CrossPlatformBuild レコードを使用した正常終了ビルドのプロモート

前のステップで、CrossPlatformBuild レコードを使用して、失敗したビルドを、ビルドが正常終了するまで再実行する方法を学習しました。次のステップでは、同じレコードを使用して、正常終了したビルドをプロモートする方法を学習します。ビルドをプロモートするには、使用される CrossPlatformBuild レコードが BuildCompleted 状態でなければなりません。
さらに、次のような違いに注意してください。
  1. CrossPlatformBuild レコードの Rational ClearQuest® クエリーを 実行します。
  2. [結果] ページから、ビルドをプロモートする際に必要な CrossPlatformBuild レコードを選択します。 [状態] フィールドに、レコードが BuildCompleted 状態にあることが示されます。
  3. [アクション] > [Promote] とクリックします。 [状態] フィールドが、BuildCompleted 状態から PromotePending 状態に変わります。
  4. [適用] ボタンをクリックして、この状態変更を受け入れます。
  5. [アクション] > [Refresh] とクリックして、データベース内のビルド レコードを更新します。
  6. [詳細] ウィンドウのツール バーから、[メニュー] ボタン [詳細] ウィンドウの [メニュー] ボタン をクリックし、データベース内のビルド レコードをリフレッシュするため [リフレッシュ] をクリックします。
  7. [アクション] > [Modify] とクリックして、[状態] フィールドを更新します。以下のいずれかを実行します。
    • プロモート操作が正常終了した場合、[状態] フィールドが PromoteCompleted 状態に変わります。Rational ClearCase ビルドの場合、この変化は、CCBuildConfig レコード内に指定されたプロモート コマンドが成功キーワードなしで正常に実行したことか、または、プロモートの出力に成功キーワードがあったことを意味します。 Rational ClearCase プロモート操作を成功キーワードを指定せずに実行する場合でも、[適用] ボタンをクリックし、ログ ファイル <rational_root>¥ClearQuest¥cpscm.log をチェックすることによって、Rational ClearCase 成果物が正常にプロモートされたことを検証できます。 また、実行されたコマンドに基づいて、ファイルが正常にプロモートされたことを検証することもできます。
    • プロモート操作が失敗した場合、[状態] フィールドが PromoteFailed 状態に変わります。[適用] ボタンをクリックして、この状態変更を受け入れます。<rational_root>¥ClearQuest¥cpscm.log でエラー メッセージを調べてください。 SCLM 通信に関する追加情報については、<rational_root>¥ClearQuest¥cpscm_communications.log を参照してください。
    • 大きな SCLM ジョブをバッチ モードでプロモートする場合、ビルドが実際にはプロモートされていないために、更新および修正の手順でレコードが PromotePending 状態から移動しないことがあります。このような状況が発生した場合、通常は JCL コードにエラーがあることを意味します。レコードを削除するか、または、Rational ClearQuest 制限付きグループのメンバーである場合は、レコードを手動で PromoteFailed 状態に移し、問題を修正してください。(この グループの詳細については、オプション: "制限付き" Rational ClearQuest ユーザー グループの作成 を参照してください。)
これで、CrossPlatformBuild レコードを使用して、ビルドをプロモートする手順が完了しました。プロモート操作が正常終了した場合は、次のトピックは参考のためにお読みください。

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