Rational ClearQuest 診断ユーティリティは、ルールに基づいた方式を使用して、 スキーマ リポジトリやユーザー データベースでパフォーマンス上の問題を引き起こす可能性がある状態があるかを検査します。 ユーティリティは、XML ファイルに定義された一連のルールを処理して、データベースを確認します。 ルールは、スキーマ リポジトリ データベースやユーザー データベースを構成するさまざまなテーブルが、 確実に正しく定義されるようにします。 それぞれのルールは、表 1 に示したルール タイプのいずれかに属します。
ルール タイプ | 説明 |
---|---|
Database | サポートされるデータベースのタイプとバージョン、 データベース固有のパラメータを定義します。 |
Constraints | 1 つのテーブルに許可される行や列の数、参照整合性ルール、列の値がテーブル全体で 固有な値でなければならないというルールなど、テーブル レベルの制約を定義します。 |
Table existence | スキーマ リポジトリに可能なテーブルを定義します。 必須のテーブルとオプションのテーブルがあります。 |
Columns and attributes | テーブル列の属性を定義します。 |
Field values | 列が特定の値または一定範囲の値を持つ必要がある場合のルールを定義します。 |
Field value and referential integrity | 参照整合性が特定の列の値に依存する場合のルールを定義します。 |
Informational | ユーティリティの実行時に表示する情報を収集するルールを定義します。 |
このユーティリティを実行するときに、すべてのルールを処理するのか、1 つ以上のルール グループを処理するのか、 それとも 1 つ以上の特定のルールを処理するのかを指定します。ルール グループは、データベース保全性に関する特定の局面 (例えば、ユーザー情報や MultiSite 情報など) を検査することを目的としたルールの集合です。同じルール グループ内のルールは、複数のルール タイプにわたります。