IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, Windows バージョン 2.2.3.1

インストール・ガイド


ご注意

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

本書は、バージョン 2.2.3.1 に適用されます。

本書は、IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, Windows および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。説明は Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, Windows バージョン 2.2.3.1 に付属の Installation Manager バージョン 1.4.2 用に書かれています。

Copyright International Business Machines Corporation 2011.

目次

IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストール
IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストール・ロードマップ
サイレント・インストール・ロードマップ
インストールの概要
インストール用語
インストールのデフォルト値および規則
インストールの計画
Installation Manager の概要
インストール要件
インストールするフィーチャーの計画
インストールの注意点
インストール前のタスク
インストール前のチェックリスト
電子イメージの検査および抽出
Linux コンピューター上のファイル・ハンドル数の拡大
ドライブのマウント
リポジトリーの指定
ソフトウェアのインストール
Installation Manager の「インストール」ウィザードによる IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストール
サイレント・インストール
Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows の全社的なデプロイおよびインストール
インストール後のタスク
インストール後のチェックリスト
製品の開始
ライセンスの管理
前のリリースからのプロジェクトのマイグレーション
Web ベース・ヘルプの構成
リモート・オペレーション用の構成
インストール済み製品パッケージの変更
インストール済み製品パッケージの更新
更新から前のバージョンへの復帰
ソフトウェアのアンインストール
製品パッケージのアンインストール
IBM Installation Manager のアンインストール
特記事項
商標

IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストール

Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows 製品のインストール、更新、およびアンインストールには、Installation Manager 製品を使用します。

IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストール・ロードマップ

インストール・ロードマップには、IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows をインストールする手順の概要がリストされています。

このロードマップは、Installation Manager の「インストール」ウィザードを使用した標準インストールについて説明したものです。 製品をサイレント・インストールする場合は、サイレント・インストール・ロードマップ を参照してください。

製品パッケージをインストールするためのロードマップ

製品をインストールするには、以下のタスクを実行します。

  1. 製品をインストールするための最小要件をご使用のコンピューターおよび自分のユーザー ID が満たしているか確認します。
  2. 他の計画情報を検討します。
  3. インストール前の必要なタスクを完了します。
  4. Installation Manager の「インストール」ウィザードを使用して製品をインストールします。
  5. インストール後の必要なタスクを実行します。例えば、適切な製品ライセンスを構成します。

サイレント・インストール・ロードマップ

標準的なサイレント・インストール・パスでは、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールし、その後 Installation Manager を使用して応答ファイルを記録してからソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。必要であれば、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にインストールできます。サイレント・モードでインストールする場合、ユーザー・インターフェースは使用できません。この場合は代わりに、ソフトウェア・パッケージのインストールに必要なコマンドが応答ファイルによって入力されます。

サイレント・インストールを実行するには、次の 2 つのメイン・ロードマップがあります。

  1. Installation Manager を使用してソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールします。
    2. Installation Manager を使用して応答ファイルを記録するか、応答ファイルを手動で作成します
    3. Installation Manager をサイレント・モードで実行して、操作をサイレントに実行します。
  2. Installation Manager インストーラーを使用して、ソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager と他のパッケージをインストールするコマンドを含む応答ファイルを手動で作成します
    2. 応答ファイルを使用して Installation Manager インストーラーを実行します。

インストールの概要

このセクションでは、製品パッケージのインストール、更新、およびアンインストールについて説明します。

インストール用語

これらの用語および規則を理解すると、インストール情報および使用する製品を十分に活用する上で役立ちます。

インストールのトピックで使用されている用語は、次のとおりです。

管理ユーザー
書き込み管理特権を持つユーザー。インストール関連では、書き込み管理特権を持っているということは、デフォルトの共通インストール・ロケーションに書き込めるユーザーであることを意味します。 Linux オペレーティング・システムの場合は、「root」ユーザーか、または「sudo」を使用して Installation Manager を開始するユーザーです。 Microsoft Windows XP オペレーティング・システムの場合は、「Administrators」グループのメンバーになっているユーザーが書き込み管理特権を持つユーザーです。 Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムの場合は、「管理者として実行」を使用して Installation Manager を開始するユーザーです。
拡張機能
別の製品パッケージに追加機能を提供するタイプの製品パッケージ。 拡張されるパッケージもインストールしなければそのための拡張機能をインストールすることはできません。
インストール・ディレクトリー
パッケージがインストールされた後の製品成果物のロケーション。
非管理ユーザー
書き込み管理特権を持たないユーザー。インストール関連では、このユーザーはホーム・ディレクトリーにのみインストールできることになります。
パッケージ
ソフトウェア製品のインストール可能単位。ソフトウェア製品パッケージは別々にインストールできる単位であり、そのソフトウェア製品の他のパッケージとは独立して動作します。
パッケージ・グループ
パッケージ・グループはディレクトリーを意味し、このディレクトリー内の同一グループの製品パッケージ間でリソースが共用されます。 Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合は、 新規パッケージ・グループを作成するか、または既存のパッケージ・グループにインストールできます。(パッケージ・グループを共用できないパッケージもあります。その場合は、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。) パッケージ・グループの共用は「シェル共用」と呼ばれることもあります。
リポジトリー
ダウンロードできるパッケージが収められた永続的ストレージ域。リポジトリーとして、ディスク・メディア、ローカル・ハード・ディスク上のフォルダー、あるいはサーバーまたは Web 上のロケーションがあります。
共用リソース・ディレクトリー
製品パッケージがリソースを共用できる場合があります。こうしたリソースは、パッケージが共用するディレクトリーに置かれます。

インストールのデフォルト値および規則

インストール文書では、特定のディレクトリー・ロケーションを示す共用リソース・ディレクトリー などの規則を使用します。 このトピックでは、この製品で使用されている規則と関連付けられたデフォルト値を記載します。

表 1. インストール文書での規則とデフォルト値
名前 インストール文書での規則 デフォルト値
Installation Manager インストール・ディレクトリー Installation Manager ディレクトリー
  • 管理者インストール:
    • Windows の場合: C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager
    • Linux システムの場合: /opt/IBM/Installation Manager
  • 非管理者インストール:
    • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥Installation Manager
    • Linux システムの場合: user.home/IBM/Installation Manager
Installation Manager 共用リソース・ディレクトリー 共用リソース・ディレクトリー
  • 管理者インストール:
    • Windows システムの場合: C:¥Program Files¥IBM¥SDPShared
    • Linux システムの場合: /opt/IBM/SDPShared
  • 非管理者インストール:
    • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥SDPShared
    • Linux システムの場合: user.home/IBM/SDPShared
製品インストール・ディレクトリー 製品ディレクトリー
  • 管理者インストール:
    • Windows システムの場合: C:¥Program Files¥IBM¥ODA2.2
    • Linux システムの場合: /opt/IBM/ODA2.2
  • 非管理者インストール:
    • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥ODA2.2
    • Linux システムの場合: user.home/IBM/ODA2.2
製品ワークスペース・ディレクトリー ワークスペース・ディレクトリー
  • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥rationalsdp¥workspace
  • Linux の場合: user.home/IBM/rationalsdp/workspace

インストールの計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、 事前に以下のトピックをすべてご一読ください。効果的なプランニングと、 インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

Installation Manager の概要

IBM® Installation Manager は、パッケージをインストール、更新、および変更するためのプログラムです。これによってコンピューターにインストールされる IBM アプリケーションつまりパッケージを管理するのに役立ちます。 Installation Manager はパッケージをインストールだけではありません。インストールしたものの追跡、インストールできるものの判別、およびインストール・ディレクトリーの編成を支援します。

Installation Manager には、パッケージを最新にしておくためのツールやパッケージを変更するためのツール、パッケージのライセンスを管理するためのツール (必要な場合)、システムからパッケージをアンインストールするためのツールがあります。

Installation Manager バージョン 1.3.0 は製品に付属しています。www.ibm.com から直接 Installation Manager バージョン 1.3.x をダウンロードすることもできます。 このインストール・ガイドの説明すべてにおいて、同梱されている Installation Manager のバージョンを使用していると想定しています。 後で Installation Manager の高位バージョンにアップグレードした場合、説明の一部が不正確になる可能性があります。 Installation Manager インフォメーション・センターは、Web 上の次の場所にあります。http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r2/index.jsp

Installation Manager には 6 つのウィザードがあり、それらを使用することで、パッケージのライフ・サイクル全体を通じて保守を簡単に行えるようになります。

IBM Installation Manager のインストール

IBM Installation Manager は、ソフトウェア・パッケージをインストールするために使用するツールです。これは、製品のインストールを開始するときに自動的にインストールされます。

このタスクについて

製品 DVD からランチパッドを使用して製品のインストールを開始すると、IBM Installation Manager が自動的に開始されます。Installation Manager がまだインストールされていない場合でも同様です。 その後、製品のインストール・プロセス時に、Installation Manager をコンピューターにインストールします。

パッケージによっては、Installation Manager の最新バージョンが必要となる場合があります。 Installation Manager の「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページ上で「サービス・リポジトリーの更新を検索 (Search service repositories for updates)」チェック・ボックスをクリアしなかった場合、更新情報が検出されます。

注:
Installation Manager は、コンピューター上のユーザー ID ごとに一回だけインストールされます。

IBM Installation Manager の開始

ランチパッドから製品のインストールを開始すると、IBM Installation Manager が自動的に開始されます。Installation Manager がまだインストールされていない場合でも同様です。

このタスクについて

Installation Manager が既にインストールされている場合は、手動で開始できます。

インストール要件

インストールには、ハードウェア、オペレーティング・システム、ソフトウェアなどの要素が適切であることが必要です。

IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のハードウェア要件およびソフトウェア要件

ハードウェアとソフトウェアが最小要件を満たすかそれを超えていることを検証します。 ハードウェアとソフトウェアが最小要件を満たしていない場合は、製品のインストールまたは実行ができない可能性があります。

製品をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

最新のシステム要件については、Web 上の技術情報を参照してください: http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27014456

ハードウェア 要件
プロセッサー 2 GHz 以上
メモリー 最小: 1.5 GB RAM。最良の結果を得るには: 2 GB RAM。
ディスク・スペース 製品パッケージのインストールに最小 2 GB のディスク・スペースが必要です。さらに、開発するリソース用の追加ディスク・スペースが必要になります。

  • ディスク・スペース所要量は、インストールするフィーチャーによって増減する場合があります。
  • この製品をインストールするための製品パッケージをダウンロードする場合は、 追加のディスク・スペースが必要になります。
ディスプレイ 256 色 (最適な結果を得るためにはそれ以上) を使用する最小 1024 x 768 のディスプレイ
その他のハードウェア Microsoft マウスまたは互換ポインティング・デバイス
Eclipse と JDK のバージョン このバージョンの製品は Eclipse 3.4.2 とともに使用するように開発されており、IBM JDK 1.6 SR 7 を使用します。これらのバージョンは、製品パッケージに組み込まれています。 既存の Eclipse 環境を拡張する場合、このバージョンの Eclipse と JDK は前提条件です。詳しくは、『既存の Eclipse IDE の拡張』を参照してください。

互換性のあるオペレーティング・システム

リストされたもの以外のオペレーティング・システムに製品をインストールしないでください。 Installation Manager は他のオペレーティング・システム上でも動作する可能性がありますが、製品パッケージのインストールが失敗することがあります。 インストールが失敗すると、アンインストールも失敗する場合があります。

サポートされるオペレーティング・システムは、製品のシステム要件の Web ページ (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27014456) にリストされています。

Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows では、クライアント・プラットフォームに関して以下のソフトウェア要件があります。

DAS、SSH、または SMB および SFTP を使用するために必要な構成およびセットアップの詳細については、リモート・オペレーション用の構成 を参照してください。

ユーザー特権についての要件

製品をインストールするには、特定の要件を満たすユーザー ID が必要です。

ユーザー ID には 2 バイト文字が含まれていてはいけません。

インストールには、管理と非管理の 2 つの方式があります。これらの 2 つのオプションのどちらかを選択する方法については、Installation Manager の「インストール」ウィザードによる IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストールのトピックを参照してください。

インストール時に使用するユーザー ID が管理者であるか非管理者であるかの意味

表 2. 以下の表は、インストール時に、異なるアクセス権を持つユーザー ID を使用した場合にどのようになるかを示しています。
ユーザー ID の権限 非管理者としてインストールする場合 管理者としてインストールする場合
非管理者 (現行ユーザー)
  • Installation Manager がまだインストールされていない場合、現行ユーザーのみにインストールされます。
  • Installation Manager のインストール後は、現行ユーザー用のみに製品をインストールできます。
  • Microsoft Windows Vista 以外のオペレーティング・システムの場合: エラー・メッセージが表示されます。
  • Microsoft Windows Vista の場合: 管理者ユーザー ID でログオンするようプロンプトが出されます。
管理者 エラー・メッセージが表示されます。
  • Installation Manager がまだインストールされていない場合、それが All Users 用にインストールされます。
  • この Installation Manager でインストールされたすべての製品は All Users 用になります。

Linux オペレーティング・システムの場合の追加要件

Linux オペレーティング・システムを使用する場合は、ご使用のコンピューターがこのトピックにリストされた要件を満たしていることを確認する必要があります。

環境変数に Firefox または Mozilla ブラウザーの設定が必要な場合がある

環境変数 MOZILLA_FIVE_HOME を、Firefox または Mozilla インストール済み環境が入っているフォルダーに設定する必要がある場合があります。 例えば、setenv MOZILLA_FIVE_HOME /usr/lib/firefox-1.5 です。

Firefox ブラウザーが動的にリンクされる必要がある

SWT ブラウザー・ウィジェットをサポートするには、Firefox ブラウザーが動的にリンクされる必要があります。つまり、これは mozilla.org からダウンロードしたものではなく、ソースからコンパイルしたものでなければなりません。 通常、Firefox が配布物の一部として同梱されている場合には、ソースからコンパイルされます (つまり、/usr/lib/firefox などの場所に置かれる)。

このようになっていることを確認する方法の 1 つは、これが /etc/gre.conf で指し示しているブラウザーであるかを確認するという方法です。 この gre.conf ファイルの目的は、組み込みブラウザーを指し示すことです。

SUSE Linux が非表示テキストの問題のフィックスを必要とする場合がある

ご使用のオペレーティング・システムが SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP1 または SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 である場合は、一部のエディターで表示されないテキストの問題を解決するために、オペレーティング・システムの更新 (http://support.novell.com/techcenter/psdb/44ab155e3202595389c101e6cf7e20f2.html) が必要な場合があります。

