IBM Rational® 製品では、特定の優先順位でライセンスを要求します。環境内でノードロック ライセンス キーとフローティング ライセンス キーを組み合わせて使用している場合は、その優先順位を変更できます。
デフォルトでは、Rational Common Licensing (FLEXlm ソフトウェアで稼働) を使用する IBM 製品は次の優先順位でライセンスを要求します。
- ノードロック ライセンスがフローティング ライセンスよりも優先されます。
Rational 製品では、Suite ライセンスかポイント製品ライセンスかにかかわらず、フローティング ライセンスよりもノードロック ライセンスが優先して要求されます。
- ポイント製品ライセンスが Suite ライセンスよりも優先されます。例えば、Rational Purify は、Rational Suite の一部としても、独立の製品としても販売されています。
ノードロック ライセンスとフローティング ライセンスのグループでは、Rational Purify は、Rational Suite ライセンスよりも前に Rational Purify ライセンスを要求します。
- 最後にインストールした Rational Suite の Suite ライセンス。
クライアント上でこの順序を変更するには、LKAD の [ライセンスの使用状況] を使用します。Web クライアントでこの順序を変更するには、Web サーバー上の [ライセンスの使用状況] を使用します。
コンピュータで設定したライセンス使用の優先順位は、ユーザー ID に関連付けられます。別のユーザーが自身のユーザー ID でコンピュータにログインした場合、ライセンス使用の優先順位はデフォルトの順序にリセットされます。この新規ユーザーは、自分のユーザー ID 用にライセンス使用の優先順位を設定できます。そのユーザーが設定した内容は、別のユーザーの設定には影響しません。
IBM Rational ライセンス サーバーは、すべてのクライアントとすべてのユーザーに関して、ライセンス使用の優先順位を変更することはありません。