レコードのマスターシップの転送

データベース レコードに対して他のサイトのユーザーが書き込みアクセスを必要とする場合、そのデータベース レコードのマスターシップを転送することができます。

Rational® ClearQuest® MultiSite には、ratl_mastership というシステム フィールドがあります。このフィールドの値は、それぞれのレコードがマスター登録されている複製です。ユーザーがレコードのマスターシップを変更できるようにするには、このフィールドをレコード タイプのフォームに追加する必要があります。レコード タイプのフォームには、いつでも ratl_mastership フィールドを追加できます。

注: レコードのマスターシップを変更できるのは、そのレコードのマスター複製のユーザーのみです。
ユーザーがレコードのマスターシップを変更できるようにしたい各レコード タイプについて、作業スキーマ リポジトリでRational ClearQuest Designer を使用して複製ファミリーのスキーマを変更します。レコード フォームに ratl_mastership フィールドを追加するには、次の手順を実行します。
  1. ワークスペースで [レコード タイプ] を展開し、次に目的のレコード タイプを展開します。
  2. フォームをダブルクリックします。
  3. フィールドを追加するタブをクリック、または [編集] > [タブの追加] をクリックして、フィールドを格納する新しいタブを追加します。
  4. [フィールド リスト] を使用して、ratl_mastership フィールドをタブにドラッグします。
  5. 修正済みスキーマをチェックインします。
  6. 該当するユーザー データベースをアップグレードして、新しいスキーマを使用するようにします。
  7. 更新パケットを生成して送信します。更新パケットには自動的にスキーマの更新が格納されています。他のサイトの管理者は、新しいスキーマ リビジョンを使用するようにユーザー データベース複製をアップグレードする必要があります。
関連概念
インポート済みパケットからのスキーマの更新
関連資料
chmaster
describe

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