インストールするフィーチャーの計画

インストールするフィーチャーを選択することにより、ソフトウェア製品をカスタマイズできます。

IBM Installation Manager を使用して製品パッケージをインストールするときに、使用可能な製品パッケージに含まれるフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。 このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。 デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。 フィーチャー間に依存関係があれば、Installation Manager はそれを強制し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。

ヒント:
パッケージのインストールを終了した後も、 Installation Manager で「パッケージの変更」ウィザードを実行して、ソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。

次の表は、インストールできる製品のフィーチャーを示しています。インストールするフィーチャーのデフォルト選択は、異なる場合があります。 フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、デフォルトでは選択されず、再度インストールされません。

フィーチャー 説明
コア管理機能 DB2 Linux、UNIX、および Windows データベース・ナビゲーション、基本 DDL 生成、SQL および XQuery エディター、データベース管理タスク・アシスタント。
Database Change Management for DB2 for Linux, UNIX, and Windows DB2 Linux、UNIX、および Windows データベース変更管理、物理データ・モデリング、影響分析、およびデータベース・オブジェクト比較。
Rational® ClearCase® SCM Adapter Rational ClearCase を使用して、データ・プロジェクトの共用のサポートを提供します。インストール後に、「設定」ウィンドウの「機能」ページでこの機能を使用可能にしなければなりません。この機能は、ClearCase クライアントが同一コンピューターにインストールされ、ClearCase サーバーが構成済み場合にのみ使用できます。

インストールの注意点

計画の一部として、インストール・ロケーション、他のアプリケーションとの連動、Eclipse の拡張などについて決定する必要があります。 この情報は、これらの決定に役立ちます。

インストール・ディレクトリー

IBM Installation Manager は、製品成果物をインストールするときに 2 つのディレクトリーを使用します。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリーは、複数の製品パッケージ・グループが製品リソースを使用できるようにするためにいくつかの製品リソースがインストールされる場所です。 IBM Installation Manager を初めてインストールするときに、共用リソース・ディレクトリーを定義します。最良の結果を得るため、共用リソース・ディレクトリーには最大のディスク・ドライブを使用してください。 Installation Manager をアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。

パッケージ・グループ

インストールの際に、 製品のインストール先の パッケージ・グループを指定します。

共存に関する考慮事項

共存とは、同じコンピューターにインストールされた複数の製品のことをいいます。

パッケージ・グループの共存の考慮事項

複数の互換性のある製品を同じパッケージ・グループにインストールすることができます。 これは、「シェル共用」と呼ばれることもあります。

パッケージ・グループ内の共存

各製品パッケージをインストールする場合は、 その製品パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするのか、あるいは新規パッケージ・グループを作成するのかを選択します。 IBM Installation Manager は、パッケージ・グループを共有しバージョン互換性などの要件を満たすように設計された製品のみを対象にします。 一度に複数の製品をインストールする場合は、 製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。 製品がインストールされると、製品機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品で共用されます。 開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、 製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。 製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、 開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。

パッケージ・グループ間の共存

製品パッケージの複数インスタンスを同じコンピューター上に置くことができ、それらは別個のパッケージ・グループに自動的にインストールされます。 製品パッケージは、バージョンまたはフィックス・レベルが異なっていても構いません。

1 つの製品パッケージを更新する場合、製品のそのインスタンスのみを更新します。

他の製品との互換性

前のバージョンの製品をお持ちの場合、または複数の製品を同じワークステーション上にインストールすることを計画している場合は、この情報を検討してください。

Installation Manager でインストールされた Eclipse ベースの製品は、Installation Manager でインストールされた他の互換製品とパッケージ・グループを共用できます。

以下の Eclipse 3.4.2 ベースの製品と互換性があり、パッケージ・グループを共用できます。

互換性のある他の製品の詳細については、次の技術情報を参照してください: http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=2042&uid=swg21279139

互換製品の最新リストについては、および互換性に関する既知の問題と回避策の詳細については、技術情報 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=3360&uid=swg27014124) を参照してください。

共有インストールには次の制限があります。

他の Eclipse 3.4.2 ベースの製品を、Installation Manager 以外のメカニズムを使用してインストールした場合、Installation Manager の「既存の Eclipse IDE を拡張」オプションを使用して、Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows を同じ Eclipse IDE にインストールすることができます。 ただし、Eclipse 環境がこのバージョンの Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows と完全互換でない場合、このタイプのインストールは失敗することに注意してください。

Eclipse IDE の拡張に関する追加の技術情報については、 サポート・ページを参照してください。

既存の Eclipse IDE の拡張

製品パッケージをインストールするとき、製品パッケージに含まれる機能を追加することにより、コンピューターに既にインストールされている Eclipse 統合開発環境 (IDE) を拡張することを選択できます。

製品パッケージには、Eclipse IDE またはワークベンチの互換バージョンが含まれています。 この組み込みワークベンチが基本プラットフォームとなり、その上に製品の機能が提供されます。 ご使用のワークステーションに Eclipse IDE がある場合は、それを拡張する ことができます。つまり、製品で提供される追加機能を現行 Eclipse IDE に追加できます。

Eclipse IDE を拡張すると、 新たにインストールされた製品の機能が追加されますが、IDE の設定は維持されます。 インストールされていたプラグインもそのまま使用可能です。

Eclipse IDE と JRE のバージョンは、製品が必要とする最小レベル以上でなければなりません。 必要バージョンについて詳しくは、製品のシステム要件を参照してください。 Installation Manager は、指定された Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしていることを検査します。

別のリリースからのアップグレード

前のバージョンの製品がある場合、以下の情報を検討してください。

バージョン 2.2.2.1 のバージョン 7.5、7.5.1、7.5.1.1、または 7.5.2 を現行バージョンに更新するには、Installation Manager の「更新」ウィザードを使用します。

この製品の前のバージョンは同一コンピューター上に共存できますが、「更新」ウィザードを使用して現行バージョンに更新することはできず、同じパッケージ・グループにインストールすることもできません。

「更新」ウィザードを使用して更新するには、次の手順で行います。

  1. メディアをマウントするか、現行リリースのインストール・プログラム zip ファイルを一時ディレクトリーに unzip します。
  2. Installation Manager を開いて、「ファイル」 > 「設定」をクリックします。
  3. 「設定」ウィンドウで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
  4. <media root path>¥disk1¥diskTag.inf パスを「リポジトリー」フィールドに入力して、「OK」をクリックします。
  5. 「OK」を再度クリックして、「設定」ウィンドウを閉じます。
  6. 「更新」をクリックして、「パッケージの更新」ウィザードを開き、ウィザードの手順に従います。

Web ベースのヘルプ内容

一部のヘルプ・システムは、ユーザーが Web から内容を動的に取り出せるように、リモート・ヘルプを使用するように構成されています。リモート・ヘルプでは、使用する製品内から常に最新の内容が使用可能になります。一部のヘルプ・システムは、Web 上のヘルプ内容にアクセスするように構成されていません。この場合、ヘルプ内容は、インストール・システムに組み込まれています。

製品がリモート・ヘルプを使用するように構成されている場合、 ヘルプを入手できる方法は 3 つあります。 ユーザーのニーズおよび状態に応じて、このいずれかのオプションが最適です。

ヘルプ・システムがリモート・ヘルプをサポートする場合、アクセス決定はいつでも変更できます。複数の製品をまとめてインストールする場合は、インストール占有スペース、使用頻度、およびインターネット・ポリシーに応じて、製品ごとのヘルプに異なるロケーションを使用できます。インターネット速度が問題である場合は、長い一回限りのダウンロードとローカル・アクセスが望ましい場合があります。後でのヘルプ更新では、差異のみが組み込まれます。

管理者であって、ユーザーにイントラネット・サーバーにあるヘルプ内容にアクセスさせる場合、サーバーにヘルプ WAR ファイルをする方法の説明については、Installation Manager のインフォメーション・センターを参照してください。

インストール前のタスク

インストールする前に、ご使用のコンピューターを準備または構成しなければならない場合もあります。

インストール前のチェックリスト

次の情報を検討し、必要とされるインストール前のステップが完了したことを確認してください。

手順

__   1.
パスポート・アドバンテージ (IBM Passport Advantage®) からダウンロードした電子イメージからインストールする場合は、必要な要素がすべて揃っていること、およびダウンロード・ファイルを正しく解凍したことを確認します。
__   2.
(Linux の場合) 物理メディアからインストールする場合は、DVD ドライブをマウントします。
__   3.
(Linux の場合) 製品が root 以外のユーザーに使用されるようにする場合は、製品をインストールする前に umask 変数を 0022 に設定します。 この変数を設定するには、root ユーザーとしてログインして 端末セッションを開始し、umask 0022 と入力してください。
__   4.
(Linux の場合) コンピューター上のファイル・ハンドル数を増やします。
__   5.
適切なユーザー ID を使用してコンピューターにログオンしたことを確認します。
__   6.
オプション: イントラネット・サイトからインストールする場合は、リポジトリーを指定します。

電子イメージの検査および抽出

パスポート・アドバンテージ (IBM Passport Advantage) からインストール・ファイルをダウンロードした場合、ソフトウェアをインストールするには、圧縮ファイルから電子イメージを抽出しておく必要があります。

このタスクについて

インストール・ファイルのダウンロードに Download Director オプションを選択した場合、Download Director アプレットが処理する各ファイルの完全性を自動的に検証します。

ファイルの抽出

このタスクについて

ダウンロードした圧縮ファイルからインストール・ファイルを解凍する場合、以下のことを行います。

すべての圧縮ファイルの解凍が終了すると、内容を解凍したディレクトリーには次の名前を持つサブディレクトリーが作成されます。

表 3. 圧縮ファイルの内容を解凍した後に作成されるサブディレクトリー
サブディレクトリー名 必須/オプション
disk1 必須
documentation 必須
massDeployment 必須
sampleResponseFiles 必須
launchpad 必須

Linux コンピューター上のファイル・ハンドル数の拡大

製品パフォーマンスを最適にするため、ファイル・ハンドル数を、デフォルトの 1024 ハンドルより大きくします。

始める前に

重要:
製品で作業を行う前に、ファイル・ハンドルの数を増やします。 ほとんどの製品は、プロセス当たりのデフォルト限度数である 1024 個よりも多くのファイル・ハンドルを使用します。 この変更はシステム管理者が行う必要があります。

このタスクについて

以下のステップを正しく完了するようにしてください。この手順を正しく完了しなかった場合、コンピューターは始動しません。

Linux コンピューター上のファイル・ハンドルの数を増やすには、以下のステップを実行します。

手順

  1. root としてログインします。root アクセス権限がない場合は、継続する前に取得する必要があります。
  2. etc ディレクトリーに移動します。
    重要: 次のステップでファイル・ハンドルの数を増やす場合は、 コンピューター上に空の initscript ファイルを残さない でください。 残した場合、次回コンピューターを再始動したときに、始動しなくなります。
  3. etc ディレクトリー内の initscript ファイルを、vi エディターを使用して編集します。 この ファイルがない場合は、vi initscript と入力して作成してください。
  4. 最初の行に、ulimit -n 4096 と入力します。 ここでのポイントは、4096 という数は、ほとんどの Linux コンピューターでのデフォルトである 1024 よりもかなり大きいということです。
    重要:
    ハンドル数を大きく設定しすぎるとシステム全体のパフォーマンスに悪い影響がある可能性があるため、大きくしすぎないでください。
  5. 2 行目に eval exec "$4" と入力します。
  6. ステップ 4 と 5 を完了したことを確認した後、ファイルを保存して閉じます。
  7. オプション: etc/security ディレクトリーの limits.conf ファイルを変更することにより、ユーザーまたはグループが使用できるハンドルの数を制限します。 SUSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux バージョン 4.0 には、デフォルトでこのファイルがあります。 このファイルがない場合は、前の手順のステップ 4 でもっと少ない数 (例えば 2048) を使用することを考慮します。 これを行うのは、プロセスごとに許容されるオープン・ファイル数について、ほとんどのユーザーがある程度低い限度を持つようにするためです。 ステップ 4 である程度低い数値を使用した場合は、これを行うことはそれほど重要ではありません。ただし、以前のステップ 4 で高い数値を設定し、limits.conf ファイルに限度を設定しなかった場合、コンピューターのパフォーマンスはかなり悪くなる可能性があります。

    以下のサンプルの limits.conf ファイルは、すべてのユーザーを制限した上で、その後に他の異なる限度を設定します。 このサンプルでは、ステップ 4 でハンドルを 8192 に設定したと想定しています。

    *      soft nofile 1024
    *      hard nofile 2048
    root    soft nofile 4096
    root    hard nofile 8192
    user1   soft nofile 2048
    user1 hard nofile 2048

    この例では、* ですべてのユーザーの制限を最初に設定していることに注目してください。 これらの限度は、 その後の限度よりも低くなっています。root ユーザーがオープンできる許容ハンドル数はこれより大きくなり、user1 が使用できる数はそれら 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに含まれている説明を必ず読んで理解しておいてください。

ドライブのマウント

Linux のように、使用するオペレーティング・システムによっては、製品ディスク上のデータにアクセスするためには適切なドライブをマウントしておく必要があります。

始める前に

重要:
ドライブをマウントする前に、製品ディスクをドライブに挿入します。

手順

Linux にドライブをマウントするには:

  1. root 権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. ドライブに DVD を挿入し、コマンドとして mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /cdrom を入力します。 /cdrom 変数は DVD のマウント・ポイントを表します。
  3. ログアウトします。

次のタスク

DVD ドライブを自動的にマウントできるウィンドウ・マネージャーもあります。 詳しくは、コンピューターの資料を参照してください。

リポジトリーの指定

リポジトリーとは、インストールまたは更新用のパッケージ・データを格納するための場所のことをいいます。 デフォルトでは、IBM Installation Manager は各製品パッケージに組み込まれた URL を使用することにより、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、使用可能なインストール・パッケージおよび新規フィーチャーを検索します。 これらのリポジトリー・ロケーションは、「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで設定できます。

始める前に

注:
インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者または IBM からインストール・パッケージのリポジトリー URL を入手してください。

このタスクについて

このタスクは、インターネットまたは製品メディア上のデフォルト・リポジトリー以外のリポジトリーからインストールする場合にのみ、実行する必要があります。 例えば、組織では、イントラネット・サイトを使用するにはリポジトリーのリダイレクトを必要とする場合があります。

