オブジェクトの time-to-live の値を変更する:
nischttl [-A] [-L] [-P] [time-to-live] [object-name]
エントリーの time-to-live の値を変更する:
nischttl [ time-to-live ] [ column=value,... ] [ table-name ] [-A] [-L] [-P]
注: time-to-live は次のように表されます。
- 秒数。文字のない数字は、秒数と解釈されます。そのため、TTL の 1234 は 1234 秒と解釈されます。文字 s の前にある数字も、秒数と解釈されます。したがって、TTL の 987s は 987 秒と解釈されます。日数、時間数、分数と組み合わせて秒数を指定する場合、文字 s を使用して、秒の値を識別する必要があります。
- 分数。文字 m の前にある数字は、分数と解釈されます。したがって、TTL の 90m は 90 分と解釈されます。
- 時間数。文字 h の前にある数字は、時間数と解釈されます。したがって、TTL の 9h は 9 時間と解釈されます。
- 日数。文字 d の前にある数字は、日数と解釈されます。したがって、TTL の 7d は 7 日と解釈されます。
注: これらの値は組み合わせて使用されます。たとえば、TTL 値 4d3h2m1s は、4 日、3 時間、2 分、1 秒の time-to-live を指定します。
この time-to-live の値は、キャッシュ・マネージャーが、キャッシュ・エントリーの満了の時期を判断するために使用します。 time-to-live は、合計秒数でも、日数、時間数、分数、および秒数の組み合わせでも指定できます。オブジェクトまたはエントリーに割り当てる time-to-live の値は、オブジェクトの安定度に依存します。オブジェクトが頻繁に変更される可能性が大きい場合、time-to-live の値を小さく指定してください。オブジェクトが安定していれば、大きい値を指定してください。大きい time-to-live の値は 1 週間、小さい値は 1 分というように指定できます。パスワード・エントリーには、1 日 1 回のパスワード変更に対応できるように、約 12 時間の time-to-live の値を指定する必要があります。あまり変更されないテーブルのエントリー (たとえば、RPC テーブル内のエントリー) の場合は、この値に数週間を指定することもできます。
注
- オブジェクトの time-to-live を変更するには、そのオブジェクトに対する修正権限がなければなりません。テーブル・エントリーの time-to-live を変更するには、修正したいテーブル、エントリー、またはカラムに対する修正権限がなければなりません。
-A | ユーザーが指定した column= 値の指定と一致するすべてのエントリーに変更を適用します。 |
-L | リンクの後に付けられ、リンクそのものでなく、リンクされたオブジェクトまたはエントリーに変更を適用します。 |
-P | 条件を満たすエントリーが 1 つ現れるまで、パスの後に付けられます。 |
nischttl -L time-to-live object-name
86400 秒の TTL | client% nischttl 86400 sales.wiz.com. |
24 時間の TTL | client% nischttl 24h sales.wiz.com. |
2 日、1 時間、1 分、1 秒の TTL | client% nischttl 2d1h1m1s sales.wiz.com. |
nischttl [-ALP] time-to-live [column=value,...], table-name
client% nischttl 86400 '[uid=99],passwd.org_dir.wiz.com.' client% nischttl 24h `[uid=99],passwd.org_dir.wiz.com.' client% nischttl 2d1h1m1s `[name=fred],hosts.org_dir.wiz.com'