chgroup コマンド

目的

グループの属性を変更します。

構文

chgroup Attribute=Value ... Group

説明

重要: Network Information Service (NIS) データベースが使用システムにインストールされている場合は、chgroup コマンドを使用しないでください。これを使用すると、重大なシステム・データベースの矛盾が生じることがあるからです。

chgroup コマンドは、Group パラメーターで指定したグループの属性を変更します。そのグループ名は、8 バイト以下の文字列の既存グループ名でなければなりません。属性を変更するには、変更後の属性名と値を Attribute=Value パラメーターに指定します。

フラグ

なし

属性

属性を変更するには、Attribute=Value パラメーターを指定します。適切な権限を持っている場合、次のグループ属性を設定できます。

adms グループのメンバーと管理者を設定するなど、グループの管理用タスクを実行できるユーザーを定義します。 Value パラメーターは、コンマで区切られたユーザー・ログイン名のリストです。 Value パラメーターを指定しないと、管理者全員が除去されます。
id グループ ID。Value パラメーターは、固有の整数文字列です。この属性を変更するとシステム・セキュリティーが損なわれるので、この属性は変更しないでください。
users User1,User2, ...,Usern のフォーマットの 1 人または複数のユーザーのリスト。グループ・メンバー名をコンマで区切ります。各ユーザーがデータベース構成ファイル内に定義されていることが必要です。ユーザーをその 1 次グループから除去することはできません。

chgroup コマンドで指定した属性のいずれかが無効なときは、このコマンドで何も変更されません。

  1. 現在そのメンバーが frank のみである finance グループに sam and caro を追加するには、次のように入力します。

    chgroup users=sam,carol,frank  finance
  2. frankfinance グループから除去するが、 samcarol は残し、 finance グループの管理者を除去するには、次のように入力します。

    chgroup users=sam,carol adms= finance

    この例では、2 つの属性値が変更されました。 frank の名前はメンバー・リストから削除され、adms 属性の値はブランクになっています。

関連情報

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