リポジトリーを指定するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「ファイル」 > 「設定」をクリックします。
  3. 「設定」ウィンドウで、「リポジトリー」をクリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびそのリポジトリーが接続されているかどうかが表示されます。
  4. 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加 」をクリックします。
  5. 「リポジトリーの追加」ダイアログ・ボックスで、リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、「参照」を使用してリポジトリーが含まれる .zip または JAR ファイル、diskTag.inf ファイル、または拡張リポジトリーの repository.config ファイルを見つけ、「OK」をクリックします。 新規リポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリーが接続されていない場合、赤い x が「接続」列に表示されます。
    注:
    パッケージの更新は、例えば IBM サポート・サイトやローカル更新リポジトリーなどのサービス・リポジトリーに保管可能です。こうしたリポジトリーは、前の手順でリストされたリポジトリーにリンクされている場合があります。 リンクされたこれらのサービス・リポジトリー内の更新パッケージを検索するには、「インストール時および更新時にサービス・リポジトリーを検索 (Search service repositories during installation and updates)」を選択しておく必要があります。このオプションはデフォルトで選択されています。
  6. 「OK」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。

ソフトウェアのインストール

製品パッケージをインストールするには、以下のトピックで示す手順と情報に従ってください。

Installation Manager の「インストール」ウィザードによる IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のインストール

このトピックでは、Installation Manager の「インストール」ウィザードを使用して Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows をインストールするための手順を示します。

始める前に

必要なすべてのインストール前のタスクを実行します。

このタスクについて

この情報は、標準インストールで製品パッケージのインストールを開始する方法について説明したものです。 通常は、インストール・ランチパッド、および Installation Manager の「インストール」ウィザードを使用して製品パッケージをインストールします。 製品パッケージをサイレント・インストールする方法については、サイレント・インストールに関する情報を参照してください。

IBM Installation Manager によってインストールされる製品の場合は、IBM Installation Manager がまだインストールされていない場合でも、インストール・プロセスを開始すると、IBM Installation Manager が開始されます。 その後、製品パッケージのインストール処理中に、Installation Manager をコンピューターにインストールします。 インストール・ウィザードは、インストール・パッケージを含むリポジトリーのロケーションを使用して事前に構成されています。

注:
インストールの開始時に新しいバージョンの Installation Manager が見つかった場合は、操作を続行する前にそれをインストールするか確認するプロンプトが出されます。 「OK」をクリックして続行します。 Installation Manager は、新規バージョンのインストール、停止、再始動、および再開を自動的に行います。

手順

Installation Manager の「インストール」ウィザードを使用して IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows をインストールするには、以下のようにします。

  1. 製品 DVD を DVD ドライブに挿入します。 Linux の場合は、DVD ドライブをマウントしておく必要があります。

    自動実行がコンピューターで使用可能になっている場合は、ランチパッドが自動的に開きます。

    ご使用のシステムで自動実行が使用可能になっていない場合は、次の手順に従って手動でインストールを開始してください。

  2. オプション: 手動でインストールを開始するには、以下のいずれかのステップを実行します。

    別の方法として、Installation Manager を別途インストール済みの場合には、以下の手順でインストール・プロセスを開始することもできます。

    1. Installation Manager を開始します。
    2. Installation Manager のリポジトリー設定を構成します。
    3. Installation Manager の「インストール」ウィザードを実行して、製品パッケージをインストールします。

    この方法でインストールする場合、Installation Manager を管理ユーザーとしてインストールしたか、非管理ユーザーとしてインストールしたかに基づいて、インストールを管理インストールまたは非管理インストールにすることができます。

  3. オプション: ランチパッドを使用してインストールする場合は、製品情報を参照してください。
  4. ランチパッドを使用してインストールする場合は、「製品のインストール」を展開して、「管理インストール」または「非管理インストール」をクリックします。
  5. Installation Manager の「インストール」ウィザードで、IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windowsを選択します。
  6. 更新が使用可能な場合は、製品基本パッケージのインストールと同時に更新をインストールできます。 パッケージの更新情報を検索するには、「他のバージョンおよび拡張機能を確認する (Check for Other Versions and Extensions」をクリックします。 Installation Manager は、製品パッケージの定義済み IBM 更新リポジトリーで更新を検索します。 また、Installation Manager の「設定」ウィンドウで手動設定したすべてのリポジトリー・ロケーションも検索します。
  7. インストールできるパッケージに関する詳細を知りたい場合は、パッケージ名をクリックします。 「詳細」ペインにパッケージの説明が表示されます。
  8. 「次へ」をクリックします。
  9. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。 「ライセンス」ページの左側の各パッケージ・バージョンをクリックすると、その使用条件が表示されます。
    1. すべての使用条件の条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意する (I accept the terms of the license agreements)」をクリックします。
    2. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  10. Installation Manager をインストールする場合:「ロケーション」ページの「共用リソース・ディレクトリー (Shared Resources Directory)」フィールドに、共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルトのパスを受け入れます。 Linux 上にインストールする場合は、ディレクトリー・パスにスペースを含めないようにしてください。 共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが 共用できるリソースが含まれています。
    重要:
    共用リソース・ディレクトリーを指定できるのは、Installation Manager をインストールするときのみです。 将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには 一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを 変更することはできません。
  11. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  12. 「ロケーション」ページで、製品パッケージのインストール先となるパッケージ・グループ を作成するか、パッケージ・グループを選択します。 パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 新規パッケージ・グループを作成するには、次のようにします。
    1. 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。(Linux 上にインストールする場合は、ディレクトリー・パスにスペースを含めないようにしてください。) パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。
    パッケージ・グループを選択した後、「次へ」をクリックします。
  13. 次の「ロケーション」ページで、インストールするパッケージに機能を追加して、システムに既にインストールされている Eclipse IDE を拡張することができます。 このページは、直前のステップでパッケージ・グループの共用を選択した場合は、使用不可です。
  14. 「フィーチャー (Features)」ページの「言語 (Languages)」項目で、パッケージ・グループの言語を選択します。 これに応じて、製品パッケージのユーザー・インターフェースとドキュメンテーションが各国語に翻訳されたものがインストールされることになります。
  15. 次の「フィーチャー (Features)」ページで、インストールするパッケージのフィーチャーを選択します。
    1. オプション: フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。
    2. オプション: フィーチャーをクリックすると、その要旨が「詳細」項目に表示されます。
    3. パッケージのフィーチャーを選択するかクリアします。Installation Manager は他のフィーチャーとの依存関係を自動的に適用し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    4. フィーチャーの選択を完了したら、「次へ」をクリックして続行します。
  16. 「共通構成」ページで、希望するヘルプへのアクセス方法を指定します。

    ヘルプをローカル側でダウンロードおよびインストールするように選択した場合は、製品を最初に開始した際に、この操作を行うようにプロンプトが出されます。

    ここで選択した内容は、「ヘルプ」 > 「内容」設定ページで変更を行うことにより、後から変更できます。

  17. 「要約 (Summary)」ページで、選択した内容を製品パッケージのインストール前に再確認します。 これまでのページで選択した内容を変更する場合は、「戻る (Back)」をクリックし、変更を行います。インストールの選択内容に問題がなければ、「インストール (Install)」をクリックしてパッケージをインストールします。 進行状況表示にインストールの完了パーセンテージが示されます。
  18. インストール・プロセスが完了すると、プロセスの成功を示す確認メッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示 (View log file)」をクリックすると、新しいウィンドウに現行セッションのインストール・ログ・ファイルが開きます。 続行するには「インストール・ログ (Installation Log)」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「パッケージのインストール」ウィザードで、終了時に製品を開始するかどうかを選択します。
    3. 「完了」をクリックすると、選択したパッケージが起動します。 「パッケージのインストール」ウィザードが閉じて、Installation Manager の「開始」ページに戻ります。
  19. Installation Manager を閉じます。
  20. ランチパッドからインストールを開始した場合は、ランチパッドを閉じます。

次のタスク

必要なすべてのインストール後のタスクを実行します。

サイレント・インストール

製品パッケージは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用するか、Installation Manager インストーラーを使用することにより、サイレント・インストールできます。 Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。 代わりに、応答ファイルを使用して、製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。

サイレント・インストール・ロードマップ

標準的なサイレント・インストール・パスでは、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールし、その後 Installation Manager を使用して応答ファイルを記録してからソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。必要であれば、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にインストールできます。サイレント・モードでインストールする場合、ユーザー・インターフェースは使用できません。この場合は代わりに、ソフトウェア・パッケージのインストールに必要なコマンドが応答ファイルによって入力されます。

サイレント・インストールを実行するには、次の 2 つのメイン・ロードマップがあります。

  1. Installation Manager を使用してソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールします。
    2. Installation Manager を使用して応答ファイルを記録するか、応答ファイルを手動で作成します
    3. Installation Manager をサイレント・モードで実行して、操作をサイレントに実行します。
  2. Installation Manager インストーラーを使用して、ソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager と他のパッケージをインストールするコマンドを含む応答ファイルを手動で作成します
    2. 応答ファイルを使用して Installation Manager インストーラーを実行します。

Installation Manager インストーラーの使用

Installation Manager インストーラーは、Installation Manager をサイレント・インストールするために使用するツールです。また、パッケージのインストールにも使用されます。

Installation Manager インストーラーは、コマンド行ユーティリティーです。Installation Manager をサイレントにインストールおよびアンインストールするには、Installation Manager インストーラーを実行します。また、Installation Manager インストーラーを使用してソフトウェア・パッケージをインストールすることもできます。

Installation Manager がまだ使用するコンピューターにインストールされていない場合は、Installation Manager インストーラーを使用し、単一コマンドで Installation Manager とパッケージの両方をまとめてサイレント・インストールすることを選択できます。このサンプル応答ファイルには、Installation Manager とソフトウェア・パッケージをインストールするサンプルが用意されています。Installation Manager が既に使用するコンピューターにインストールされている場合は、Installation Manager を使用してパッケージをインストールするだけで可能です。

Installation Manager のサイレント・インストール

Installation Manager をサイレント・インストールするには、Installation Manager インストーラーを使用します。

このタスクについて

Installation Manager のインストールには、Installation Manager インストーラーを使用します。Installation Manager は、管理者モードでも非管理者モードでもインストールできます。Installation Manager をインストールするには、以下の例に従ってください。

手順

  1. Installation Manager インストーラーを unzip します。Installation Manager キットが、次のサイトから使用できます: http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/im/。 インストールするバージョン番号 (例えば、130/) を選択して、zips ディレクトリーを選択します。
  2. InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えます。
  3. 次のいずれかのコマンドを入力します。

タスクの結果

Installation Manager をサイレント・インストールすると、Installation Manager または Installation Manager インストーラーを使用してパッケージをサイレント・インストールすることができます。

デフォルトのインストール・ロケーションの変更

install.xml 応答ファイルを変更して、Installation Manager をインストールするデフォルトのロケーションを変更することができます。

このタスクについて

Installation Manager インストーラーは、デフォルトの応答ファイルを使用して Installation Manager インストーラーをインストールします。このファイルを変更して、デフォルトのインストール・ロケーションを変更できます。

手順

  1. InstallerImage_platform ディレクトリーに移動します。
  2. 応答ファイル install.xml を見つけます。
  3. プロファイル情報を追加し、data key および value 属性を使用してインストール・ロケーションを指定することによって、Installation Manager をインストールするロケーションを変更します。 インストール・ロケーションは、eclipse という名前のディレクトリーでなければなりません。

インストール・ロケーションを C:¥IBM¥InstallationManager に変更するために、デフォルトの install.xml 応答ファイルに変更が行われました。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<agent-input clean='true' temporary='true'>

<!-- add a profile and specify the installation location using the data value attribute. The location must end in ¥eclipse -->
<profile kind='self' installLocation='C:¥IBM¥InstallationManager¥eclipse' id='IBM Installation Manager'>
<data key='eclipseLocation' value='C:¥IBM¥InstallationManager¥eclipse'/>
</profile>

<server>
<repository location='.'/>
</server>

<!-- add the profile information but do not modify the features, id, and version number -->
<install>
<offering profile='IBM Installation Manager' features='agent_core,agent_jre' id='com.ibm.cic.agent' version='1.2.0.20080624_0100'/>
</install>
</agent-input>

Installation Manager インストーラーを使用したパッケージのサイレント・インストール

Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager と他のソフトウェア・パッケージをインストールできます。

始める前に

Installation Manager インストーラーを使用してソフトウェア・パッケージをインストールするには、まず応答ファイルを作成する必要があります。

このタスクについて

Installation Manager インストーラーを使用すると Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にサイレント・インストールすることができます。必要に応じて、インストーラーを使用して Installation Manager をインストールし、次に Installation Manager を使用してパッケージをサイレント・インストールすることもできます。

Installation Manager インストーラーを使用してパッケージをサイレント・インストールするには、InstallerImage_platform ディレクトリーから次のコマンドを入力します。

次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示しています。

引数 説明
-vm
Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、Windows の場合は java.exe、他のプラットフォームでは java をそれぞれ必ず使用します。
-nosplash
スプラッシュ画面を表示しないことを指定します。
--launcher.suppressErrors
JVM エラー・ダイアログを表示しないことを指定します。
-silent
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager をサイレント・モードで実行することを指定します。
-input
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager の入力としての XML 応答ファイルを指定します。 応答ファイルには、インストーラーまたは Installation Manager が実行するコマンドが収められます。
-log
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。 ログ・ファイルは XML ファイルです。

サイレント・インストール・セッションが正常に完了した場合、ログ・ファイルにはルート・エレメントの <result> </result> のみが含まれます。 一方、インストール中にエラーが発生した場合、サイレント・インストール・ログ・ファイルにはエラー・エレメントとエラー・メッセージが含まれます。

-updateAll
(オプション) 使用可能な更新をすべてインストールします。
-installAll
(オプション) 使用可能な製品をすべてインストールします。
--launcher.ini silent-install.ini

使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が「.ini」のファイルがないか調べます。例えば、installc.exe の場合は、installc.ini がないか確認します。 installc.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールするための初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

--launcher.ini user-silent-install.ini

非管理者インストールで使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が「.ini」のファイルがないか調べます。例えば、install.exe の場合は、install.ini がないか確認します。 install.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールに適用できる初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

-accessRights
IM を管理モードで動作させるか非管理モードで動作させるかを定義します。非管理モードの場合、この引数は常に次のように「nonAdmin」パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights nonAdmin
管理モードの場合は、次のように admin パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights admin

この引数を使用しない場合は、現行ユーザーのアクセス権に基づくデフォルト値が設定されます。

注:

Administrator グループのメンバーである Windows XP ユーザーの場合、デフォルトは常に -accessRights admin です。 このユーザーが非管理モードで実行するには、-accessRights nonAdmin 引数を明示的に渡す必要があります。

-showProgress
進行状況表示バーをコンソールに表示します。
-ShowVerboseProgress
進行状況テキストをコンソールに表示します。例えば、リブートが必要な場合には、「インストールを完了するためにマシンをリブートしてください」のテキストが表示されます。

