あなたが作成している port の構築、実行、
または配布ファイルの展開に Java™ 開発キット (JDK)
が必要なら、USE_JAVA
を定義してください。
Ports Collection には、さまざまなベンダの JDK
のいろいろなバージョンがあります。
あなたが作成している port
がその中のいずれかのバージョンを使わなければならないなら、
どれを使うか指定できます。最新のバージョンは、
java/jdk14
です。
変数 | 意味 |
---|---|
USE_JAVA | この後の変数を有効にするには、 この変数を定義しなければなりません。 |
JAVA_VERSION | スペースで区切られた、適合する Java
のバージョン一覧。"+"
を使ってバージョンの範囲を指定することもできます
(使える値は、
1.1[+] 1.2[+] 1.3[+] 1.4[+] )
です)。 |
JAVA_OS | スペースで区切られた、その port に適合する JDK
port の OS 一覧。(使える値は、
native linux ) です。 |
JAVA_VENDOR | スペースで区切られた、その port に適合する JDK
port のベンダの一覧。(使える値は、
freebsd bsdjava sun ibm blackdown )
です。 |
JAVA_BUILD | この変数が設定されていると、選択した JDK を、その port の構築依存性に追加します。 |
JAVA_RUN | この変数が設定されていると、選択した JDK を、その port の実行依存性に追加します。 |
JAVA_EXTRACT | この変数が設定されていると、選択した JDK を、その port の展開依存性に追加します。 |
USE_JIKES | その port の構築に jikes
バイトコードコンパイラを使うべきかどうかを示します。
この変数に何の値も設定されていない時は、port は
jikes が使えたら構築に利用します。
jikes の利用を明示的に禁止したり、
強制したりすることも可能です ('no'
か 'yes' を設定してください)。
後者の場合は、devel/jikes
が port の構築依存性に追加されます。 |
以下は、USE_JAVA
を設定した port で行われる設定の一覧です。
変数 | 値 |
---|---|
JAVA_PORT | JDK port の名称 (例:
'java/jdk14' )。 |
JAVA_PORT_VERSION | JDK の完全なバージョン (例:
'1.4.2' )。最初の数字
2 つだけしか必要でなければ、
${JAVA_PORT_VERSION:C/^([0-9])\.([0-9])(.*)$/\1.\2/}
を使ってください。 |
JAVA_PORT_OS | JDK port が利用する OS (例:
'linux' )。 |
JAVA_PORT_VENDOR | JDK port のベンダ (例:
'sun' )。 |
JAVA_PORT_OS_DESCRIPTION | JDK port が利用する OS の説明 (例:
'Linux' )。 |
JAVA_PORT_VENDOR_DESCRIPTION | JDK port のベンダの説明 (例:
'FreeBSD Foundation' )。 |
JAVA_HOME | JDK がインストールされているディレクトリのパス
(例: '/usr/local/jdk1.3.1' )。 |
JAVAC | 使用する Java コンパイラのパス (例:
'/usr/local/jdk1.1.8/bin/javac'
または
'/usr/local/bin/jikes' )。 |
JAR | 使用する jar ツールのパス (例:
'/usr/local/jdk1.2.2/bin/jar'
または
'/usr/local/bin/fastjar' )。 |
APPLETVIEWER | appletviewer
ユーティリティへのパス (例:
'/usr/local/linux-jdk1.2.2/bin/appletviewer' )。 |
JAVA | java 実行ファイルへのパス。
Java プログラムの実行にはこれを使ってください (例:
'/usr/local/jdk1.3.1/bin/java' )。 |
JAVADOC | javadoc
ユーティリティプログラムへのパス。 |
JAVAH | javah
プログラムへのパス。 |
JAVAP | javap
プログラムへのパス。 |
JAVA_KEYTOOL | keytool
ユーティリティプログラムへのパス。
この変数は、JDK が Java 1.2
以上の場合のみ利用可能です。 |
JAVA_N2A | native2ascii
ツールへのパス。 |
JAVA_POLICYTOOL | policytool
プログラムへのパス。この変数は、JDK が Java 1.2
以上の場合のみ利用可能です。 |
JAVA_SERIALVER | serialver
ユーティリティプログラムへのパス。 |
RMIC | RMI スタブ/スケルトンジェネレータ
rmic へのパス。 |
RMIREGISTRY | RMI レジストリプログラム
rmiregistry へのパス。 |
RMID | RMI デーモンプログラム rmid
へのパス。この変数は、JDK が Java 1.2
以上の場合のみ利用可能です。 |
JAVA_CLASSES | JDK クラスファイルが入っているアーカイブへのパス。
JDK 1.2 以降では、これは
${JAVA_HOME}/jre/lib/rt.jar です。
それより前の JDK は、
${JAVA_HOME}/lib/classes.zip
を使います。 |
Port のデバッグ情報を得るのに、
java-debug
make ターゲットが使えます。
これは、前述の変数の多くについて値を表示します。
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