pwdadm コマンド

目的

ユーザーのパスワードを管理します。

構文

pwdadm-f Flags-q | -c ] User

説明

pwdadm コマンドは、ユーザーのパスワードを管理します。

-f NOCHECK フラグを指定しない限り、新しいパスワードを定義する必要があります。 7 ビット文字だけがパスワードでサポートされます。 pwdadm コマンドに -f フラグを指定すると、root ユーザーまたはセキュリティー・グループのメンバーはパスワード規則を変更する属性を設定できます。

-q フラグを指定すると、ユーザーはパスワード情報を照会できます。 lastupdate 属性と flags 属性の状況のみが表示されます。暗号化されたパスワードは表示されません。

フラグ

-f Flags パスワードの flags 属性を指定します。 Flags 変数は、以下のリストからの属性をコンマで区切ったリストでなければなりません。
NOCHECK
新しいパスワードがパスワード構成のガイドラインに従わなくてもよいことを示します。
ADMCHG
ユーザーのパスワードを変更せずに ADMCHG 属性をリセットします。これにより、ユーザーは次に login コマンドまたは su コマンドが与えられるとパスワードを変更することになります。 User パラメーターで指定されたユーザーがパスワードをリセットすると、この属性はクリアされます。
-q パスワードの状況を照会します。 lastupdate 属性と flags 属性の値が表示されます。
-c 設定されたすべてのフラグをクリアします。

  1. ユーザー susan のパスワードを設定するには、セキュリティー・グループのメンバーが次のように入力します。

    pwdadm susan

    プロンプトが出されたら、コマンドを起動したユーザーにパスワードを入力するようにプロンプトが出された後で、Susan のパスワードを変更できます。

  2. ユーザー susan のパスワード状況を照会するには、セキュリティー・グループのメンバーが次のように入力します。

    pwdadm -q susan

    このコマンドは、lastupdate 属性と flags 属性の値を表示します。次の例では、NOCHECKADMCHGflag 属性が有効になったときに表示される内容を示しています。

    susan:
            lastupdate=
            flags= NOCHECK,ADMCHG

関連情報

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