Installation Manager インストーラーには、この表に記載した引数のデフォルト値が含まれている初期化、つまり .ini ファイル silent-install.ini (または、非管理者インストールの場合は user-silent-install.ini) があります。例えば、デフォルトの silent-install.ini ファイルは次のようになっていることがあります。

-accessRights
admin
-vm
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse¥jre_5.0.2.sr5_20070511¥jre¥bin¥java.exe
-nosplash
--launcher.suppressErrors
-silent
-vmargs
-Xquickstart
-Xgcpolicy:gencon

タスクの結果

インストールが成功すると、状況「0」が戻され、操作が成功しない場合はゼロ以外の数値が戻されます。

Installation Manager インストーラーは実行すると、応答ファイルを読み取り、(必要な場合は) 指定されたディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。 ログ・ファイルとディレクトリーを指定した場合、操作が正常終了したときには、ログ・ファイルは空です。例:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
</result>

操作が正常に完了しない場合、ログ・ファイルにはエラー・エレメントが含まれます。

Installation Manager のログ・ファイルも使用可能です。Installation Manager ログ・ファイルのデフォルトのロケーションは、以下のとおりです。

Installation Manager によるサイレント・インストール

パッケージをサイレントにインストール、アンインストール、更新、または変更するには、応答ファイルを使用して Installation Manager をサイレント・モードで起動します。Installation Manager は、パッケージをサイレント・インストールするために通常使用されるツールです。

Installation Manager がまだ使用するコンピューターにインストールされていない場合は、Installation Manager インストーラーを使用し、単一コマンドで Installation Manager とパッケージの両方をまとめてサイレント・インストールすることもできます。

Installation Manager を使用したパッケージのサイレント・インストール

Installation Manager をサイレント・モードで使用してコマンド行から製品パッケージをインストールできます。

このタスクについて

Installation Manager をインストールした後、サイレント・モードで使用してパッケージをインストールできます。 このファイルでは、Installation Manager を使用してパッケージをインストールする方法について説明します。

Installation Manager をサイレント・モードで実行するには、Installation Manager をインストールしたディレクトリー内の eclipse サブディレクトリーから以下のコマンドを実行します。

次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示しています。

引数 説明
-vm
Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、Windows の場合は java.exe、他のプラットフォームでは java をそれぞれ必ず使用します。
-nosplash
スプラッシュ画面を表示しないことを指定します。
--launcher.suppressErrors
JVM エラー・ダイアログを表示しないことを指定します。
-silent
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager をサイレント・モードで実行することを指定します。
-input
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager の入力としての XML 応答ファイルを指定します。 応答ファイルには、インストーラーまたは Installation Manager が実行するコマンドが収められます。
-log
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。 ログ・ファイルは XML ファイルです。

サイレント・インストール・セッションが正常に完了した場合、ログ・ファイルにはルート・エレメントの <result> </result> のみが含まれます。 一方、インストール中にエラーが発生した場合、サイレント・インストール・ログ・ファイルにはエラー・エレメントとエラー・メッセージが含まれます。

-updateAll
(オプション) 使用可能な更新をすべてインストールすることを指定します。
-installAll
(オプション) 使用可能な製品をすべてインストールすることを指定します。
--launcher.ini silent-install.ini

使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が .ini のファイルがないか調べます。例えば、IBMIM.exe は IBMIM.ini を調べ、install.exe は install.ini を調べます。 IBMIM.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールに適用できる初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

--launcher.ini user-silent-install.ini

Windows の非管理者用に使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。 この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が「.ini」のファイルがないか調べます。例えば、IBMIM.exe の場合は、IBMIM.ini がないか確認します。 IBMIM.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する user-silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールに適用できる初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

-showProgress
進行状況表示バーをコンソールに表示します。
-ShowVerboseProgress
進行状況テキストをコンソールに表示します。例えば、リブートが必要な場合には、「インストールを完了するためにマシンをリブートしてください」のテキストが表示されます。
-accessRights
Installation Manager を管理モードで動作するか非管理モードで動作するかを指定します。非管理モードの場合、この引数は常に次のように「nonAdmin」パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights nonAdmin
管理モードの場合、この引数は次のように「admin」パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights admin

この引数を使用しない場合は、現行ユーザーのアクセス権に基づくデフォルト値が設定されます。

注:

Administrator グループのメンバーである Windows XP ユーザーの場合、デフォルトは常に -accessRights admin です。 このユーザーが非管理モードで実行するには、-accessRights nonAdmin 引数を明示的に渡す必要があります。

Installation Manager 用の初期設定ファイルつまり .ini ファイルである silent-install.ini には、この表に記載した引数のデフォルト値が組み込まれています。 例えば、silent-install.ini ファイルは次のようになっています。

-accessRights
admin
-vm
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse¥jre_5.0.2.sr5_20070511¥jre¥bin¥java.exe
-nosplash
--launcher.suppressErrors
-silent
-vmargs
-Xquickstart
-Xgcpolicy:gencon

タスクの結果

インストールが成功すると、状況「0」が戻され、操作が成功しない場合はゼロ以外の数値が戻されます。

Installation Manager インストーラーは実行すると、応答ファイルを読み取り、(必要な場合は) 指定されたディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。 ログ・ファイルとディレクトリーを指定した場合、操作が正常終了したときには、ログ・ファイルは空です。例:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
</result>

操作が正常に完了しない場合、ログ・ファイルにはエラー・エレメントが含まれます。

Installation Manager のログ・ファイルも使用可能です。Installation Manager ログ・ファイルのデフォルトのロケーションは、以下のとおりです。

Installation Manager を使用して使用可能なすべての製品をサイレント・インストールする

Installation Manager を使用して、使用可能なすべての製品を検索し、サイレント・インストールすることができます。

手順

Installation Manager をサイレント・モードで使用して、使用可能なすべての製品を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

タスクの結果

接続されたすべてのリポジトリーが検索され、検出された使用可能なすべての製品がインストールされます。

Installation Manager を使用してインストールされているすべての製品に対する更新をサイレント・インストールする

Installation Manager を使用すると、現在インストールされているすべての製品の更新をサイレント方式で検索してインストールできます。

手順

インストールされている製品の使用可能なすべての更新を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

タスクの結果

Installation Manager が認識した使用可能なすべての製品更新がインストールされます。

Installation Manager を使用して認証済みリポジトリーからサイレント・インストールする

認証済みリポジトリーからサイレント・インストールすることができます。ただし、認証済みリポジトリーにアクセスするには適切な資格情報が必要です。

このタスクについて

Installation Manager は、Eclipse インフラストラクチャー (www.eclipse.org) を使用して、資格情報を鍵リング・ファイルというファイルに保存します。 鍵リング・ファイルの内容は暗号化されますが、鍵リング・ファイルを開くためのパスワードを指定することで、セキュリティー・レベルを強化できます。 鍵リング・ファイルに関する追加情報は、www.eclipse.org から入手できる「Eclipse workbench user's guide」を参照してください。

手順

認証済みのリポジトリーにサイレント・モードでアクセスするには、以下の手順を実行します。

  1. Installation Manager をユーザー・インターフェース (UI) モードで開始し、コマンド行パラメーター -keyring <ファイル> [-password <パスワード>] を指定します。例えば、IBMIM -keyring c:¥my_directory¥im.keyring と入力します。
  2. Installation Manager を UI モードで使用して保護リポジトリーにアクセスすると、資格情報を入力できるウィンドウが開きます。 正しい資格情報を入力し、保存します。 「パスワードの保存 (Save password)」チェック・ボックスを選択しておく必要があります。 指定した鍵リング・ファイルに資格情報が保存されます。
  3. Installation Manager をサイレント・モードで開始する場合は、-keyring <ファイル> -password <パスワード> コマンド行パラメーターを使用します。 サイレント・インストールの過程で、コマンド行で指定した鍵リング・ファイルから保護リポジトリー用の資格情報が取り出されます。 例:
    1. Windows の場合: IBMIMc.exe --launcher.ini silent-install -input <入力ファイルのパスと名前> -keyring <鍵リング・ファイルのパスと名前> -password <パスワード>
    2. 他のプラットフォームの場合: IBMIM --launcher.ini silent-install -input <入力ファイルのパスと名前> -keyring <鍵リング・ファイルのパスと名前> -password <パスワード>

Installation Manager のサイレント・アンインストール

アンインストール・スクリプトを使用して Installation Manager をサイレントにアンインストールする

手順

アンインストール・スクリプトは、Installation Manager の uninstall ディレクトリーに保管されています。Installation Manager をサイレント・アンインストールするには、次の手順で行います。

  1. コマンド行で、Installation Manager の uninstall ディレクトリーに変更します。
  2. 次のコマンドを入力します。

応答ファイル

応答ファイルは XML ファイルであり、サイレント・モードでインストール操作を実行するために必要なデータが含まれています。

応答ファイルは、Installation Manager と Installation Manager インストーラーの両方で、インストール操作をサイレントに実行するために使用されます。ユーザー・インターフェース・モードの Installation Manager 内で行った設定およびインストール・アクション を記録することによって応答ファイルを記録したり、応答ファイルのコマンドおよび設定に関する文書化されたリストを使用して応答ファイルを手動で作成したりできます。

応答ファイルは XML ファイルであり、Installation Manager がサイレント・モードで読み取るデータが含まれています。応答ファイルを使用すると、Installation Manager をウィザード・モードで使用して実行できる、ほとんどすべてのアクションを実行できます。例えば、応答ファイルを使用して、パッケージを含むリポジトリーのロケーション、インストールするパッケージ、およびそのパッケージ用にインストールする機能を指定できます。また、応答ファイルを使用して、インストールされたパッケージの変更、更新の適用、およびライセンスの適用を行うこともできます。サンプル応答ファイル: Installation Manager およびパッケージのインストール

Installation Manager を使用して応答ファイルを記録する

アクションを Installation Manager で記録することによって応答ファイルを作成できます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager で行ったすべての選択内容が XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイル内のデータを使用してインストールを実行します。

このタスクについて

応答ファイルを記録する場合は、アクション (例えば、パッケージのインストール) を実行することも、アクションを実行せずに単に応答ファイルを作成することもできます。 応答ファイルを記録する場合、リポジトリー設定などの、行った設定は保管されないことに注意してください。

手順

応答ファイルを記録するには、以下のステップを実行します。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例:
  2. コマンド行で、以下のいずれかのコマンドを入力して Installation Manager を開始します。応答ファイルとログ・ファイル (オプション) のファイル名とロケーションは、実際の値に置き換えてください。 応答ファイルを記録すると同時にインストールまたは更新を実行することも、インストールまたは更新を実行せずに応答ファイルを記録することもできます。
  3. 該当するウィザードのスクリーン内の指示に従ってください。 リポジトリーを新規ロケーションにコピーした場合は、「ファイル」 > 「設定」 > 「リポジトリー・ロケーション」ダイアログを使用して、リポジトリーのロケーションを設定できます。
  4. 完了」をクリックし、Installation Manager を閉じます。

タスクの結果

XML 応答ファイルが作成され、コマンドで指定したロケーションに保存されます。

応答ファイルを手動で作成する

Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、Installation Manager が実行しなければならないすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。このための推奨方法は、パッケージをインストールしながらその操作を記録することによって応答ファイルを作成することです。 ただし、手動で応答ファイルを作成したり編集したりすることもできます。

応答ファイルのコマンドには、次の 2 つのカテゴリーがあります。

応答ファイルのコマンド

この参照表を使用すると、応答ファイルのコマンドについてさらに知ることができます。

応答ファイルのコマンド 説明

プロファイル

<profile 
id="the profile (package group) id" 
installLocation="the install location of
 the profile">
<data key="key1" value="value1"/>
<data key="key2" value="value2"/>

</profile>
プロファイルはインストール・ロケーションです。このコマンドは、パッケージ・グループ (つまりインストール・ロケーション) を作成する場合に使用します。 指定したパッケージ・グループが既に存在する場合、このコマンドの効力はありません。 現在では、サイレント・インストールではプロファイルの作成時に Eclipse 用とネイティブ用に、2 つのインストール・コンテキストも作成されます。

プロファイルのプロパティーの設定に <data> エレメントを使用できます。

現在サポートされているキーおよび関連する値は、次のとおりです。

  • eclipseLocation キーは、既存の Eclipse ロケーション値を指定します。例えば c:¥myeclipse¥eclipse などです。
  • cic.selector.nl キーは、自然言語 (NL) ロケール選択を指定します。例えば、 zhjaen などです。
注:
複数の NL 値はコンマで分離します。

以下に、言語コードを示します。すべての製品ですべての言語がサポートされているわけではありません。

  • 英語 (en)
  • フランス語 (fr)
  • イタリア語 (it)
  • 中国語 (簡体字) (zh)
  • ロシア語 (ru)
  • 中国語 (繁体字) (台湾) (zh_TW)
  • 中国語 (繁体字) (香港) (zh_HK)
  • ドイツ語 (de)
  • 日本語 (ja)
  • ポーランド語 (pl)
  • スペイン語 (es)
  • チェコ語 (cs)
  • ハンガリー語 (hu)
  • 韓国語 (ko)
  • ポルトガル語 (pt_BR)

リポジトリー

<server>
<repository location="http://example/
repository/">
<repository location="file:/C:/
repository/">
<!--add more repositories below-->
<...>
      </server>
このコマンドは、サイレント・インストール時に使用されるリポジトリーを指定する場合に使用します。 リモート・リポジトリーを指定するには、URL または UNC パスを使用します。ローカル・リポジトリーを指定するには、ディレクトリー・パスを使用します。

インストール

<install>
<offering profile= "profile id" 
features= "feature ids" 
id= "offering id" version= "offering 
version" selected="true"></offering>

<!--add more offerings below>
<...>

</install>
このコマンドは、インストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイルか、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致しなければなりません。

フィーチャー ID は、例えば「feature1, feature2」など、必要に応じてコンマ区切りリストで指定できます。フィーチャー ID を指定しなかった場合は、指定したオファリングのすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。

注:
必須フィーチャーは、コンマ区切りリストで明示的に指定されていなくても、インストールに含められます。

バージョン番号は必須ではありません。バージョンを指定しなかった場合、Installation Manager は指定された ID の最新の製品をインストールします。このとき、使用可能な更新とフィックスが適用されます。

「selected」属性はオプションです。 デフォルトでは、「selected」は「true」に設定されています。「selected」を「false」に設定すると、サイレント・インストールではパッケージはインストールされません。 ウィザード・モードで実行中にパッケージがパッケージ選択ページに表示されますが、最初はパッケージは選択されていません。

更新 (ウィザード・モード)

