exportfs コマンドは、ネットワーク・ファイルシステム (NFS) のクライアントがローカル・ディレクトリーをマウントできるようにします。このコマンドは、通常、システム起動時に呼び出され、1 つ以上のディレクトリーをエクスポートします。ディレクトリーは絶対パス名で指定する必要があります。
/etc/xtab ファイルには、現在エクスポート中のディレクトリーのリストが入っています。このファイルを表示するには、フラグまたは引数を指定しないで exportfs コマンドを実行します。ファイルの変更、またはそのファイルのディレクトリーの 1 つの特性変更を行うには、/etc/exports ファイルを編集して、exportfs コマンドを実行します。この操作は常時行えます。 /etc/xtab ファイルを直接編集することは、絶対に避けてください。
注: 現在エクスポートされているディレクトリーの親ディレクトリーまたはサブディレクトリー、およびそのディレクトリーと同じファイルシステム内にある親ディレクトリーまたはサブディレクトリーはエクスポートできません。
exportfs -a
exportfs /home/notes
この例では、/home/notes ディレクトリーがエクスポートされます。
注: このコマンドを機能させるためには、/etc/exports ファイルで /home/notes ディレクトリーを指定する必要があります。
exportfs -u /home/notes
この例では、/home/notes ディレクトリーがアンエクスポートされます。
exportfs -v
exportfs -i /home/zeus
この例では、/home/zeus ディレクトリーが無制限にエクスポートされます。
exportfs access=cowboys:oilers /home/notes -o
この例では、/home/notes ディレクトリーがエクスポートされ、cowboys と oilers というホスト・コンピューターのユーザーに、アクセス権が与えられます。