 ただし、makefml (or fml)コマンドを使う際には、 ML名を「ユーザ@ドメイン」形式で指定するところが異なります。 注意して下さい。

なお、デフォルトのドメインの場合には@ドメインが省略可能です。 つまり、この場合に限り fml4 と同じ形式に戻るというわけです。

たとえば、コマンドの操作はMLではなく、ML@ドメイン名を使うことにな ります。つまりコマンドの使い方は

makefml newml	ML@virtualdomain
makefml add	ML@virtualdomain	address
makefml bye	ML@virtualdomain	address
などといったぐあいになります。

なお、CGI での操作ではドメイン名の指定が不要です。これは、config.cgi 生成時にドメイン名をスクリプト中に埋め込んでいるためです。画面にもドメ イン名が出ているはずですし、そもそも URL にドメイン名が入っている

http://lists/~fml/cgi-bin/fml/$domain/admin/config.cgi
ので、どのドメインの操作をしているのかはわかっているはずです。

Warning

なお、CGI の URL にドメイン名が入っているのは、操作する人にとって分か りやすいようにという配慮であって、CGI が URL を元に自分の操作対象ドメ イン名を決めているわけではありません(それは危険です)。

ML名やドメイン名は newml 時に作成される .cgi スクリプトにハードコー ディングされています。 URL のドメインや環境変数を CGI スクリプトは無視します。 ハードコーディングされた設定だけを見ます。

CGI 実行時に、ユーザが HTTP 経由で操作対象を変更することは出来ません (させません)。

fml 8.0 (fml-devel) project homepage is www.fml.org/software/fml8/.
fml 4.0 project homepage is www.fml.org/software/fml4/.
about one floppy bsd routers, see www.bsdrouter.org/.
other free softwares are found at www.fml.org/software/.

author's homepage is www.fml.org/home/fukachan/.
Also, visit nuinui's world :) at www.nuinui.net.

For questions about FML, e-mail <fml-bugs@fml.org>.