<update>
<offering profile= "profile id">
</update>
このコマンドは、更新するプロファイルを指定する場合に使用します。 プロファイル ID は既存のプロファイルと一致しなければなりません。
注:
このコマンドは、更新ウィザードを呼び出す目的でウィザード・モードでのみ使用でき、サイレント・モードでは機能しません。

変更 (ウィザード・モード)

<modify>
<offering profile= "profile id">
</modify>
このコマンドは、変更するプロファイルを指定する場合に使用します。 プロファイル ID は既存のプロファイルと一致しなければなりません。
注:
このコマンドは、更新ウィザードを呼び出す目的でウィザード・モードでのみ使用でき、サイレント・モードでは機能しません。

変更 <install modify="true"> または <uninstall modify="true"> (オプション属性)

<uninstall modify="true">
<offering profile="profile id"
 id="Id" version="Version" 
features="-"/>
</uninstall>

既存のインストールを変更することを示すには、インストール・コマンドおよびアンインストール・コマンドで <install modify="true"> 属性を使用します。 デフォルト値は false です。変更操作の意図が追加の言語パックをインストールすることのみの場合は、新規フィーチャーを追加しないことを示すハイフン「-」をオファリング・フィーチャー ID リストで使用する必要があります。

重要:
例で示すように、modify="true" とハイフン "-" をフィーチャー・リストに指定する必要があります。こうしないと、インストール・コマンドではオファリングのデフォルト・フィーチャーがインストールされ、アンインストール・コマンドではすべてのフィーチャーが除去されます。

アンインストール

<uninstall>
<offering profile= "profile id" 
features= "feature ids" 
id= "offering id" version= "offering 
version"></offering>

<!--add more offerings below>
<...>

</uninstall>
このコマンドは、アンインストールするパッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイルか、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルと一致しなければなりません。 また、フィーチャー ID を指定しなかった場合は、指定したオファリングのすべてのフィーチャーがアンインストールされます。オファリング ID を指定しなかった場合は、指定したプロファイルにインストール済みのすべてのオファリングがアンインストールされます。

ロールバック

<rollback>
<offering profile= "profile id"
 id= "offering id" 
version= "offering version">
</offering>

<!--add more offerings below
<...>

</rollback>
このコマンドは、指定したプロファイルに現在インストールされているバージョンから、指定したオファリングにロールバックする場合に使用します。 ロールバック・コマンドでフィーチャーを指定することはできません。

すべてインストール

<installALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
-silent -installAll 
.
このコマンドは、使用可能なすべてのパッケージをサイレント方式で検索してインストールする場合に使用します。

すべて更新

<updateALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
-silent -updateAll 
.
このコマンドは、使用可能なすべてのパッケージをサイレント方式で検索して更新する場合に使用します。

ライセンス

<license policyFile="policy file
 location"/>

例:

<license policyFile="c:¥mylicense.opt"/> 
使用する製品パッケージにはライセンスがインストールされている必要がある場合は、このコマンドを使用して、Installation Manager がレコード・モードで開始された後にライセンス・ウィザードを開始することによって、ライセンス・コマンドを含む応答ファイルを生成します。

レコード・モード時に、ライセンス管理ウィザードでフレックス・オプションを設定すると、生成される応答ファイルと同じディレクトリー内の「license.opt」というライセンス・ポリシー・ファイルに、設定したオプションが記録されます。この応答ファイルに、ポリシー・ファイルを参照するライセンス・コマンドが含まれています。

追加の応答ファイル属性

応答ファイル属性 説明

クリーン

<agent-input clean="true">
</agent-input>

デフォルトでは、clean 属性は「false」に設定されています。Installation Manager は、応答ファイルで指定されたリポジトリーなどの設定だけでなく、Installation Manager で設定された既存の設定も使用します。 ある設定を応答ファイルと Installation Manager の両方で指定した場合は、応答ファイルで指定した設定が優先されます。

clean 属性を「true」に設定した場合、Installation Manager は応答ファイルで指定されたリポジトリーなどの設定を使用します。Installation Manager で設定された既存の設定は使用されません。

一時

<agent-input clean="true" temporary="false">
</agent-input>

デフォルトでは、temporary 属性は「false」に設定され、応答ファイルでの設定が保持されます。 temporary 属性を「true」に設定すると、応答ファイルでの設定は保持されなくなります。

temporary および clean 属性をまとめて使用することができます。例えば、clean を「true」に設定し、temporary を「false」に設定すると、サイレント・インストールの実行後、応答ファイルで指定したリポジトリーでの設定で、前のセッションの Installation Manager での設定がオーバーライドされます。

使用条件受諾

<agent-input acceptLicense="false">
</agent-input>

デフォルトでは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用する場合、インストール・パッケージに付属しているライセンスの受諾に同意しません。 インストールするパッケージの使用条件を受け入れる必要がある場合は、サイレント・インストール操作は失敗します。 使用条件を受け入れるには、この属性を <agent-input acceptLicense="true"> に設定する必要があります。 こうすることにより、応答ファイルで指定したどのパッケージについても、使用条件の受諾に同意することになります。

後でリブート

<agent-input rebootLater="false">
</agent-input>
デフォルトでは、rebootLater は「false」に設定されます。この場合、システムのリブートを必要とするパッケージが応答ファイルで Windows 上にインストールされると、Installation Manager は応答ファイルの実行終了後にシステムをリブートします。

rebootLater を「true」に設定すると、システムはリブートされません。

サイレント・インストール設定コマンド

設定には通常「設定」ウィンドウを使用しますが、サイレント・インストール時に使用される応答ファイルで設定することもできます (キーとして設定)。

注:
応答ファイルでは複数の設定を指定できます。

応答ファイルで設定を定義する場合の XML コードは、次の例のようになります。

<preference
	name = "設定のキー"
	value = "設定する値">
</preference>

サイレント・インストール設定のキーとその関連値を指定する場合は、次の表を使用してください。

キー
com.ibm.cic.common.core.preferences.logLocation Installation Manager ログ・ファイルのロケーションを指定します。
重要:
このキーはオプションです。テストおよびデバッグに使用できます。 ログ・ファイルのロケーションを指定しなかった場合、Installation Manager のサイレント・インストールと UI バージョンは同じロケーションを使用します。
com.ibm.cic.license.policy.location リモート・ライセンス・ポリシー・ファイルのあるロケーションを表す URL を指定します。 インストール済みライセンスを必要としない製品には不要です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled True または False ファイアウォールの背後にあるリモート・サーバーへの接続は、プロキシー・サーバーが可能にします。 False がデフォルト値です。HTTP または SOCKS プロキシーを使用可能にするには、このオプションを使用します。プロキシーを使用可能にすると、すべてのサーバー通信にプロキシーが使用されます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks True または False ファイアウォールの背後にあるリモート・サーバーへの接続は、プロキシー・サーバーが可能にします。 False がデフォルト値です。このオプションを有効にすると、SOCKS プロキシー・ホスト・アドレス (必須) および SOCKS プロキシー・ポート番号 (オプション) を指定できます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyEnabled True または False False がデフォルト値です。FTP プロキシーは、アプリケーション・レベルの FTP 用ゲートウェイです。 FTP プロキシーによって、コマンドとデータ・ストリームがクライアントとサーバー間を機密保護されて転送されます。この転送機能は、ファイアウォールおよび FTP マスカレードに役立ちます。FTP プロキシーはまた、FTP サーバーへの接続を固定でき、プロキシー認証を提供することもできます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.eclipseCache c:¥IBM¥common (Windows)

/opt/IBM/common (Linux)

注:
これらのパスは、この設定のデフォルト値です。通常は、インストール・パッケージがこの設定のその独自の値を提供します。
パッケージが既にインストールされている場合、このロケーションを変更することはできません。
com.ibm.cic.agent.core.pref.offering.service.repositories.areUsed True または False この設定を False に変更すると、使用不可に設定されます。True に設定すると、製品がインストールまたは更新されるときに、リンクされたすべてのリポジトリーが検索されます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.preserveDownloadedArtifacts True または False この設定を False に変更すると、使用不可に設定されます。True に設定すると、パッケージを前のバージョンにロールバックするために必要なファイルがシステムに保管されます。 False に設定すると、これらのファイルは保管されません。これらのファイルを保管しない場合、ロールバックするには元のリポジトリーまたはメディアに接続する必要があります。
com.ibm.cic.common.core.preferences.repositoryLocations_EDITABLE True または False 製品がインストールされた後にユーザーがリポジトリーを変更できるかどうかを指定するには、この設定を使用します。
com.ibm.cic.common.core.preferences.directArtifactAccessMode True または False デフォルトは False です。Installation Manager がインストール・プロセスを開始する前に、必要なすべてのインストール・ファイルが共用リポジトリー・ロケーションにダウンロードされます。この設定が True の場合、Installation Manager はインストール・プロセス時に、入力リポジトリーから直接インストール・ファイルにアクセスし、最初にファイルをダウンロードし、検証することは行いません。
com.ibm.cic.common.core.preferences.searchForUpdates True または False デフォルトは False です。True に設定されている場合、Installation Manager は、サイレント・インストールを実行する前にそれ自体の更新がないか検索します。
サンプル応答ファイル

XML ベースの応答ファイルを使用して事前定義情報を指定できます。例えば、サイレント・インストールの設定、リポジトリー・ロケーション、インストール用プロファイルなどを指定できます。 応答ファイルは、ソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールし、パッケージのロケーションと設定を標準化するチームや会社に効果があります。

応答ファイルを記録してから、ユーザーのニーズに適合するように内容を調整すると役立ちます。応答ファイルの記録の詳細については、Installation Manager を使用して応答ファイルを記録する を参照してください。

サンプル応答ファイルは、製品 DVD の sampleResponseFiles ディレクトリーにも含まれています。

サンプル応答ファイル: Installation Manager およびパッケージのインストール

これは、Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にインストールするためのサンプル応答ファイルです。

Installation Manager とソフトウェア・パッケージをインストールするためのサンプル応答ファイル
<agent-input clean="true" temporary="true">

<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled" 
value="false"/>

<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="IBM Software Delivery Platform" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>

<server>
<repository location= 
"http://a.site.com/local/products/sample/20090215_1542/repository/"></repository>
</server>

<!-- add the offerings and features to install. You can install Installation Manager and packages in one response file -->
<install>
<offering id="com.ibm.cic.agent" version="1.3.0.20090114_0637" />
<offering features="com.ibm.rad.sdpcore,com.ibm.rad.jre,com.ibm.rad.webtools_core,com.ibm.rad.pde,com.ibm.rad.data_tools" profile="IBM Software Delivery Platform" id="com.ibm.rational.application.developer" version="7006_20080320_1728"/>
</install>

</agent-input>
サンプル応答ファイル: パッケージのインストール

これは、ソフトウェア・パッケージをインストールするためのサンプル応答ファイルです。

ソフトウェア・パッケージをインストールするためのサンプル応答ファイル
<agent-input>

<server>
<repository location= 
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
</server>

<!-- use default installation location and choose the latest version of the offering that is available in the repository -->
<install>
	<offering  features= "core" id= "ies">
	</offering>
</install>

</agent-input>
Installation Manager を応答ファイルを使用してウィザード・モードで実行する

応答ファイルを使用して、ウィザード・モードで、ソフトウェア・パッケージを Installation Manager でインストール、更新、変更、またはアンインストールできます。

Installation Manager は、サイレント・モードまたはウィザード・モードで実行できます。Installation Manager をウィザード・モードで開始するには、コマンド行に IBMIM -mode wizard -input <応答> と入力します。<応答> は、応答ファイルのパスと名前です。

応答ファイル内のコマンドに基づいて、Installation Manager はインストール、更新、変更、アンインストールのいずれかのウィザードを開始します。 応答ファイルには、1 つの Installation Manager ウィザードに使用されるコマンドのみ含めることができます。 例えば、以下のいずれかを応答ファイルに組み込むことができます。

問題分析用のデータのエクスポート

問題分析用のデータが含まれた .zip ファイルを生成できます。このファイルは、問題のトラブルシューティングに役立てるために IBM サポートによって使用されます。

手順

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

タスクの結果

インストール・データを含む .zip ファイルが作成されます。

Installation Manager インストーラーを使用して他の操作を実行する

Installation Manager をインストールできない場合は、Installation Manager インストーラーをオプションで使用して、他のサイレント・インストール操作を実行することができます。

Installation Manager インストーラーを使用して使用可能なすべての製品をインストールする

Installation Manager インストーラーを使用して、使用可能なすべての製品を検索し、サイレント・インストールすることができます。

手順

Installation Manager インストーラーを使用して、使用可能なすべての製品を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えます。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

タスクの結果

接続されたリポジトリーを検索して検出された使用可能なすべての製品がインストールされます。

Installation Manager インストーラーを使用してすべての製品に対する更新をサイレント・インストールする

Installation Manager インストーラーを使用して、インストールされているすべての製品の更新をサイレント方式で検索してインストールできます。

手順

インストールされている製品に対して使用可能な更新をすべて検出してインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えます。
  2. 該当するコマンドを選択し、入力して実行します。

タスクの結果

Installation Manager が認識した使用可能な製品更新がすべてインストールされます。

Installation Manager インストーラーを使用して認証済みリポジトリーからサイレント・インストールする

認証済みリポジトリーからサイレント・インストールすることができます。ただし、認証済みリポジトリーにアクセスするには適切な資格情報が必要です。

始める前に

認証済みリポジトリーからソフトウェア・パッケージをインストールするには、Installation Manager がインストールされている必要があります。

このタスクについて

Installation Manager は、Eclipse インフラストラクチャーを使用して、資格情報を鍵リング・ファイルというファイルに保存します。 鍵リング・ファイルの内容は暗号化されますが、鍵リング・ファイルを開くためのパスワードを指定することで、セキュリティー・レベルを強化できます。 鍵リング・ファイルに関する追加情報は、www.eclipse.org から入手できる「Eclipse workbench user's guide」を参照してください。

手順

認証済みのリポジトリーにサイレント・モードでアクセスするには、以下の手順を実行します。

  1. Installation Manager をユーザー・インターフェース・モードで開始し、次のコマンド行パラメーターを指定します: -keyring <ファイル> [-password <パスワード>]。例えば、installc -keyring c:¥my_directory¥im.keyring と入力します。
  2. Installation Manager をウィザード・モードで使用して保護リポジトリーにアクセスすると、資格情報を入力できるウィンドウが開きます。 正しい資格情報を入力し、保存します。 「パスワードの保存 (Save password)」チェック・ボックスを選択しておく必要があります。 指定した鍵リング・ファイルに資格情報が保存されます。
  3. Installation Manager をサイレント・モードでインストールしたロケーションの eclipse ディレクトリーから、次のコマンド行パラメーターを指定します: -keyring <ファイル> [-password <パスワード>]。 サイレント・インストールの過程で、コマンド行で指定した鍵リング・ファイルから保護リポジトリー用の資格情報が取り出されます。
  4. コマンド行で、適切なコマンドを入力します。

Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows の全社的なデプロイおよびインストール

一括デプロイメント では、Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows のインストールおよび管理を 1 つのシステムで行ってから、Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows のインストールを社内のその他のシステムに複製することができます。

Windows 環境では、応答ファイルを生成し、それを使用して、複数の Windows システム上でサイレント・モードで Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows のインストール、更新、またはアンインストールを行うことができます。 Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows には、一括デプロイメント・ソリューションを実装するために必要なパッケージの作成に使用できるバッチ・スクリプトが用意されています。

これらのバッチ・スクリプトは、Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows 製品 DVD の massDeployment ディレクトリーに含まれています。ここにあるバッチ・スクリプトで実行できる作業は、以下のとおりです。

バッチ・ファイルの使用法について詳しくは、製品 DVD の massDeployment ディレクトリーに記載されている指示を参照してください。

Installation Manager インフォメーション・センターにも、エンタープライズ環境に製品をインストールする際に役立つ記事が含まれています。Installation Manager 1.3 のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r2/index.jsp) にアクセスしてください。

インストール後のタスク

製品パッケージをインストールしたら、必要に応じてインストール後のタスクを実行したり製品パッケージを構成したりします。

インストール後のチェックリスト

製品をインストールした後、インストール済み環境を構成し検証するためのいくつかの作業を行います。

このタスクについて

次の情報を検討し、必要とされるインストール後のステップが完了したことを確認してください。

手順

__   1.
インストール済み環境を検証し、製品を開始できることを確認します。
__   2.
ライセンスを構成します。
__   3.
リモート・オペレーション用に環境を構成します (適用可能な場合)。

製品の開始

製品は、デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから開始できます。

手順

ライセンスの管理

インストール済みの IBM ソフトウェアおよびカスタマイズ・パッケージのライセンス交付は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージのライセンス情報が表示されます。

このタスクについて

「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすることにより、製品の評価版からライセンス交付版にアップグレードできます。

ライセンス・アクティベーション

評価版のライセンスを使用している場合、インストール後、30 日または 60 日で有効期限が切れます。 有効期限の後に製品を使用するには、それをアクティブにする必要があります。

この製品のライセンスは、ライセンス・アクティベーション・キットをインポートすることによりアクティブになります。

アクティベーション・キット

ライセンス・アクティベーション・キットには、ご使用の製品の永続的なライセンス・キーが含まれています。 アクティベーション・キットを購入し、ご使用のコンピューターにアクティベーション・キット圧縮ファイルをダウンロードした後、IBM Installation Manager を使用してアクティベーション・キット (.jar ファイル) をインポートし、製品のライセンスをアクティブ化します。

許可ユーザー・ライセンス

許可ユーザー・ライセンスは、1 人の特定の個人に対してソフトウェア製品の使用を許可します。 購入者は、製品に何らかの方法でアクセスする個別ユーザーごとに許可ユーザー・ライセンスを取得する必要があります。 もともと指定されたユーザーを購入者が長期的または永続的に切り替えない限り、許可ユーザー・ライセンスを再割り当てすることはできません。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、 そのライセンスをある特定の個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、 ソフトウェア製品を使用することができます。許可ユーザー・ライセンスでは、ライセンス交付を受けた個人がその製品を実際に使用していない場合も含めて、製品の使用権はいかなるときも別の人に与えられません。

ライセンス・アクティベーション・キットのインポート

永続ライセンス・キーをインストールするには、IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションまたは製品メディアからライセンス・アクティベーション・キットをインポートする必要があります。

始める前に

アクティベーション・キットをまだ購入していない場合、まず購入する必要があります。 製品または製品アクティベーション・キットを購入済みの場合は、該当 CD を挿入するか、またはパスポート・アドバンテージ (IBM Passport Advantage) に用意されているアクティベーション・キットをアクセス可能ワークステーションにダウンロードします。 アクティベーション・キットは Java アーカイブ (.jar) ファイルとしてパッケージされています。.jar ファイルには永続的なライセンス・キーが含まれ、製品をアクティブ化するためにそれをインポートする必要があります。

このタスクについて

アクティベーション・キット .jar ファイルをインポートして新しいライセンス・キーを使用可能にするには、次の手順に従います。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」をクリックします。
  3. パッケージを選択し、「アクティベーション・キットのインポート (Import Activation Kit)」ボタンをクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。 選択したパッケージの詳細 (現行のライセンスの種類、ライセンスの製品バージョン範囲など) が表示されます。
  5. メディア CD またはダウンロード・ロケーション上のアクティベーション・キットのパスを参照します。次に、該当する Java アーカイブ (JAR) ファイルを選択し、「オープン」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。 「要約」ページに、アクティベーション・キットのインストール宛先ディレクトリー、 新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
  7. 「完了」をクリックします。

タスクの結果

パーマネント・ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。 「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。

インストール済み製品パッケージのライセンス情報の表示

ライセンス・タイプや有効期限など、インストール済み製品パッケージのライセンス情報を IBM Installation Manager から再確認できます。

このタスクについて

ライセンス情報を表示するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」をクリックします。

タスクの結果

インストールされている製品パッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、 および有効期限が表示されます。

前のリリースからのプロジェクトのマイグレーション

Data Studio Administrator v2.1 または v1.2、あるいは DB2 Change Management Expert v1.1 で作成されたデータ設計プロジェクトを Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows v2.2 にマイグレーションできます。

このタスクについて

データ設計プロジェクトを Data Studio Administrator v2.1 または v1.2 あるいは DB2 Change Management Expert v1.1 から Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows v2.2 にマイグレーションするには、次の手順で行います。

手順

  1. Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows v2.2 をインストールします。
  2. Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows 2.2 を開始し、使用するワークスペース・ディレクトリーのプロンプトが出されたら、新規ワークスペースを指定します。
  3. Data Studio Administrator v2.1 または v1.2 あるいは DB2 Change Management Expert v1.1 で使用するワークスペース・ディレクトリーから Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows v2.2 用の新規ワークスペース・ディレクトリーにプロジェクトをインポートするには、次の手順で行います。
    1. 「ファイル」 > 「インポート」をクリックします。
    2. 「インポート」ウィザードで「一般」フォルダーを展開し、「ワークスペースにインポートする既存のプロジェクト」をクリックします。ウィザードのステップに従って、Data Studio Administrator v2.1 または v1.2、あるいは DB2 Change Management Expert v1.1 で使用していたワークスペース・ディレクトリーからプロジェクトを選択します。

次のタスク

プロジェクトをマイグレーションする代わりに、Installation Manager の「更新」ウィザードを使用して、Data Studio Administrator v2.1 を Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows v2.2 にアップグレードすることもできます。Data Studio Administrator v2.1 以外のバージョンから Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows v2.2 へのアップグレードはサポートされていません。

Web ベース・ヘルプの構成

ヘルプ内容のアクセス方法のセットアップまたは変更を必要とする場合があります。

Web ベース・ヘルプのアクセス

製品のヘルプは、インターネット上の製品のインフォメーション・センターで使用できます。このヘルプを、製品内から表示できます。

始める前に

インストール時には、リモート・インフォメーション・センターにあるヘルプにアクセスするオプションを選択してください。 これはデフォルトの選択です。

インストール中にこのオプションを選択しなかった場合は、リモート・インフォメーション・センターにあるヘルプへのアクセスを指定するようにヘルプへのアクセス方式を変更してください。

このタスクについて

製品のヘルプ・システムで、製品にインストールされている内容と、インフォメーション・センターを実行しているリモート・サーバーにある内容を検索できます。 製品のインフォメーション・センターにあるヘルプ内容は最新であり、リモートのインフォメーション・センターから内容を検索するように製品が構成されていると、インフォメーション・センターの内容は、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択することによってアクセスし、ヘルプ・システムを開くことができます。

ご使用の製品用のインフォメーション・センターは、以下のいずれかの URL から入手可能です。

製品 インフォメーション・センターの URL
InfoSphere Data Architect http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rdahelp/v7r5/index.jsp
Data Studio (IDE パッケージ) http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/idmhelp/ds-v2r2/index.jsp
Optim Database Administrator http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/idmhelp/admin-v2r2/index.jsp
Optim Development Studio http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/idmhelp/dev-v2r2/index.jsp
Optim Query Tuner Client http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/idmhelp/tune-v2r2/index.jsp

手順

次の手順に従って、インフォメーション・センターへの接続を確認します。

  1. 「設定」ダイアログを開きます。
  2. 「ヘルプ」 > 「内容」を選択します。
  3. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
  4. 製品のインフォメーション・センターの URL が、使用可能なインフォメーション・センターのリストに存在していることを確認します。該当するインフォメーション・センターがリストされていない場合は、次の手順を実行します。
    1. 「追加」をクリックします。
    2. 「名前」フィールドに、接続の名前を入力します。
    3. 「ホスト」フィールドに、publib.boulder.ibm.com を入力します。
    4. 「パス」フィールドに、製品に応じて以下のいずれかのパスを入力します。
      製品 パス
      InfoSphere Data Architect /infocenter/rdahelp/v7r5
      Data Studio (IDE パッケージ) /infocenter/idmhelp/ds-v2r2
      Optim Database Administrator /infocenter/idmhelp/admin-v2r2
      Optim Development Studio /infocenter/idmhelp/dev-v2r2
      Optim Query Tuner Client /infocenter/idmhelp/tune-v2r2
    5. 「デフォルト・ポートの使用」 を選択します。
    6. 「OK」をクリックします。
  5. 製品のインフォメーション・センターの項目を選択します。
  6. 「テスト接続」をクリックします。

ローカル・ヘルプ・アップデーターによるヘルプ内容のローカル・インストール

このトピックでは、ローカル・ヘルプ・アップデーターを使用してヘルプ内容をダウンロード、除去、および更新する方法を説明します。 製品をインストールした時点では、ほとんどのヘルプ・コンテンツはインストールされていません。 すべてのヘルプ内容にローカル側からアクセスするには、ヘルプ内容を製品の公開リモート更新サイトからダウンロードするか、更新サイトの zip ファイルを使用してダウンロードする必要があります。

始める前に

インストール中に、ヘルプ・アクセスのオプション「ヘルプをダウンロードしてローカルでコンテンツにアクセス」を選択します。

インストール中にこのオプションを選択しなかった場合は、ローカルでのダウンロードおよびインストールを指定するようにヘルプへのアクセス方式を変更してください。

手順

ローカル・ヘルプ内容をインストールするには、以下のようにします。

  1. オプション: 効率を重視する場合は、更新サイトのファイルを含んだ zip ファイルをダウンロードしてください。

    このステップはインストール時の効率を上げますが、この方法でローカル・ヘルプをインストールした場合には、ローカル・ヘルプの更新が使用可能になった際の自動通知を受けられません。

    1. インストールするドキュメンテーション用の更新サイトを、Web ページ http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/documentation/updatesites/ からダウンロードします。
    2. zip ファイルを一時ディレクトリーに解凍します。
  2. 製品を開いた状態で、「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ・アップデーター」をクリックします。 アップデーター・サイトが開きます。
  3. ダウンロードするヘルプのロケーションを指定します。
  4. 「使用可能なフィーチャー」リストに、ダウンロードできるヘルプのリストが追加されます。 公開更新サイトを使用している場合は、この操作に数分かかる場合があります。 必要なヘルプ・コンテンツを選択します。
  5. 「インストール」をクリックします。 ヘルプ・コンテンツがダウンロードおよびインストールされます。 進行状況表示バーが開き、ダウンロードの状況が追跡されます。
  6. ダウンロードが完了した後、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択することにより、この製品でヘルプを開きます。

タスクの結果

選択したヘルプは、使用するシステムにインストールされています。

ヘルプ内容の更新

ローカル・ヘルプ・アップデーターを使用して、最新のヘルプ内容にします。

始める前に

公開更新サイトを使用して、ヘルプ内容をローカルにインストールしました。

このタスクについて

インターネット接続があり、公開更新サイトを使用して内容をローカルにインストールした場合は、製品を開始するたびに更新が自動的にインストールされます。

インストール時の効率を重視して更新サイトを含んだ zip ファイルをダウンロードした場合は、新規のヘルプ内容が使用可能になった際にローカル・ヘルプ・アップデーターからの通知はありません。 更新は、この Web サイトで確認するか、新規のヘルプ内容について告知した技術情報がないか製品のサポート・ページで確認することができます。

手順

製品を再始動しないでヘルプを更新するには、次の手順で行います。

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ・アップデーター」と選択して、ローカル・ヘルプ・アップデーターを開きます。 アップデーター・サイトが開きます。
  3. 「インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 「更新の検索」をクリックします。 インストール済みの内容に対する更新が使用可能の場合は、更新がシステムにインストールされます。進行状況表示バーに、要求の状況が示されます。
  5. 更新が完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

ヘルプ内容の除去

ローカル・ヘルプ・アップデーターを使用して、インストール済みのヘルプ内容を除去することができます。

始める前に

ローカル・ヘルプ・アップデーターを使用して、ヘルプ・フィーチャーをダウンロードしました。

手順

インストール済みヘルプ内容を除去するには、次の手順で行います。

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ・アップデーター」とクリックして、ローカル・ヘルプ・アップデーターを開きます。 アップデーター・サイトが開きます。
  3. 「インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 除去するフィーチャーを選択してから、「除去」をクリックします。 選択したヘルプ・フィーチャーが、システムから除去されます。進行状況表示バーに、要求の状況が示されます。
  5. 除去が完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

ヘルプ内容用のイントラネット・サーバーのセットアップ

ファイアウォールの背後にイントラネット・サーバーをセットアップして、ユーザーにヘルプ内容を提供できます。こうすると、ユーザーが自分のコンピューターにヘルプ目次をダウンロードして保存する必要がなくなります。

始める前に

ファイアウォールの背後のユーザーがアクセスできるサーバーを使用可能にしました。

このタスクについて

ヘルプ内容用のイントラネット・サーバーをセットアップする説明については、Installation Manager のインフォメーション・センターを参照してください。

IBM Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX, and Windows のヘルプをイントラネット・サーバー上にセットアップする必要のある WAR ファイルは、製品 DVD の enterprise フォルダーに存在します。

