mkvol コマンドは、disk1 [ disk2 ... ] パラメーターで表される物理ボリュームを使用して新しい NAS ボリュームを作成します。 NAS ボリューム名 (volumename) は、ネットワークを介してエクスポートされるファイルシステムを表します。ボリュームは指定されたすべてのディスクに広がり、コマンドが完了するとマウントされます。 mkvol コマンドは、ディスク上の既存のボリューム情報をすべてオーバーライドします。
新規ボリュームのマウント・ポイントは /Vols/volumename/ であり、スナップショットのマウント・ポイントは /Vols/ volumename/.snapshot/snapshot_name です。
作成されるボリュームには、snapshot_size の指定に基づいて、ファイルシステム用およびスナップショット用のディスク・スペースが割り当てられます。
-n num_snapshots | このボリュームに作成できるスナップショットの最大数を指定します。デフォルトは 2 です。 |
-r group | group に指定したグループがこの NAS ボリュームを所有することを指定します。 |
-s snapshot_size | 1 つのスナップショット用に予約するファイルシステム・スペースのパーセンテージを指定します。デフォルト値は 10% です。 |
disk1 [ disk2 ... ] | 新しい NAS ボリュームに含まれる物理ボリュームを指定します。 |
num_snapshots | 作成できるスナップショットの最大数を指定します。デフォルトは 2 です。 |
group | このボリュームを所有するグループの名前を指定します。 |
snapshot_size | 1 つのスナップショット用に予約するファイルシステム・スペースのパーセンテージを指定します。デフォルト値は 10% です。 |
volumename | ネットワークを介してエクスポートされる NAS ボリュームおよびファイルシステムの名前を指定します。 |
3 つの物理ボリューム (hdisk3、hdisk5、hdisk6) を持ち、ファイルシステム・ストレージの 20% を最大 5 つのスナップショットに割り振る myvol という名前の NAS Gateway 500 ボリュームを作成するには、次のように入力します。
スナップショット作成にはデフォルト値を使用して、グループ clustergrp が所有する myvol2 という名前の NAS Gateway 500 ボリュームを、物理ディスク hdisk10 および hdisk11 上に作成するには、次のように入力します。
mkvol -r clustergrp myvol2 hdisk10 hdisk11