メモリーの使用状況をプロファイルするときは、カスタム構成を作成し、より詳細なプロファイルオプションを設定できます。
詳細オプションを設定するには、カスタム構成の構成区画で「詳細設定」をクリックします。「基本オプション」区画で構成オプションを設定するには、「基本設定」をクリックします。
「詳細設定」区画では、次のオプションを設定できます。
割り当てのスタックトレースを記録。この設定は、基本設定で「割り当てのスタックトレースを記録」を選択しているときに変更できます。
オブジェクトの作成を記録すると、その時点の呼び出しスタックも記録されます。デフォルトでは、すべてのスタックの深さが記録されます。記録される呼び出しスタックの最大深さを制限するには、記録されるスタックの先頭からのフレーム数を制限する正の整数 (たとえば 3) を入力します。この方法で、プロファイルのオーバーヘッドを大幅に削減できる可能性があります。
呼び出しスタックが記録される方法の詳細については、次の NetBeans の FAQ を参照してください。
メモリー結果の取得時にガベージコレクションを実行。このオプションを選択すると、メインメニューから「プロファイル」>「GC を実行」を選択するたびに、ターゲット JVM で完全なガベージコレクションが呼び出されます。このオプションにより、オブジェクト活動の実情をより詳しく把握できますが、オーバーヘッドも増加する場合があります。ガベージコレクションを実行すると、無効なオブジェクトについてはガベージコレクトされて対象外となるため、オブジェクト活動についてより現実的な状態を把握できます。特に大規模なアプリケーションでは、完全なガベージコレクションは負荷が高いので (数秒から数十秒を要する)、このオプションを選択する場合は注意が必要です。
スレッド監視を有効。このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時からアプリケーションのスレッドが監視されます。選択を解除すると (デフォルト)、「スレッド」ウィンドウの「スレッド」ボタンをクリックするまでスレッドの監視は開始されません。
大域設定をオーバーライド。このオプションを選択すると、アプリケーションをプロファイルするときに、大域設定をオーバーライドする次のオプションを指定できます。