AdminSession オブジェクトの CreateUser メソッド
ユーザー アカウントに対して LDAP 認証が有効になっている場合、ユーザー パスワードは、LDAP リポジトリに保存された値です。 SetPassword を使用して設定することはできません。SetPassword を呼び出すと、引数値が空の文字列 ("") でない限りエラーが戻されます。 この呼び出しを行うには、USER_ADMIN ユーザー権限が必要です。
ユーザー アカウントに対して LDAP 認証が有効になっている場合、ログイン名は変更できますが、パスワードは変更できません。 new_password 引数値は、空の文字列 ("") でなければなりません。 ログイン名を変更するには、USER_ADMIN ユーザー権限が必要です。
バージョン 2003.06.15 より前のリリースでは、Rational ClearQuest ユーザー プロファイル レコードの [ログイン名] フィールドは、ユーザーが [ClearQuest ログイン] ウィンドウで入力した名前を表示していました。バージョン 2003.06.15 以降、LDAP 認証用の Rational ClearQuest ユーザー データベースを設定すると、ユーザーが [ClearQuest ログイン] ウィンドウで入力した名前は、ClearQuest ユーザー プロファイルの [ログイン名] フィールドの値 (CQ_LOGIN_NAME) 以外の値を表すことがあります。別の値で設定するようにした場合、[ログイン名] フィールドは、ユーザーが [ClearQuest ログイン] ウィンドウで入力した名前を表しません。ユーザー データベースが使用する Perl または Visual Basic スクリプトで、[ログイン名] フィールド (つまり、$UserObject->Name または $SessionObject->GetLoginName による戻り値) が、 [ClearQuest ログイン] ウィンドウでユーザーの入力した名前になっていると想定している場合は、スクリプトを修正しないと正しく機能しないことがあります。
特に、LDAP 認証を使用する場合、Rational ClearQuest ログイン名 (CQ_login_name など) として現在記述されている値を必要とする (またはその値を戻す) 既存の Rational ClearQuest API メソッドは、Rational ClearQuest ユーザー プロファイル名 (CQ_user_name、つまり User オブジェクトの [名前] フィールドの値) として処理される必要があります。
Session オブジェクトと AdminSession オブジェクトの GetAuthenticationLoginName メソッドは、ユーザーが [Rational ClearQuest ログイン] ウィンドウで入力した文字列を戻します。詳細は、Session オブジェクトの GetAuthenticationLoginName メソッドと AdminSession オブジェクトの GetAuthenticationLoginName メソッドを参照してください。
AdminSession オブジェクトの GetUserLoginName は、データベースに保存された Rational ClearQuest ユーザー名を戻します。 これについては、AdminSession オブジェクトの GetUserLoginName メソッドを参照してください。
次の文字は、Rational ClearQuest 認証の場合は Rational ClearQuest ユーザー プロファイルの [名前] フィールド (CQ_LOGIN_NAME)、LDAP 認証の場合は CQLDAPMap マッピング値に含めることはできません。
! {スペース文字} " # $ % & ' ( ) * + , / : ; < = > ? [ ¥ ] ^ ` { | }
ログイン名と CQLDAPMap マッピング値に、データベースとして無効な文字や予約されていないキーワード、Rational ClearQuest インターフェイスで禁止されている文字は使用できません。