ヘルプ内容のアクセス方法の変更

ヘルプ内容にアクセスする方式を変更できます。

始める前に

インストール・プロセス中に、ヘルプ・コンテンツのアクセス方式が選択されています。 ただし、ヘルプ内容へのアクセス方式は、設定を変更することによっていつでも変更できます。 ヘルプ内容へのアクセス方式を変更する際には、事前にヘルプ・ブラウザーを閉じてください。

手順

ヘルプ内容にアクセスする方式を変更するには、次の手順で行います。

  1. 「Windows」 > 「設定」をクリックします。「設定」ウィンドウが表示されます。
  2. 「ヘルプ」項目を展開して、「内容」をクリックします。インフォメーション・センターのリストが表示されます。選択したアクセス方式によって、次のいずれかの手順を完了します。
    1. 「追加」をクリックします。その後、イントラネット接続の名前を指定し、ヘルプ内容を含むサーバーのイントラネット URL を指定してから「OK」をクリックします。
    2. 他のすべてのリモート・インフォメーション・センターを使用不可にします。
    3. 「OK」をクリックして、「設定」を閉じます。
    4. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
    2. 「ローカル」オプションを使用可能にするか、「ローカル」オプションが使用できない場合は、次のステップを実行します。
    3. 「追加」をクリックします。その後、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。localhost ホスト IP アドレス 127.0.0.1 とパス /help を指定します。未使用のポート番号を選択して、「OK」をクリックします。
    4. 他のすべてのリモート・インフォメーション・センターを使用不可にします。
    5. すべての作業を保存し、閉じて、製品を再始動します。
    6. ローカル・ヘルプ・アップデーターによるヘルプ内容のローカル・インストール の指示に従って、ヘルプ内容をダウンロードします。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
    2. 「追加」をクリックします。その後、接続の名前を指定し、ヘルプ内容を含む IBM Web サイトのインターネット URL を指定してから「OK」をクリックします。この URL は、接続のリストで既に使用可能になっている場合があります。リストされている場合は、その接続を選択して、「使用可能にする」をクリックします。
    3. 他のすべてのリモート・インフォメーション・センターを使用不可にします。
    4. 「OK」をクリックして、「設定」を閉じます。
    5. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。

リモート・オペレーション用の構成

ワークベンチを使用してリモート・サーバーで SQL ステートメント、ユーティリティー、およびコマンドを実行、またはファイルを参照してアクセスするには、DB2 Administration Server (DAS)、セキュア・シェル (SSH) プロトコル、または Microsoft Windows Server Message Broker (SMB) プロトコルおよび Secure File Transfer (SFTP) プロトコルが適切に構成されている必要があります。

ワークベンチは、コマンドまたはユーティリティーを実行するターゲット・サーバーのオペレーティング・システムに応じて、DB2 Administration Server (DAS)、セキュア・シェル (SSH) プロトコル、または Microsoft Windows Server Message Broker (SMB) プロトコルを使用します。次の表に、ワークベンチが使用するプロトコルを示します。

表 4. リモート・サーバーでのコマンドおよびユーティリティーの実行に使用されるプロトコル
オペレーティング・システム リモートのコマンドおよびユーティリティーの方式
Windows Windows 上のローカル・データベースに接続する場合は、DAS が使用されます。

リモート・データベースに接続する場合は、最初に SSH が試みられます。SSH が利用不可か適切にセットアップされていない場合は、DAS が試みられます。ただし、次の場合を除きます。

  • リモート DB2 for Linux, UNIX, and Windows V9.7 サーバーの場合、プロトコルは、SSH、SMB、DAS の順序で試みられます。
  • リモート DB2 for Linux, UNIX, and Windows V8.2 サーバーの場合は、DAS のみが使用されます。
Linux または UNIX SSH が使用されます。

リモート・ファイル・システムを参照してアクセスする場合は、SFTP プロトコルが常に使用されます。Windows システム上のファイルをワークベンチ製品内からリモート側で参照する場合は、デフォルトのディレクトリー (/cygdrive/c) 内を参照して Windows ドライブと関連ファイル・システム・パスを検索する必要があります。ワークベンチ製品を使用してコマンドを実行する場合、他の Windows ファイル・システムのディレクトリー・パスは無効です。

ローカル・クライアント上の DAS または SSH および SFTP の要件

DAS を使用するには、ローカルにインストールされた DB2 データベースまたは DB2 UDB Administration Client (DAC) への接続が必要です。ローカルにインストールされた DB2 データベースがない場合は、IBM Data Server Client および DB2 Administration Server (DAS) との通信に DAC が必要です。

また、データベースと同じマシンで稼働している DAC に接続できる必要もあります。IBM Data Server Client および DB2 Administration Server (DAS) と通信するには、DAC に接続する必要があります。 IBM Data Server Client 接続ライブラリーは、次のどちらかの方法で提供できます。

どちらの場合も、ワークベンチを開始する前に、bin ディレクトリーをパスに含めておく必要があります。(Linux では、この処理は $INST_HOME/sqllib/db2profile を調達することによって行います。) DB2 UDB Administration Client は、developerWorks® (http://www.ibm.com/developerworks) から入手できます。

例えば Linux システムに IBM Data Server Client をインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Data Server Client をインストールします。
  2. DB2 インスタンスを作成します。
  3. ワークベンチを開始する前に、$INST_HOME/sqllib/ にある db2profile をソースとして設定します。(例えば、これを .bashrc に追加します。)

SSH および SFTP プロトコルを使用するために、クライアントでの追加の構成は不要です。ワークベンチ製品は、SSH および SFTP クライアントで事前構成されています。

リモート・サーバーでの DAS、SSH、または SMB および SFTP の要件

Windows システムで DAS を使用するには、DB2 Administration Server (DAS) が始動済みで、ポート 523 がオープンされている必要があります。

Linux または UNIX システムで SSH および SFTP プロトコルを使用するには、SSH および SFTP デーモンが開始している必要があります。これらが実行されていない場合は、開始するか、システム管理者にデーモンを開始するように依頼してください。SSH では、ポート 22 がオープンされている必要があります。

Windows システムで SSH および SFTP プロトコルを使用するには、OpenSSH 環境がセットアップされている必要があります。ワークベンチは、Portable Operating System Interface for UNIX (POSIX) を使用して Cygwin エミュレーション環境で実行する DB2 for Linux, UNIX, and Windows サーバーへの SSH 通信をサポートします。 このオープン・ソース・ディストリビューションでは、Cygwin 環境には SSH および SFTP プロトコルの OpenSSH サーバー実装が組み込まれています (Cygwin Net パッケージ openssl、openssh)。ワークベンチは、すべてのファイル・システムの参照およびリモート・ファイル転送に Secure File Transfer protocol (SFTP) を使用します。したがって、SFTP が使用可能になっている必要があります。

Windows システムで実行するターゲット・サーバー上に OpenSSH 環境をセットアップするには、Cygwin のインストール、自動サービスとして実行するようにデーモンの構成と、リモート Windows システムにリモート・ログインできるようにするために、Cygwin 環境のユーザー・アカウントおよびグループとオペレーティング・システム・ユーザー・リポジトリーとの同期化を行う必要があります。Cygwin は、http://cygwin.com からダウンロードしてインストールできます。 Cygwin を Windows サーバーにインストールおよび構成する方法の詳細については、Windows サーバーでの Cygwin のインストールWindows サーバーでの Cygwin の構成 を参照してください。

Windows システムで SMB を使用するには、ポート 445 がオープンしている必要があります。SMB には、以下の要件もあります。

SMB 用の Windows オペレーティング・システムのさまざまなエディションに必要な構成の詳細については、SMB を使用するための Windows オペレーティング・システムの構成 を参照してください。

Windows サーバーでの Cygwin のインストール

Cygwin のインストールのついての以下の説明は、ユーザーの便宜上のためであり、Cygwin 環境が Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows で正しく動作することを確認するために提供します。

このタスクについて

以下の説明は Cygwin 1.5.25-15 に基づいています。時間が経過するに従い、変更が行われてこの説明が不正確になることがあります。Cygwin のインストールに関する最新の説明については、http://cygwin.com にある Cygwin の正規の文書を参照してください。

手順

Cygwin をインストールするには、次の手順で行います。

  1. http://cygwin.com に移動します。
  2. 「今すぐインストールまたは更新する」をクリックして、実行またはファイルの保存のプロンプトが出されたら「実行」をクリックします。
  3. 「Cygwin ネット・リリース・セットアップ・プログラム」ダイアログで、「次へ」をクリックします。
  4. Cygwin をインストールするディレクトリーとして C:¥cygwin を指定し、「次へ」をクリックします。
    重要: 異なるインストール・ディレクトリーを選択すると、Cygwin 環境が Optim Database Administrator for DB2 for Linux, UNIX and Windows で正しく動作しなくなることがあります。
  5. オプション: ダウンロードされたインストール・ファイルを保管するディレクトリーを選択して、「次へ」をクリックします。
  6. FTP ダウンロード・サイトを選択して、「次へ」をクリックします。 「パッケージの選択」リストが表示されます。
  7. インストールに組み込むパッケージを選択します。基本パッケージはデフォルトで組み込まれています。基本パッケージに加えて、以下の組み込むパッケージを選択します。
    1. 「管理」カテゴリーを展開し、「cygrunsrv: NT/W2K サービス・イニシエーター」のアイコンをクリックします。
    2. 「ネット」カテゴリーを展開し、openssh のアイコンをクリックします。 openssh を選択すると、openssl が自動的に選択されます。
    3. 「次へ」をクリックします。
    パッケージ・ファイルがダウンロードされ、指定されたディレクトリーに保管されます。ダウンロードが完了すると、Cygwin がインストールされます。

次のタスク

Cygwin がインストールされた後、CYGWIN sshd を自動サービスとして実行するように構成してから、サービスを開始する必要があります。

Windows サーバーでの Cygwin の構成

Cygwin がインストールされた後、CYGWIN sshd を自動サービスとして実行するように構成し、サービスを開始して、Windows システム上のリモート・サーバーにログインする Cygwin 環境のユーザー・アカウントとユーザー・グループを更新する必要があります。

手順

ワークベンチで正しく動作するように Cygwin 環境を構成するには、次の手順で行います。

  1. 「マイ・コンピューター」を右クリックし、「プロパティー」 > 「詳細」 > 「環境変数」をクリックして、PATH 変数を変更し、新規環境変数を作成します。ユーザー変数またはシステム変数のいずれかのセクションで、以下のようにします (このマシンを使用するアカウントが Cygwin を使用できる場合は、システム変数を使用します)。
    1. PATH 変数を選択し、「編集」をクリックして、;c:cygwin¥bin を既存の変数ストリングの末尾に付加します。
    2. 「新規」をクリックして、CYGWIN という名前の新規環境変数を追加します。「変数名」テキスト・ボックスに CYGWIN と入力し、「変数値」テキスト・ボックスに binmode tty ntsec と入力します。
    3. 「マイ・コンピューター」ウィンドウが閉じるまで「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
  2. Cygwin を開始します。Cygwin をインストールしたときにショートカットが作成されていた場合は、デスクトップ上のショートカットをダブルクリックすることができます。 コマンド・ウィンドウが開きます。
  3. $ プロンプトの後に ssh-host-config と入力して、ssh-host-config コマンドを実行します。

    デフォルトでは、OpenSSH 3.3 以降のバージョンが使用される場合、特権の分離は「はい」に設定されています。特権の分離オプションを「いいえ」に指定し、sshd サーバー・アカウントを使用する公開鍵認証を許可するようにサービスを設定します。

    以下のように表示されるプロンプトに応答します。

    1. 「照会: 特権の分離を使用しますか?」と尋ねられたら、no と入力します。
    2. 「照会: sshd をサービスとしてインストールしますか?」と尋ねられたら、使用する環境に基づいて適切な応答を入力します。
      • sshd をサービスとしてインストールするには、yes と入力します。
      • sshd が既にサービスとしてインストールされている場合は、no と入力します。
    3. 「照会: デーモン [ntsec] の CYGWIN の値を入力してください」と尋ねられたら、ntsec tty と入力します。
  4. sshd サービスを開始します。Windows コマンド・プロンプトで net start sshd と入力するか、または bash プロンプトで cygrunsrv -start sshd と入力します。 sshd サービスが実行していることを確認するには、ps -a と入力して、/usr/sbin/sshd が実行中のプロセスのリストに存在することを確認するか、または「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「サービスの制御」をクリックしてこの確認を行うことができます。

    サービスを停止するには、Windows コマンド・プロンプトで、net stop sshd と入力します。あるいは、C:¥cygwin¥bin ディレクトリーに変更して (または bash シェルを開いて)、cygrunsrv -stop sshd と入力します。

  5. サービスを開始後、bash プロンプトで次の情報を入力してサービスをテストします: ssh localhost -l your_username。localhost の認証性を確立できないことが通知され、「接続を続行しますか?」と尋ねられたら、yes と入力します。 localhost 上のユーザー・アカウントのパスワードのプロンプトが出されたら、コンピューターにログオンするときに使用したパスワードを入力します。
  6. コンピューターにログインできるアカウントを作成します。
    1. まず Windows アカウントを作成します。「スタート」 > 「設定」 > 「コントロール パネル」 > 「ユーザー アカウント」をクリックします。各ユーザーを Administrators グループのメンバーにします。 追加するユーザーごとにこのステップを完了してから、対応する Cygwin アカウントを作成します。
    2. /etc/passwd ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
    3. Cygwin 環境のユーザー・アカウントとオペレーティング・システムのユーザー・リポジトリーを同期化します。次のコマンドを実行します。mkpasswd -l > /etc/passwd
    4. ユーザーおよびグループが Cygwin 環境で同期化したら、sshd サービスを停止して開始します。 sshd サービスは、サービスが再開された場合にのみ /etc/passwd を読み取ります。これよって、ユーザーのアカウントが認識されます。
    5. アカウントのグループを作成する必要がある場合は、まず Windows グループを作成します。その後、Cygwin ユーザー・グループを同期化します。Windows グループを作成した後、次のコマンドを実行します。mkgroup -l > /etc/passwd。 グループを追加したら、sshd サービスを停止してから開始して、新規グループを認識されるようにする必要があります。
  7. Cygwin sshd サービスが、自動的に開始されるサービスとして追加されていることを確認します。この検証を完了するには、「スタート」 > 「設定」 > 「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「サービス」をクリックします。

SMB を使用するための Windows オペレーティング・システムの構成

ワークベンチを使用してリモート・サーバーでユーティリティーおよびコマンドを実行し、Microsoft Windows Server Message Broker (SMB) プロトコルが使用されている場合、Windows システムのエディションによっては、Windows オペレーティング・システムの追加の構成が必要になることがあります。

