who コマンドは、ローカル・システム上のすべての現行ユーザーに関する情報を表示します。表示される情報は、ログイン名、tty、ログインの日付と時間です。who am i または who am I と入力すると、ログイン名、tty、ログインした日付と時間が表示されます。リモート・マシンからログインすると、そのコンピューターのホスト名も表示されます。
who コマンドは、ログインしてからの経過時間、コマンド・インタープリター (シェル) のプロセス ID、ログイン、ログオフ、再始動、システム・クロックに対する変更、および初期化プロセスで生成された他のプロセスも表示できます。
who コマンドの一般出力フォーマットは下記のとおりです。
Name [State] Line Time [Activity] [Pid] [Exit] (Hostname)
ここで、
Name | ユーザーのログイン名を識別します。 |
State | 誰でもその回線に書き込み可能かどうかを示します (-T フラグを参照)。 |
Line | /dev ディレクトリーで見つかった回線名を識別します。 |
Time | ユーザーがログインした時刻を表します。 |
Activity | ユーザー回線上で最後にアクティビティーが発生してからの時間 (時、分) を表します。ここで . (ドット) は、最後の 1 分以内の回線アクティビティーを示します。回線から 24 時間以上信号がないか、最後にシステムを始動してから一度も使用されていない場合には、このエントリーには old と印が付けられます。 |
Pid | ユーザーのログイン・シェルのプロセス ID を識別します。 |
Term | プロセスの終了状況を識別します (-d フラグのセクションを参照)。終了値について詳しくは、wait サブルーチンまたは /usr/include/sys/signal.h ファイルを参照してください。 |
Exit | 終了したプロセスの終了状況を識別します (-d フラグのセクションを参照)。 |
Hostname | ユーザーのログイン元のマシン名を示します。 |
File パラメーターでファイルを指定した場合は、who コマンドは情報を得るためにそのファイルを調べます。
File パラメーターで複数のファイル名を指定すると、最後のファイル名のみが使用されます。
who
以下のような情報が表示されます。
joe lft/0 Jun 8 08:34
who am i
以下のような情報が表示されます。
george lft/0 Jun 8 08:34
who /var/adm/wtmp
以下のような情報が表示されます。
hank lft/0 Jun 8 08:34 (ausnix5) john lft/0 Jun 8 08:34 (JIKey) mary lft/0 Jun 8 08:22 (machine.austin.ibm) jan pts4 Jun 8 09:19 (puff.wisc.edu)
. run-level 2 Jun 8 04:15 2 0 s
srcmstr . Jun 8 04:15 old 2896 cron . Jun 8 04:15 old 4809 uprintfd . Jun 8 04:15 old 5158
. system boot Jun 19 10:13 . run-level 2 Jun 19 10:13 . . Jun 19 10:14 old . . Jun 19 10:14 old . . Jun 19 10:14 old rc - . Jun 19 10:13 old . . Jun 19 10:16 old . . Jun 19 10:14 old srcmstr - . Jun 19 10:14 old rctcpip - . Jun 19 10:14 old rcdce - . Jun 19 10:14 old rccm - . Jun 19 10:15 old dceupdt - . Jun 19 10:15 old rcnfs - . Jun 19 10:15 old cron - . Jun 19 10:16 old piobe - . Jun 19 10:16 old qdaemon - . Jun 19 10:16 old writesrv - . Jun 19 10:16 old uprintfd - . Jun 19 10:16 old . . Jun 19 10:16 old LOGIN - lft0 Jun 19 10:16 old . . Jun 19 10:16 old . . Jun 19 10:16 old
date コマンド