インストールするディストリビューションセットを選択します。 これは使おうとするシステムや利用可能なディスクの容量に依存します。 最小構成のインストールから全てのインストールまでのオプションがあらかじめ用意されています。 UNIX® や FreeBSD に慣れてない人はほぼ間違いなくこれらの用意されたオプションのうちの 1 つを選ぶべきです。 ディストリビューションセットのカスタマイズは、主としてより経験を積んだユーザーのためにあります。
F1 キーを押すとそのディストリビューションセットのオプションやそれらが何を含んでいるかというより詳しい情報が表示されます。 ヘルプを見終わった後には、 Enter キーを押すことでディストリビューションの選択メニューに戻ることができます。
グラフィカルユーザインタフェースを望む場合には、 FreeBSD のインストール後に X サーバについての設定とデフォルトデスクトップの選択を行ってください。 X サーバのインストールや設定に関する詳細な情報は 6章X Window System にあります。
カスタムカーネルをコンパイルする予定ならばソースコードを含むオプションを選択します。 なぜカスタムカーネルを構築するのか、またカスタムカーネルの構築方法に関しては 9章FreeBSD カーネルのコンフィグレーション を参照してください。
当然ながら、全てを含むシステムが最も多くのことを行えます。 十分なディスクスペースがあるならば、図3.25「ディストリビューションの選択」 で示されるように を矢印キーで選択し、 Enter を押します。 ディスクスペースに懸念があるならば、状況に合ったよりふさわしいオプションを選択します。 インストール後にそのほかのディストリビューションを加えることができるので、 完璧な選択をしようとして悩まないでください。
お望みのディストリビューションを選ぶと、 FreeBSD Ports Collection をインストールするかどうかを尋ねてきます。 Ports Collection とは、簡単にソフトウェアをインストールする方法です。 これはソフトウェアをコンパイルするのに必要なソースコードを含みません。 その代わり、サードパーティ製のソフトウェアパッケージを自動的にダウンロード、コンパイル、インストールを行うためのファイルの集まりです。 5章アプリケーションのインストール - packages と ports で Ports Collection の使用方法が解説されています。
インストールプログラムはディスクに十分な空き容量があるかどうかをチェックしませんので、 十分な空き容量がある場合のみこのオプションを選択してください。 FreeBSD 9.2 では、FreeBSD Ports Collection は、約 500 MB のディスク容量を必要とします。 より最新の FreeBSD のバージョンでは、安全のためもう少し大きなサイズを想定してください。
Ports Collection をインストールするなら Enter キーを押して先に進みます。 ディストリビューションの選択メニューが再度表示されます。
を、このオプションを選択しないのであれば を矢印キーで選んでください。オプションを選択したら矢印キーで Enter を押して先に進んでください。
を選び、 がハイライトされていることを確認し、本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、
ドキュメント を読んだ上で
<questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。
本文書に関する質問については、
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