mknasadm -h [ Attribute=Value , [ Attribute=Value ... ] ... ] Name
mknasadm コマンドは、新しいユーザー管理アカウントを作成します。 Name パラメーターは、8 バイト以下の固有の文字列でなければなりません。
NAS 管理ユーザーに必要な特性は次のとおりです。
管理者はローカルで定義されます。サーバーでリモート認証方式が使用されている場合は、NIS、NIS+、LDAP などの方式を使用してリモート認証サーバーにユーザーを追加する必要があります。
mknasadm コマンドはユーザーのパスワード情報は作成しません。 このコマンドは、* (アスタリスク) を使用して password フィールドを初期化します。このフィールドはあとで、passwd または pwdadm コマンドによって設定されます。 passwd コマンドまたは pwdadm コマンドを使用して認証情報が追加されるまで、新しいアカウントは使用不可です。
次の属性は指定できません。
ログインの不整合を防ぐために、英大文字のみのユーザー名を作成しないようにする必要があります。 mknasadm コマンドはマルチバイトのユーザー名をサポートしますが、ユーザー名を POSIX 移植可能ファイル名文字セットを含む文字に制限することをお勧めします。
ユーザー・データベースが破損しないように、ユーザー名は慎重に決めなければなりません。ユーザー名を - (ダッシュ)、+ (正符号)、@ (アットマーク)、~ (ティルド) で始めることはできません。キーワード ALL または default をユーザー名に使用することもできません。また、ユーザー名の文字列には次の文字を使用しないでください。
: | コロン |
" | 二重引用符 |
# | ポンド記号 |
, | コンマ |
= | 等号 |
¥ | 円記号 (またはバックスラッシュ) |
/ | スラッシュ |
? | 疑問符 |
' | 単一引用符 |
` | 逆向き引用符 |
最後に、Name パラメーターには、スペース、タブ、または改行文字を含めることはできません。
Attribute=Value | ユーザー属性を初期化します。有効な属性および値については、chuser コマンドを参照してください。 |
Name | 固有の 8 バイト以内の文字列を指定します。 |
mknasadm davis