このタスクについて

SMB プロトコルを使用する条件の詳細については、リモート・オペレーション用の構成 を参照してください。

SMB を使用するための Windows XP オペレーティング・システムの構成

Microsoft Windows Server Message Broker (SMB) プロトコルを Windows XP システムで使用するには、ファイアウォールを使用不可にする必要がある場合があります。

このタスクについて

Windows XP には、インターネット接続ファイアウォール (ICF) と呼ばれる組み込みファイアウォールが組み込まれています。 デフォルトでは、ICF は Windows XP システムでは使用不可に設定されています。Windows XP Service Pack 2 では、デフォルトで Windows ファイアウォールが使用可能に設定されています。いずれかのファイアウォールが Windows XP ターゲットで使用可能に設定されている場合、このファイアウォールによって Optim データベース管理者によるアクセスの試行はブロックされます。

手順

Windows XP Service Pack 2 でのアクセスを許可するには、Windows ファイアウォール構成の「例外」タブの「ファイルとプリンタの共有」ボックスを選択します。

SMB を使用するための Windows 2008 オペレーティング・システムの構成

Windows 2008 オペレーティング・システムの場合、共用は Guest または Everyone アカウントで共用されている必要があり、パスワード保護された共用は、Microsoft Windows Server Message Broker (SMB) プロトコルが使用される場合には使用不可に設定する必要があります。

手順

パスワード保護された共用を使用不可にするには、次の手順で行います。

  1. 「コントロール パネル」 > 「ネットワークとセンターの共有」をクリックします。
  2. 「パスワード保護された共用」の横の下矢印をクリックします。
  3. 「パスワード保護された共用をオフにする」をクリックします。
  4. 「適用」をクリックして、「コントロール パネル」を終了します。

次のタスク

さらに、使用するアカウントがドメイン・ユーザー・アカウントでない場合は、「ユーザー アカウントの制御」を使用不可にする必要がある場合があります。「ユーザー アカウントの制御」を使用不可にする方法の詳細については、SMB を使用するための Windows Vista オペレーティング・システムの構成 を参照してください。

SMB を使用するための Windows Vista オペレーティング・システムの構成

Windows Vista オペレーティング・システムの場合、共用は Guest または Everyone アカウントで共用されている必要があり、パスワード保護された共用は、Microsoft Windows Server Message Broker (SMB) プロトコルが使用される場合には使用不可に設定する必要があります。

手順

パスワード保護された共用を使用不可にするには、次の手順で行います。

  1. 「コントロール パネル」 > 「ネットワークとインターネット」 > 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  2. 「パスワード保護された共用」の横の下矢印をクリックします。
  3. 「パスワード保護された共用をオフにする」をクリックします。
  4. 「適用」をクリックして、「コントロール パネル」を終了します。

次のタスク

Windows Vista には「ユーザー アカウントの制御」機能が新たに導入されたため、Optim Database Administrator Windows Vista ターゲットと通信するためには、ユーザーが事前にいくつかのステップを完了する必要があります。ドメイン・ユーザー・アカウントの場合は、ローカルおよびターゲットの両マシンが、Windows ドメインのメンバーである必要があります。 ローカル管理者グループのメンバーであり、ローカル・ユーザー・アカウントを使用する場合は、以下の 3 つのステップを完了して、ターゲット・マシン上で管理用タスクを実行できるようにします。

  1. 組み込み管理者アカウントを使用可能にし、それを使用して接続します。 組み込み管理者アカウントを使用可能にするには、Windows の「コントロール パネル」を開き、「管理ツール」 > 「ローカル セキュリティ ポリシー」 > 「ローカル ポリシー」 > 「セキュリティ設定」 > 「セキュリティ オプション」をクリックします。「アカウント: Administrator アカウントの状態」をダブルクリックして、「有効」を選択します。
  2. 異なる管理者ユーザー・アカウントを使用して Vista ターゲットに接続する場合は、「ユーザー アカウントの制御」を使用不可にします。「ユーザー アカウントの制御」を使用不可にするには、Windows の「コントロール パネル」を開き、「管理ツール」 > 「ローカル セキュリティ ポリシー」 > 「ローカル ポリシー」 > 「セキュリティ設定」 > 「セキュリティ オプション」をクリックします。次に、「ユーザー アカウントの制御: すべての管理者を管理者承認モードで実行」をダブルクリックして、「無効」を選択します。 この設定を変更したら、システムをリブートする必要があります。
  3. ワークステーションをローカル・ユーザー・アカウント (セキュリティー・アカウント・マネージャーのユーザー・アカウント) で管理している場合は、「ユーザー アカウントの制御」を使用不可にします。 こうしないと、フル管理者として接続されず、管理用タスクを実行することができません。

    「ユーザー アカウントの制御」を使用不可にするには、次の手順で行います。

    1. 「スタート」をクリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックして、regedit と入力し、「Enter」キーを押します。
    2. 次のレジストリー・サブキーを見つけてクリックします: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Policies¥System
    3. LocalAccountTokenFilterPolicy レジストリー項目が存在しない場合は、次の手順に従います。
      1. 「編集」メニューで、「新規」を指して「DWORD 値」をクリックします。
      2. LocalAccountTokenFilterPolicy と入力して、「Enter」キーを押します。
    4. LocalAccountTokenFilterPolicy を右クリックして、「変更」をクリックします。
    5. 「値」データ・ボックスに 1 を入力して、「OK」をクリックします。
    6. コンピューターを再始動します。

あるいは、コマンド行から次のコマンドを入力して、レジストリー項目を手動で変更することができます: cmd /c reg add HKLM¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Policies¥system /v LocalAccountTokenFilterPolicy /t REG_DWORD /d 1 /f

インストール済み製品パッケージの変更

IBM Installation Manager の「パッケージの変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージのフィーチャーおよび言語の選択を変更できます。また、「パッケージの変更」ウィザードを使用すると、リフレッシュ・パックなど、パッケージ更新に含まれている可能性がある新規フィーチャーをインストールすることもできます。

始める前に

デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、変更を開始してください。

手順

インストール済み製品を修正するには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「変更 (Modify)」をクリックします。
  3. 「パッケージの変更」ウィザードで製品パッケージ・グループを選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 「言語」ページでパッケージ・グループの言語を選択し、「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェース およびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。 この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージ に適用されることに注意してください。
  5. 「フィーチャー」ページで、インストールまたは除去するフィーチャーを選択します。製品によっては、オプション・フィーチャーのないものもあります。
    1. フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、 「詳細」で簡単な説明を確認します。
    2. フィーチャー間の依存関係を表示するには、 「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、 それが依存しているフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに 表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、 Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、 ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  6. インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、「変更」をクリックします。
  7. オプション: 変更プロセスが完了したら、「ログ・ファイルの表示 (View Log File)」をクリックして全体ログを確認します。
  8. 「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。

インストール済み製品パッケージの更新

パッケージ更新では、インストール済み製品パッケージのフィックスおよび更新情報が提供されます。 IBM Installation Manager の「パッケージの更新 (Update Packages)」ウィザードを使用することで、IBM Installation Manager でインストールされた製品パッケージの更新をインストールできます。

始める前に

リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。

インストール済みの各パッケージには、それぞれのデフォルトの IBM 更新リポジトリーのロケーションが組み込まれています。 Installation Manager がインストール済みパッケージの IBM 更新リポジトリーのロケーションを検索するためには、「リポジトリー」設定ページの設定「インストール時および更新時にサービス・リポジトリーを検索 (Search service repositories during installation and updates)」が選択されていなければなりません。 この設定はデフォルトで選択されています。

詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

重要:

手順

製品パッケージの更新を検索し、インストールするには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. IBM Installation Manager の「開始」ページで、「更新」をクリックします。
  3. オプション: 必要なバージョンの IBM Installation Manager がコンピューター上で検出されなかった場合は、続いて Installation Manager を更新する必要があります。ウィザードの指示に従って、更新を完了します。
  4. 「パッケージの更新」ウィザードで、更新する製品パッケージ・グループを選択するか「すべて更新 (Update All)」チェック・ボックスをクリックし、「次へ」をクリックします。 Installation Manager は、更新情報を、そのリポジトリー内および製品の事前定義した更新サイトで検索します。
  5. 「更新」ページでは、パッケージの更新情報が検出されると、それらが対応するパッケージの下の「更新」リストに表示され、デフォルトでは推奨される更新情報のみが表示されます。 以下の手順に従います。
    1. 使用可能なパッケージ用に検出された更新をすべて表示するには、「すべて表示」をクリックします。
    2. 更新情報に関する詳細を知りたい場合は、更新情報をクリックし、「詳細」の下の説明を確認します。 更新に関する追加情報が入手できる場合は、説明文の終わりに「詳細情報」リンクが組み込まれます。 リンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。 更新をインストールする前にこの情報を検討してください。
    3. インストールする更新を選択します。デフォルトの選択を復元するには、「推奨されたものを選択 (Select Recommended)」をクリックします。従属関係がある更新情報は、自動的に選択またはクリアされます。
    4. 「次へ」をクリックします。
  6. 「ライセンス」ページで、選択した更新情報のご使用条件を読みます。 「ライセンス」ページの左側に、選択した更新情報のライセンスのリストが表示されます。各項目をクリックして、ご使用条件の本文を表示します。 すべてのご使用条件の条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  7. 「フィーチャー」ページで、更新するフィーチャーを選択し、以下の手順に従います。
    1. フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、 「詳細」で簡単な説明を確認します。
    2. フィーチャー間の依存関係を表示するには、 「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、 それが依存しているフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに 表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、 Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、 ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  8. 更新情報をインストールする前に「要約」ページで選択項目を検討します。
    1. 前のページで行った選択を変更する場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。
    2. 問題がなければ、「更新」をクリックして更新のダウンロードとインストールを行います。 進行状況表示にインストールの完了パーセンテージが示されます。
  9. オプション: 更新処理が完了すると、ページの上部付近に、処理の成功を知らせるメッセージが表示されます。 「ログ・ファイルの表示」をクリックし、新規ウィンドウで現行セッションのログ・ファイルを開きます。 続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
  10. 「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
  11. オプション: 「更新」ウィザードを使用して更新されるのは、既にインストール済みのフィーチャーだけです。 更新情報の中にインストールする新規フィーチャーが含まれている場合には、「変更」ウィザードを実行し、インストールする新規フィーチャーをフィーチャー選択パネルから選択します。

更新から前のバージョンへの復帰

IBM Installation Manager の「パッケージのロールバック (Roll Back Packages)」ウィザードを使用することにより、製品パッケージの更新 (フィックスパックなど) を除去して前のバージョンに戻すことができます。

始める前に

ロールバック・プロセス中、Installation Manager は、前のバージョンのパッケージからファイルにアクセスする必要があります。 デフォルトでは、これらのファイルは、新しいパッケージにアップグレードするときにコンピューターに格納されます。 ロールバックのためにローカルに保存されたファイルを削除するか、またはアップグレードのときに「設定」ページの「ロールバック用ファイルを保存する (Save files for rollback)」チェック・ボックス (「ファイル」>「設定」>「ロールバック用ファイル (Files for Rollback)」) をクリアした場合、前のバージョンへのロールバックは、そのバージョンのパッケージをインストールするために使用したメディアまたはリポジトリーがなければできません。

このタスクについて

製品パッケージに更新情報を適用し、後でその更新情報を除去して製品の前のバージョンに戻す場合には、ロールバック・フィーチャーを使用します。 ロールバック・フィーチャーを使用すると、Installation Manager は更新されたリソースをアンインストールし、前のバージョンのリソースを再インストールします。 一回でロールバックできるバージョン・レベルは 1 レベルのみです。

詳しくは、Installation Manager のオンライン・ヘルプまたはインフォメーション・センターを参照してください。

手順

更新情報を前のバージョンに戻すには、以下の手順に従います。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「ロールバック (Roll Back)」をクリックします。
  3. 「パッケージのロールバック (Roll Back Packages)」ウィザードの「パッケージ・グループ名 (Package Group Name)」リストで、前のバージョンに戻すパッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
  4. ウィザードの指示に従います。

ソフトウェアのアンインストール

IBM Installation Manager の「アンインストール (Uninstall)」オプションを使用することで、Installation Manager でインストールされたソフトウェアをコンピューターからアンインストールできます。

このタスクについて

Windows の場合は、「コントロール パネル」を使用して IBM Installation Manager をアンインストールできます。Linux および UNIX の場合は、コンピューターのデスクトップにある「IBM Installation Manager のアンインストール (Uninstall IBM Installation Manager)」アイコンを使用できます。

製品パッケージのアンインストール

IBM Installation Manager の「アンインストール (Uninstall)」オプションを使用して、単一のインストール・ロケーションから製品パッケージをアンインストールできます。 また、どのインストール・ロケーションからも、インストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることができます。

始める前に

製品パッケージをアンインストールするには、製品パッケージをインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログインする必要があります。IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じなければなりません。

手順

製品パッケージをアンインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「アンインストール (Uninstall)」をクリックします。
  3. 「パッケージのアンインストール」ページで、アンインストールする製品パッケージを「インストール・パッケージ (Installation Packages)」リストから選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページでアンインストールするパッケージのリストを確認し、「アンインストール」をクリックします。 パッケージが除去された後、「完了」ページが表示されます。
  5. 「完了」をクリックします。

IBM Installation Manager のアンインストール

この手順で IBM Installation Manager をアンインストールできます。

始める前に

IBM Installation Manager をアンインストールするには、IBM Installation Manager によってインストールされた製品をはじめ、すべてのパッケージをアンインストールしておく必要があります。Installation Manager のアンインストールを試行する前に、そのプログラムを閉じる必要があります。 Installation Manager をインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、コンピューターにログインする必要があります。

このタスクについて

Installation Manager をアンインストールするには、以下の手順に従います。

特記事項

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、 その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について 実施権を許諾することを意味するものではありません。 実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒242-8502
神奈川県大和市下鶴間1623番14号
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM および その直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの 状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の 瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものと します。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、 改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、 便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものでは ありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様自身の責任でご使用ください。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Department
IBM Corporation
Silicon Valley Lab
555 Bailey Avenue
San Jose, CA 95141-1003
U.S.A.

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資 料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、 またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向性および指針に関するすべての記述は、予告なく変更または撤回される場合があります。これらは目標および目的を提示するものにすぎません。

商標

IBM、IBM ロゴ、および ibm.com は、International Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 これらおよび他の IBM 商標に、この情報の最初に現れる個所で商標表示 ((R) または tm) が付されている場合、これらの表示は、この情報が公開された時点で、米国において、IBM が所有する登録商標またはコモン・ロー上の商標であることを示しています。このような商標は、その他の国においても登録商標またはコモン・ロー上の商標である可能性があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。

Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。


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